孤独な盲目の老人の家に押し入った若者たちが思いがけない恐怖を味わうさまを描いて全米スマッシュヒットを記録し、日本でもSNSを中心に口コミで評判が広がりロングランヒットとなったホラー「ドント・ブリーズ」の続編。あれから8年。盲目の老人は、惨劇の起こった屋敷でひとりの少女を大切に育てていた。少女と2人だけの生活を誰にも邪魔されないよう、静かに暮らしている老人だったが、少女に向ける表情には言いようのない不気味さが漂っていた。そんな2人の前にある時、謎の武装集団が現れる。彼らが少女を狙って屋敷に踏み入ってきたことから、老人の狂気が再び目を覚ます。前作でフェデ・アルバレス監督とともに脚本を手がけたロド・サヤゲスがメガホンをとり、前作のアルバレス監督も製作・共同脚本として参加。プロデューサーのサム・ライミも続投し、盲目の老人をスティーブン・ラングが再び演じている。(映画.comより)
<2021年8月15日 劇場鑑賞>
主演の男性は同じ人ですが、物語としてはあんまり1作目とつながりはないようです。男性が娘に独白をするシーンで「1」とおぼしき内容が語られますが、別にそこ知らなくても支障はありません。
前作から8年経過し、さすがの元ネイビーシールズの老人も弱っています。また、前作では素人の若者3人組が侵入者だったのに対して、今回の侵入者は元軍人など、プロのワルです。強い、強い。前作で無敵だった老人も、今回はボロボロになります。老人は、なぜか「娘」を育てているのですが、ある犯罪組織によって彼女が狙われたため、娘を手放したくない老人と、なんとしても彼女が必要な組織とが相まみえるわけです。
今回も、老人はまったくの悪人ではありません。家族を持ちたかったという強い願望が前作から続いており、そこは前作と同じく「絶対許されないことだけど、理解はできる」感じになってます。そして、続編によくある「質落ち」はなく、充分にドキドキハラハラ、怖い話になってました。
個人的には、この老人の続編はもうないだろうと思いますが、どうでしょうね、サバイバル術を”父”に仕込まれたであろう娘ちゃんでスピンオフができるかも、とちょっと思いました。それはそれで見たいような気もします。娘ちゃん、とってもかわいかったし。
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