市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

東電の毒牙から赤城山と県土を守れ!…住民の直訴メールに「悪臭確認できず」と回答した前橋市長の嗅覚度

2017-12-26 22:54:00 | 前橋Biomass発電問題・東電福一事故・東日本大震災
■年明けにも稼働開始すると見られている東電グループの関電工による前橋バイオマス発電事業は、11月に入り、いよいよ設備の試運転を開始しており、既に施設から白煙が立ち上る光景が周辺住民の皆さんにより何度も目撃されています。それとともに、同施設から異臭が漂ってくることから、ボイラの燃焼テストのたびに重油かなにかを燃やしている可能性が指摘されています。そのため、地元住民が「安全な街、前橋を創る」をマニフェストのひとつに掲げる山本龍・前橋市長に直訴メールを12月11日に発信していました。
※参考URL:山本りゅう&You「安全な街、前橋を創る」
http://www.yamaryu.net/?page_id=885

水と緑と詩のまち「まえばし」市環境都市宣言の石碑。市役所前に立っている。

*****市長への発信メッセージ*****
From: ○○ ○○ <xxxxxxxxxx@yahoo.co.jp>
日付: 2017年12月11日 12:52
件名: 異臭の件
To: "shiseihasshin@city.maebashi.gunma.jp" <shiseihasshin@city.maebashi.gunma.jp>

山本市長様

いつも市民の福祉の向上にご尽力されており感謝いたします。

さて、先日から自宅周辺に重油を燃やしたような異臭が続いております。住民は、気持ちが悪いと口をそろえて言っています。
今後こういうことが二度と起こらないように、業者の指導をお願いいたします。

異臭の出所は、前橋バイオマス発電の方からの様です。

前橋市鼻毛石町××××
○○○○
**********

 すると半月後の12月26日になって、ようやく次の内容のメールが送られてきました。送りもとは前橋市市政発信課です。

*****市長からのメール*****
From: 前橋市市政発信課 <shiseihasshin@city.maebashi.gunma.jp>
To: ○○ ○○ <xxxxxxxxxx@yahoo.co.jp>
Date: 2017/12/26, Tue 15:50
Subject: 市長への手紙について(回答)

                       平成29年12月26日

 ○ ○ ○ ○ 様

 このたびは、異臭に関するご連絡をいただきありがとうございます。

 メールにありました異臭についてですが、環境政策課で現場に赴き周辺の状況を調査しましたが、ご連絡の状況については確認できませんでした。

 前橋バイオマス発電所につきましては、市としては事業者が定めた自主管理基準が守られているか確認することとしておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

                     前橋市長 山 本   龍

 この回答のお問い合わせ先は、環境政策課 環境保全係です。
   電話 027-898-6294
   電子メール  kankyou@city.maebashi.gunma.jp
**********

 安全な街づくりを標榜する市長からの思いもよらない返事に、地元住民は次のメールで念押しをしました。

*****市長への送信メッセージ*****
From: ○○ ○○ <xxxxxxxxxx@yahoo.co.jp>
日付: 2017年12月26日 17:04
件名: Re: 市長への手紙について(回答)
To: 前橋市市政発信課 <shiseihasshin@city.maebashi.gunma.jp>

山本市長様

早速現地に行かれ状況確認ありがとうございます。
特に問題ないとのことで安心しています。二度とこういうことが無いよう調査してくださり、前橋市が保障していただいたものと判断いたします。
ありがとうございます。

素人ながら私が思うに、発電を停止し、再稼働させる際に灯油を燃やしてチップを燃焼させる際の灯油の排ガスの匂いではないかと想像がつきます。

前橋バイオマス発電の人たちに、異臭の聴取は、していただいたのでしょうか。

しかし、前橋市として、問題ないと判断したのでしょうから、二度と起きないことを願っておします。住民の生活の安心のために・・・

前橋市鼻毛石町××××
○○○○
**********

■水と緑と詩のまち「まえばし」を、ゆめゆめ放射能まみれのまちにしないようにしてもらいたいものです。前橋市長にはその責務を痛感し、実践してもらわなくてはなりません。しかし、これまでも、今回も、その願いは届くに至っておりません。

 ところで先日、有識者との懇談の場で、「関電工の社員の皆さんは、電磁波による影響を受けている」という話が出きました。「そのため配偶者にも影響すると見えて、子どもさんにも奇形が多く発出している」ということを聞きました。もしこれが本当であれば、今回、放射能汚染間伐材を大量に長期間燃やし続けるこの亡国事業では、電磁波の影響に加えて、放射能の影響を受けることになります。自社の社員の皆様の健康も守られなくてはなりませんが、同社の営利とは全く無関係の群馬県民に、そのようなリスクを負わせることは絶対にあってはならないことです。

 当会は、微力ながら、営利目的のために大切な群馬県の県民の生活環境と、群馬県の象徴である赤城山の自然環境が脅かされることを抑止すべく、全力を挙げてこの亡国事業の撤回を東電グループや行政に求めてまいります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

コメント (2)
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