市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

裁判で無敗を誇ってきた岡田市長が、フリマ裁判の控訴審で初めての土

2011-07-14 16:58:00 | 安中フリマ中止騒動
■安中市で15年間継続して開催され、北関東最大とまでいわれていたフリーマーケットin安中。そのフリマ主催者の未来塾と岡田義弘市長との間で、平成19年9月10日に市長室で開かれた意見交換会のやりとりを、岡田市長が平成19年12月広報紙で虚偽の内容を掲載して未来塾と未来塾代表のイメージダウンを図った事件(事件番号:平成20年(ワ)第49号)は、提訴から20ヶ月目の平成22年5月27日(木)に前橋地裁で判決が下されたました。その後、未来塾では直ちに控訴手続きをとり、以降、東京高裁で控訴審が続けられていましたが、このたび、7月13日に、東京高裁は、安中市に5万円の賠償を命じました。

 このことを報道した東京新聞の記事の内容を見てみましょう。


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安中市に賠償命令 フリマ訴訟で高裁
2011年7月14日
 安中市の広報誌に掲載された記事で名誉を傷つけられたとして、市民団体「地域づくり団体未来塾」側が市側に計8百万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁の大竹たかし裁判長は7月13日、請求棄却の一審前橋地裁高崎支部判決を変更、五万円の支払いを命じた。
 判決によると、未来塾と市は2007年9月にフリーマーケット開催をめぐり市長室で意見交換、同年12月21日付の広報誌に内容が掲載された。
 大竹裁判長は、記事のうち、未来塾側が冒頭から「目を見て話をしろ」と怒鳴り、市側が「静かに話をしましょう」と応じた、との部分について「真実とは認められず、未来塾の社会的評価を低下させた」と指摘。名誉毀損(きそん)の程度などから認容額は5万円とした。
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■前橋地裁での一審の模様は、当会のブログで一部始終報告しておりますが、当時、判決を出した裁判長の松丸信一郎は、1994年に発生した松本サリン事件で、当時、松本簡易裁判所判事であった松丸は、長野県警の請求に対して第一通報者である河野義行宅の捜索令状を出して、世紀の太冤罪事件の発端を作った御仁でした。

 したがって、東京高裁は極めてリーズナブルな判決を下したわけですが、ことほどさように、群馬県の司法はねじ曲がっていることが浮き彫りにされました。

 今後、岡田市長が最高裁に上告するかどうかは、あと2週間経過してみないと分かりませんが、もし、上告をあきらめ、判決が確定した場合、安中市の公金から5万円が支出されることになり、しかもそれは岡田市長のウソの公文書が発端となったことから、公金の不当な支出に当たる可能性があります。

■当会では、この点について、きちんと住民監査請求をすることにしています。

 なお、当会が、タゴのお宝である絵画等6点についてのビジュアル情報について、岡田義弘・安中市土地開発公社が岡田義弘・安中市長に情報を開示しないため、安中市には当該情報が不存在だから、ということで、市民への開示を拒否した事件で、先日、当会が前橋地裁に提訴していた平成23年(行ウ)第10号公文書不公開処分取消請求事件は、7月20日(木)午前10時30分から前橋地裁の第21号法廷で初公判が開かれますが、このほど、くしくも7月13日に、安中市から答弁書が送られてきました。本件について争うつもりのようです。また、安中市は訴訟代理人として、市の顧問弁護士である渡辺明男氏を起用していることが判明しました。

【ひらく会事務局】


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注目の大沢不倫知事の釈明記者会見・・・「愛人関係」の「意味が分からない」で親族の心中やいかに

2011-07-14 12:43:00 | 県内の税金無駄使い実態
■昨日7月13日の午後、同日発売の週刊新潮の記事をめぐる内容で、大沢正明群馬県知事が臨時の記者会見を開きました。それを報じたTBSの画像報道です。
http://www.youtube.com/watch?v=Svaxt8wrpwQ
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 この記者会見で、「県民の皆様の信頼を傷・・・付けることになったことに対しまして深くお詫びを申し上げます」と険しい表情で陳謝する大沢正明知事。実は大沢知事は、今日発売の週刊誌で、50代の独身女性を知事公舎に宿泊させたと報じられたのです。
知事は会見で、この女性は大沢知事が運営する老人ホームの幹部職員で、宿泊の疑惑が持たれた今月8日は、業務報告のために知事公舎を訪れたと説明しました。
「迂闊にも、酒を飲んでしまいまして、いつの間にか相当酔って寝てしまったところでありまして、宿泊させた・・・ことは事実でございます」
大沢知事は女性を公舎に宿泊させたことを認めたうえで、その理由を“酒を飲んで眠ってしまったため”と説明しました。
当事者の大沢知事。女性は愛人なのか?と問われると「愛人ではございません」。
「論理的な問題があるんじゃないかな、と思うんですけれども」と女性記者に問われた大沢知事は、「・・思いますね」と答えました。
「奥様はなんとおっしゃっているのですか」
「まあ・・・誤解を招くことは許しがたい・・・そうに・・・強烈にお叱りを受けております」と消え入りそうな声で答えた。
大沢知事は、反省した上で、職務に邁進したいとして続投を表明しました。
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■この記者会見について、産経新聞は次のように報じています。

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酔いつぶれ「明日送っていくよ…」
群馬県知事、県公舎管理規則違反に「今後は慎まなければ」
 知事公舎に愛人を宿泊させたと週刊新潮で報じられた群馬県の大沢正明知事は7月13日の記者会見で女性との宿泊は認めたものの、愛人関係は真っ向から否定した。だが、週に1、2回しか使用しない公舎で、月に1度は公務外の私的理由で女性と面会。公舎管理規則に違反して「誠に申し訳ない」と反省するそぶりを見せた大沢知事だが、ほとんど利用しない公舎の廃止にまでは踏み込まなかった。(森本充)
 大沢知事は、東日本大震災や福島第1原発事故の対応を協議する全国知事会を7月12日に途中欠席して、“火消し”の緊急記者会見に臨んだ。神妙な面持ちで「県民のみなさまの信頼を傷つけることになり、深くおわびします」と頭を下げた。
 大沢知事によると、7月3日の知事選で再選を果たした後、初登庁した7月8日に女性を宿泊させた。自らが顧問を務める社会福祉法人の経理報告に同日夕に訪れた女性と、再選を祝して酒を飲み続けるうちに、酔いつぶれて「寝てしまった」という。
 大沢知事が目を覚ましたのは同日午後11時ごろ。女性が迷っていると、大沢知事が「明日送っていくよ」と女性に宿泊を促した。タクシーを呼ぶことも可能だったが、大沢知事は「女性とは家族ぐるみの付き合いで対応がルーズだった」と発言、“親密な関係”であることを自ら認めた。
 女性が、公舎に入る際に猛暑にもかかわらず、ダウンジャケットをかぶり周囲を気にするそぶりをみせていた点については、大沢知事は「私の立場をおもんばかったのだろう。2人で入ったから…」と述べ、女性の心情を思いやる場面もあった。
 宿泊は、あくまでも「この1回だけ」(大沢知事)というが、業務報告で毎月1度公舎で面会していた。法人施設で説明を受けない理由について、大沢知事は「私が寄るのもいかがなものかなと思って・・・」と説明するのがやっとだった。
 知事公舎を含む県公舎の管理規則では、「使用者は公舎を常に善良な管理者としての注意を持って使用する」とした上で、住居者の家族以外の同居や転貸など3項目の禁止事項を設けている。
 加えて「県公務の円滑運営」「県職員の居住」を設置目的に定義。公務と関係ない女性との宿泊は同規則に違反しているため、大沢知事は「今後は慎まなければならない」とうなだれた。
 だが、県管財課は「知事に直接確認していないが、報道の範囲では規則違反ではない」と主張している。
 大沢知事は5月11日の記者会見で「あれだけ広い公舎はいらない」と知事公舎の必要性を疑問視し、廃止を前提に近く第三者委員会を設置して存廃を議論する方針を示していた。
 ただ7月13日の記者会見では今後の活用について、「(委員会で)検討してもらいたい」と説明したものの、ユニットバスや高い塀を設置して住環境を整えてきたため「改修したばかりでもったいないけど…」と付け加える始末。未練をにじませていた。
(2011.7.13 22:15 産経新聞)
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「愛人ではない」 群馬県知事の会見要旨
 --愛人と会ったのか
 「愛人ではない」
 --女性を公舎に泊めたのか
 「彼女は月に1度、私が顧問を務める社会福祉法人の事業報告をしてくれた。彼女と打ち合わせしながら酒を飲んでしまい、酔って寝てしまった。車の運転ができず、結果的に宿泊させた」
 --週刊新潮の報道では、女性は40回以上宿泊したとあるが
 「意味が分からない」
 --女性との関係は
 「彼女は以前、県議会の嘱託職員をしていた。就職先を探しているという話を聞いて、うちの法人に招いた。十数年来の知人だ」
 --女性がダウンジャケットを着ていた理由は
 「私をおもんばかったのだろう。2人で入ったから…」
 --知事が寝たとき、女性はどうしていたのか
 「ソファにいたのでは。私が気付いたのが午後11時くらいで、『明日送っていくよ』となった」
 --タクシーを呼ぶこともできたはずだが
 「考えるべきだった。女性とは家族ぐるみの付き合いだったので、対応がルーズだった」
 --公舎で報告を受ける理由は
「以前は私が施設に寄っていたが、いかがなものかと思った」
 --知事公舎の存廃は
 「検討してもらいたい。改修したばかりでもったいないが…」
 --知事の処分は
 「そこまで考えていない。よく考えたい」
 --辞職の考えは
 「自分を戒め、県発展のため努力することが私の使命だ」
 --今後酒は控えるか
 「積極的に現場に出ていく。酒の席で真意が出る場合もある」
 --妻からは何と言われたか
 「『誤解を招くことは許し難い』と強烈にお叱りを受けた」
 --退職金を受け取るか
 「検討する」
(2011.7.13 21:30 産経新聞)
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「公舎への女性宿泊報道」受け、群馬県知事が会見 「妻から『許し難い』と叱責」
 群馬県の大沢正明知事(65)は7月13日、前橋市の知事公舎に女性を宿泊させたとする週刊新潮の報道を受けて記者会見。事実を認め「憶測を呼ぶ行動で県民に迷惑をかけた」と謝罪したが、辞職は否定した。知事は7月3日の知事選で再選を果たしたばかり。
 知事によると、女性は自らが顧問を務める社会福祉法人の経理を担当。月に1度、公舎で知事に事業報告をしていたが、今月8日にはソファで2人きりで飲酒、そのまま宿泊した。知事は妻から「許し難い」と叱責されたという。
 昨年から40回以上も女性を公舎に泊め、“愛人”関係にあると記事で指摘された点については「意味が分からない」と釈明した。
 知事が初当選した平成19年以降、公舎では浴室をユニットバスに改修したり塀を高くするなど、税金を使って住環境を整備。にもかかわらず知事は、妻のいる同県太田市の自宅から県庁に通い、公舎は週に1、2度しか使用していなかった。
(2011.7.13 19:03 産経新聞)
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■その他のマスコミもこの醜聞について報道しています。

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群馬知事、女性宿泊認めた!愛人?「意味が分からない」
 群馬県の大沢正明知事(65)は7月13日、前橋市の知事公舎に女性を宿泊させたとする週刊誌報道を受けて記者会見し、事実を認め「誤解や臆測を生む行動で県民に迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝した。減給など、自身への処分については「よく考えたい」としたが、辞職については否定した。
 知事によると、女性は知事が顧問を務める社会福祉法人の職員。7月8日、法人の事業報告のため公舎を訪れ、一緒に酒を飲むうちに知事は眠ってしまい、女性も泊まった。
 昨年から40回以上も女性を公舎に泊め、“愛人”関係にあると記事で指摘された点については「意味が分からない」と釈明。一方で、これまでも女性が月に1回、事業報告に公舎を訪れていたことは認めた。
 大沢知事は7月12、13日に秋田市で開かれた全国知事会議出席のため出張していたが、今回の報道対応で7月12日午後から途中欠席。「(知事会に)ご迷惑をかけるとの思いがあった」と理由を述べた。
 知事公舎をめぐっては、5月の記者会見で、週に1、2回程度しか使っておらず「あのような広い公舎はいらない」と発言していた。
 大沢知事は県議会議長などを経て、2007年に自民党公認で初当選。7月3日の知事選では無所属で再選された。
(2011.07.13 夕刊フジ)
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群馬県知事、公舎に女性泊める 陳謝するも辞職は否定
 群馬県の大沢正明知事(65)は7月13日、前橋市の知事公舎に女性を宿泊させたとする週刊誌報道を受けて記者会見し、事実を認め「誤解や臆測を生む行動で県民に迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝。自身への処分については「よく考えたい」としたが、辞職については否定した。
 知事によると、女性は知事が顧問を務める社会福祉法人の職員。8日、法人の事業報告のため公舎を訪れ、一緒に酒を飲むうちに知事は眠ってしまい、女性も泊まった。
 昨年から40回以上も女性を公舎に泊め、“愛人”関係にあると記事で指摘された点については「意味が分からない」と釈明。
2011/07/13 16:55 【共同通信】
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■このように、我らが群馬県の大沢知事は、いろいろ言い訳を繕っていましたが、声が小さくなり、間が節目がちになるなど、著しく動揺しているさまが映像から見て取れます。

 ここは男らしく認めたほうが、潔かったのではないかと思いますが、親族に平謝りして、なんとか最悪の事態は避けられたのでしょう。だから、しどろもどろであっても、愛人関係は認めませんでした。

■一方、週刊誌の報道記事によれば、「この女性は、大沢知事ともう十数年来の関係にある愛人です。彼が運営する社会福祉法人(明光会)の特養老人ホームで幹部を務めています」(元県議)だとされており、「彼女はいつも四季を問わず、フード付きの上着や帽子で顔を隠し、周りをキョロキョロ見回しながら、こそこそ入っていく。・・・昨年は私が気づいただけで、30回は泊まりに来ています」(隣接マンション住民)と報じられています。

 こうした事実はさておき、問題なのは、自分でも余り使っていないと認めている知事公舎に公金が投入されたことです。

■週刊誌の記事によれば、平成22年3月2日の県議会で、大沢知事は初当選後4ヵ月後から、元の副知事公舎を知事公舎として使っており、そのために改修費を1400万円以上かけ、とくに「高いフェンス」には500万円近くかけたとのことです。

 週刊誌は、この「高いフェンス」のことを、もともとあったブロック塀の上にさらに目隠しのため、木製のフェンスを設えたと記しています。

記事はさらに、「しかもこの公舎の改修費に関しては看過できない点がある。それは、公舎玄関のすぐ近くの中庭に、高さ数メートルの垣根までが設置されたことだ。これは明らかに、知事公舎を訪れる彼女の姿を、周囲のマンションの銃に印などの目からさえぎるための“施策”であろう」と指摘しています。

 さらに公私混同の疑いがかかるのは、施設内のバスルームだとしてます。「300万円近くもかけて、リフォームを行っているんですよ」(県政関係者)というもの。

■大沢知事の記者会見で一番明らかなウソは、「(宿泊は、あくまでも)この1回だけ」(大沢知事)という点です。週刊誌の記者は彼女とのインタビューで、彼女から「泊まるというよりも、説明をしているうちに、その朝の時間になってしまったというのはあると・・・」というコメントを得ているからです。

 また、大沢知事は、彼女との親密な関係を否定しましたが、記事によれば「彼女は独身。もとは前橋に本拠を置く地方銀行の行員だったといいます。事情があって退職した後、昭和の末頃に、ある古株県議のツテで、群馬県議会に嘱託職員として採用され、コピー取りやお茶汲みをしていたんです。そこに大沢さんが県議として当選されて入ってきて、彼女と知り合ったんですよ。ほどなく二人は男女の関係になってしまった。その後、彼が彼女に声をかけ、自分の施設で雇ったのです」(別の元県議)なんだとか。

■それはともかく、首をかしげたくなるのは、上記の新聞記事の中での、群馬県管財課のコメントです。知事公舎を含む県公舎の管理規則では、「使用者は公舎を常に善良な管理者としての注意を持って使用する」とした上で、住居者の家族以外の同居や転貸など3項目の禁止事項を設けており、「県公務の円滑運営」「県職員の居住」を設置目的に定義しているのに、大沢知事が公務と関係ない女性との宿泊をしても、県管財課は「知事に直接確認していないが、報道の範囲では規則違反ではない」と主張しているのです。

 明らかにコンプライアンスに抵触しているにもかかわらず、それを認めようとしない管財課の体質をほうっておくことは、今後のためにもよくありません。

 大沢知事にはきちんと無駄遣いの責任をとってもらい、管財課には、コンプライアンスの認識をもってもらうように、何らかの県民からの強い働きかけが必要だと思います。

【ひらく会情報部】

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