そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

北朝鮮を再度テロ支援国家に指定したトランプ、更に解決を遅らせる

2017-11-21 | 安倍晋三
トランプが再度、北朝鮮を「テロ支援国家」に指定した。味絵歴訪の成果を自賛したトランプであるが、中国の北朝鮮への懐柔策の成果を見ることなく、テロ支援国家に指定したのである。北朝鮮の思惑は良くは解らないが少なくともこの4ヶ月ほどはおとなしくしている。言葉で詰る以外の行為はやっていない。何かあるの顔勘繰りたくなるようなおとなしさである。ここ間に、政権内の主要ポストの人物の粛清をやっていたようであるが、それが何か不穏な北朝鮮の動きかどうかは良くは解っていない。
しかし、トランプのこうした唐突で刺激的なやり方は、かえって金正恩の神経を逆なですることになる。経済制裁の効果はかなり深刻なようであるが、それでもトランプや安倍が望むような結果は出てはこないであろう。
北との対話を掲げて勝利した文大統領も、テロ支援国家の再指定は歓迎している。アメリカへの配慮であろうが、金正恩は外交交渉などしたことがない。親もそうであったが、彼らには交渉の内容よりもメンツこそが優先される。トランプも何度か褒めたような言葉をツィートしてはいたが、結局はなんにも考えない強硬策の方が楽なのである。
テロの意味が良く解らないが、北朝鮮はテロをこれまで繰り返してきた。しかし、アメリカが繰り返してきたテロ行為程、大規模なテロを北朝鮮はやるだけの国力がない。
シリアのアサド大統領が、北朝鮮に祝電を送っている。黒いつながりと言うか、敵の敵は味方という関係になってします。トランプは世界のすべてを、安倍晋三の日本のようにしたいのだろうが、国家は不都合なことがあってもより大きな国家が小さなな国家を認めなければ問題は解決することはない。しかもトランプと金正恩は同レベルの権力者である。彼らが未来を拓くことはなく、過去の資産の食いつぶししかできない権力者である。トランプには譲る気もないだろうが、核の所有を認めることしか解決への糸口はない。
コメント (2)
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