そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

不良学園開学の宣伝を全国紙の一面でやるとは、世も末じゃ

2017-11-18 | 森友・加計問題

日本最大の出版部数を誇る読売新聞が、今日の新聞で加計学園獣医学部解説のコマーシャルを前面で行った。通常こうしたコマーシャルは数誌が同時に行うものであるが、読みうるだけである。ひょっとすると産経もやるかもしれないが、今のところは読売だけである。
いくら政府のお抱え新聞であってもこれややりすぎである。認可から僅か4日目のことである。数多くの違法行為、不正行為を重ねて利権を、お友達間で分け合う構造は、開学そのものが問われるものである。
託されたミッションと謳いあげているが、加計学園のミッションは安倍晋三との関係を明することであり、利権を食い物にする企業個人を公表することがミッションであろう。そもそも加計孝太郎は全く顔を出さない。彼ら存在するのは開学中止のミッションしかない。
学生が集まらないようなので、韓国にまで学生探しに行くざまである。おまけに奨学金の優遇を受けるようである。学生募集の時点で明らかな、質の低下が分かるというものである。この一面の宣伝費は、5000万円にもなるそうである。だれが負担するのだろう。経営が行き詰っている加計学園がこんなところに無駄金を使うのだろうか。それとも安倍晋三の憲法改正試案を無料でやったように、金をもらわないのかもしれない。

読売新聞は、安倍晋三が憲法9条に3項を設け自衛隊を憲法に明記すると、これまた一面広告をした安倍晋三お抱えの新聞である。自民党内でも憲法審議会でもこれまで全く出てこなかった、試案と言うにはあまりにも稚拙で唐突で矛盾だけの改憲案であるが、それを国会で読めと答弁をしなかった、安倍信三である。特定の新聞を読んでから来いという、横柄な態度で居直った安倍晋三ご推奨した読売り新聞である。
こんな新聞が日本最大の販売部数ひいては世界最大であろうが、この国のレベルが知れるというものである。読売はナベツネ(渡邉恒雄)が支配するようになってから一層右傾化が激しくなった。安倍が政権を握ってからも唐突と思えるように、長嶋と松井に国民栄誉賞を与えて、二人で悦に入ったりした。かつては共産党員だったナベツネはその反動としての右傾化は怨念すら感じる。
昭和と同じ年だからもう92歳である。ごろつき右翼のナベツネもこのところおとなしくなったが、自説にそぐわない論説委員は平気で首にして、読売の右傾化の浄化を続けていて、今回のような宣伝を恥ずかしげもなくやるのである。これでは彼ら右翼が嫌う、かつての社会主義国家の、御用新聞と出してしまっていることすら、恥とは思わないのであろう。権力に追従する日本のメディアは、海外でも奇異に映り、報道の自由度が極めて低い現状である。
ともかく加計学園の宣伝を紙面前面でする新聞がこの国にあることを、極めて恥ずかしく思うものである。

コメント (7)
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