市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

オサカベ自動車の口利き道路を、理由説明書で否定してきた岡田市政の厚顔無恥

2009-12-17 23:40:00 | 協立精工北の市道工事の摩訶不思議
■安中市岩井地区に進出を目指すオサカベ自動車のために口利き道路を作った岡田義弘市長に対し、口利きの事実を確認するために、当会では平成20年9月14日付で、次の内容の行政文書開示請求を岡田市長に行っておりました。

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【開示請求行政文書】
岩井地区の東邦亜鉛安中精錬所隣接地に、高崎市並榎町のオサカベ自動車が進出するための便宜を図るために、平成21年1月25日に市道岩35号線道路改良工事の入札で内田組が落札して工事が施工され、3月末までに終了したようだが、年度を過ぎてもまだ開通の気配がない。これについて、次の件に関する一切の情報。
①異例尽くしのこの事業手続きの背後に、地元では政治関係者あるいは政党関係者の口利きがあったとする未確認情報がある。よって、そうした口利きに関わる一切の情報。
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■しかし、安中市から、9月25日付で到来した回答は、「この件に関する情報は、一切ありません」とする行政文書不存在通知でした。

 そこで、安中市に対して10月13日付けで、異議申立書を提出していたところ、先日、ようやく、安中市情報公開・個人情報保護審査会に諮問がされました。

 そして、このほど、12月15日付けで、審査会から、「安中市から理由説明書が出されたので、それに対する意見や反論があれば審査の資料としたいので、平成22年1月15日までに意見書を提出するように」という通知がきました。

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【審査会からの通知】
平成21年12月15日
異議申立人 小川 賢 様
    安中市情報公開・個人情報保護審査会 会長 釆女 英幸
情報公開に係る異議申立言に対する実施機関の理由説明書の送付及び意見書の提出依頼について
 平成21年10月13日付けで提出された情報公開に係る異議申立書に対し、実施機関(安中市長:建設部土木課)から諮問があり、当該決定に係る理由説明書の提出を受けましたので、別紙のとおり送付いたします。
 この理由説明書に対する意見又は反論があるときは、審査の資料としたいので、意見書(書式任意)をご提出くださいますようお願いいたします。
 なお、不明な点がございましたら、下記事務局までご連絡ください。
意見書提出期日  平成21年1月15日(金)までにお願いします。期日までに提出できない場合は、事務局までご連絡ください。
    事務局  安中市総務部秘書行政課文書法規係
         Tel(027)382-1111
         内線1043
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■上記の通知書と一緒に同封されていた、安中市土木課の理由説明書は次の通りです。

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【情報公開に係る異議申立書に対する理由説明書】
 市道岩35号線の道路改良工事は、通り抜けできるよう道路を整備することで利便性が向上し、周辺の土地利用が進み地域の活性化が図られ、企業進出等による雇用の創出や税収確保も期待されることから、道路管理者として地元の要望及び必要性を考慮した上で事業を実施いたしました。
 また、議員等からの口利きに関しては、全国では、条例や要領、規則等を定めて対応している自治体(群馬県では、平成21年4月1日から「職務に関する働きかけに対する対応要綱」を施行したところです。)もありますが、安中市においては、このような条例等は現在制定されておりません。したがいまして、本件の口利きに関して市が作成した記録は、一切存在いたしません。
 よって、当該事業の実施は、道路管理者の判斯によるもので、異議申立人が、政治関係者あるいは政党関係者の口利きがあったとする見方がされているという主張は、伝聞証拠又は根拠のない情報に基づくものであり、安発第13612号平成21年9月25日付け「行政文書不存在通知書」ご回答のとおり、「政治関係者あるいは政党関係者からの口利きに関する情報」は、当初より市には不存在です。
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■驚いたことに、当会の指摘に対して、「伝聞証拠或いは根拠のない情報」だと断定しています。岡田市長の率いるイエスマン集団ですから、当然、オサカベ自動車に対する口利きがあったことは、全面否定してくると思っていましたが、案の定です。

 岡田市長は、「道路管理者として、メリットがあると判断して事業を実施した」と釈明していますが、何度陳情しても、村の生活道路がよくならないのに、なぜ、人も車も通らない、東邦亜鉛の廃棄物処分場に隣接した場所に、道路を通す必要があるのか、また、オサカベ自動車の土地は既に農免道路に面しているにもかかわらず、なぜ、馬入れを広くしたのか、その経緯について、きちんとした庁内会議や議会説明に関する何の情報開示もないまま、正当化しようとする岡田市長の姿勢こそ、口利き等がまかりとおる不公平な安中市の行政を示唆しているのではないでしょうか。

 意見書の提出期限である来年1月15日までに、じっくりと口利き行政の問題点について、意見書をしたためる予定です。

【ひらく会情報部】

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