そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

加計学園の獣医学部開設は行政が歪められて認可された疑いは深まるばかりである

2017-11-15 | 森友・加計問題
やっと開かれた半年ぶりに開催された衆院文部科学委員会は、滑稽としかいいようなない政府の対応である。質疑時間を増やしてもらった与党からは、義家前文科副大臣が質問に立った。この問題の政府側の当事者ともいえる人物である。散々野党と前川元政務次官をこけおろして、政府を持ち上げ自説をとうとうと述べる演説を行った。質問と思われるものは微塵もない、政府の持ち上げと確認だけである。与党には質問することなど元々存在しない。それが当事者となれば、今回のようなお笑いネタのようなことになる。与党は政策立案に係わっているし、提案前の取り組みも可能であり、質問することなどないことを、義家は証明したに過ぎない。
立憲民主党の逢坂誠二氏の質問は、政府は冒頭から躓いた。逢坂氏は獣医学部新設の検討に際し閣議決定された4条件の1番目について、誰がどのような事実に基づき判断したのかと質問したが、全く中身が出てこない。石破4条件と言われるものであるがその(1)とは、『現在の提案主体による既存獣医師養成でない構想が具現化』と言う内容である。
この条件をどういう経緯で認めたのかその経緯を示せというのであるが、具体的な内容はなく議事録はしないというのである。公表すると公平な審議ができないという回答である。
1の条件についは、加計学園が提示した計画はことごとく、国公立大学ですでに行われていることばかりである。むしろ京都産業大学が、京都大学の医学部と提携するとした内容の方が、よほど斬新で(1)の条件に合致していた。京都産業大学は他の答申内容も加計学園とは比較にならないほど充実した内容であるといえる。

その一方で、韓国ではすでに認可が下りる前から学生の募集を始めている。更には、奨学金までつけるという日本では考えられない大盤振舞である。これは明かな違法行為である。
四国に獣医学部がないことを申請の一つに挙げていたが、韓国での募集行為がこれに反する。たった一年教鞭に立ったノーベル賞受賞学者がいたが、これを根拠にノール賞受賞者を輩出した学園と宣伝している。上記の絵は開学は新聞トップ記事で扱われていると説明している。韓国では何もかもがやりたい放題である。しかも20人の枠は決めているようである。あちこちぼろが露呈されて認可の理由すらなくなった加計学園の獣医学部開設である。今からでも遅くはない。認可を取り消すべきである。
コメント (7)
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