■一昨年の今日、平成20年8月3日(日)早朝、東京都板橋区熊野町の首都高5号線下り線と中央環状線外回りの合流地点で、首都高史上最大の物損事故が発生しました。5号線を走っていたガソリンと軽油を満載したタンクローリーがカーブを曲がりきれずに横転し、側壁に衝突して炎上し、約3時間半後に火は消し止められましたが、路面や側壁などが長さ数百メートルにわたって燃え、下り線の上に上り線が走る2階建て構造のため、熱で上り線の鋼鉄製の桁が変形し、路面が約40mにわたって、最大で約70cmほどV字型に沈下し、隣接するマンションの外壁も焼けるなどする大事故でした。
あれから2年経過しましたが、首都高がこれまで事故を起こした運輸会社に損害賠償請求をしたという報道は確認できていません。
■そこで、久しぶりに首都高に対して、この件で情報開示請求を行いました。
**********
【開示の求め】
平成22年8月3日
首都高速道路株式会社 御中
氏名 市政をひらく安中市民の会 事務局長 小川賢
住所 群馬県安中市野殿980
連絡先電話番号 (略)
開示の求め
下記のとおり貴社の保有情報の開示を求めます。
記
1 開示を求める保有情報の内容と開示を求める理由
開示を求める内容(お求めの情報が特定できるよう、具体的にご記入ください。)
平成20年8月3日(日)早朝に発生したタゴ運輸所有の大型タンクローリーによる横転炎上事故で、同年10月14日に記者会見した佐々木克己社長は「損害が経営に与える影響は小さくない。賠償請求をきちんとやりたい」と述べた件に関して、これまでに首都高やガソリン等を運搬した荷主らに対して為した賠償請求にかかる一切の情報。
開示を求める理由(お求めの理由から情報が特定できる場合がありますので、できるだけご記入ください。)
当会は、タゴ運輸の経営者の実兄が1995年5月18日に発覚した地方自治体としては史上最大の51億円横領事件の真相追及と再発防止に取り組む市民団体ですが、多胡運輸の経営者もこの事件にかかわっていることから、首都高史上最悪の物損事故である本件の推移を知りたくて開示を求めます。当会はあくまで首都高の物損軽減に尽力します。
2 希望する開示の実態の方法(ア又はイに○印を付けてください。)
ア 事務所において交付 イ 送付
以上
**********
↑首都高がテナントとして入っている日土地ビル。↑
↑エレベータで9階へ。↑
↑首都高受付のある日土地ビル9階フロア。↑
■首都高では、6月10日に平成22年3月期の決算報告を行い、同社のホームページ上でも公開していますが、約45億円と発表されたタンクローリー横転炎上事故の損害についてはどこにも、何も書かれていません。
首都高が、本件について、多胡運輸に賠償請求しなくても経営上、問題ないのであれば、この事故以降、同種の物損事故が発生した場合、損害賠償は一切する必要がないか、あるいは、できないことを意味します。その理由については、今回の情報開示請求の結果を見て、あらためて、推察したいと思います。
【ひらく会情報部】
あれから2年経過しましたが、首都高がこれまで事故を起こした運輸会社に損害賠償請求をしたという報道は確認できていません。
■そこで、久しぶりに首都高に対して、この件で情報開示請求を行いました。
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【開示の求め】
平成22年8月3日
首都高速道路株式会社 御中
氏名 市政をひらく安中市民の会 事務局長 小川賢
住所 群馬県安中市野殿980
連絡先電話番号 (略)
開示の求め
下記のとおり貴社の保有情報の開示を求めます。
記
1 開示を求める保有情報の内容と開示を求める理由
開示を求める内容(お求めの情報が特定できるよう、具体的にご記入ください。)
平成20年8月3日(日)早朝に発生したタゴ運輸所有の大型タンクローリーによる横転炎上事故で、同年10月14日に記者会見した佐々木克己社長は「損害が経営に与える影響は小さくない。賠償請求をきちんとやりたい」と述べた件に関して、これまでに首都高やガソリン等を運搬した荷主らに対して為した賠償請求にかかる一切の情報。
開示を求める理由(お求めの理由から情報が特定できる場合がありますので、できるだけご記入ください。)
当会は、タゴ運輸の経営者の実兄が1995年5月18日に発覚した地方自治体としては史上最大の51億円横領事件の真相追及と再発防止に取り組む市民団体ですが、多胡運輸の経営者もこの事件にかかわっていることから、首都高史上最悪の物損事故である本件の推移を知りたくて開示を求めます。当会はあくまで首都高の物損軽減に尽力します。
2 希望する開示の実態の方法(ア又はイに○印を付けてください。)
ア 事務所において交付 イ 送付
以上
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↑首都高がテナントとして入っている日土地ビル。↑
↑エレベータで9階へ。↑
↑首都高受付のある日土地ビル9階フロア。↑
■首都高では、6月10日に平成22年3月期の決算報告を行い、同社のホームページ上でも公開していますが、約45億円と発表されたタンクローリー横転炎上事故の損害についてはどこにも、何も書かれていません。
首都高が、本件について、多胡運輸に賠償請求しなくても経営上、問題ないのであれば、この事故以降、同種の物損事故が発生した場合、損害賠償は一切する必要がないか、あるいは、できないことを意味します。その理由については、今回の情報開示請求の結果を見て、あらためて、推察したいと思います。
【ひらく会情報部】
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