田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

フライト・ゲーム(Non-Stop)

2014年09月23日 13時47分14秒 | 日記

 「アンノウン」のリーアム・ニーソンとジャウム・コレット=セラ監督が再タッグを組み、高度1万2000メートルを飛ぶ旅客機という密室空間で繰り広げられる戦いを描いたサスペンスアクション。ニューヨーク発ロンドン行の旅客機に、警備のため搭乗した航空保安官ビル。しかし、離陸直後、ビルの携帯電話に「1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺す」との匿名の脅迫メールが届く。やがて1人目の犠牲者が出てしまい、ビルは乗客を拘束して荷物や携帯電話を調べるが、手がかりは見つからない。2人目、3人目と犠牲者が続くなか、やがて犯人の指定する口座がビルの名義だと判明。ビル自身にも疑惑の目が向けられてしまう。オスカー受賞作「それでも夜は明ける」で自身もアカデミー助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴが共演。(映画.comより)

 

<ちょっとネタバレかも> 

 わりと年齢が高くなってから「最強オヤジ」と化したリーアム・ニーソンの最新作。彼は演技派だったはずなのになぁ。まぁ確かに大柄で強そうな感じですけど。

それにしても、この邦題、もう少し工夫できなかったかな。似たような邦題がわんさかあって、わかりづらいじゃないですか。こんがらがります。

コレット・セラ監督の作品は、「エスター」「アンノウン」などを見ました。「エスター」なんかは、結構怖かったですね。あれはリーアム作品のようなサスペンスじゃなくてホラー(?)でしたけど。

今回リーアムは連邦航空保安官。素知らぬ顔をして乗客に紛れ込み、何事もないか目を光らせているわけです。映画ではファーストクラスに乗っている、という設定でしたけど、大多数の一般人はエコノミーに乗ってると言うのに、ファーストクラスなんかに乗ってて監視できるのか、と思ったのは私だけでしょうか。あと、いかにもすし詰めの座席に驚きました。あれでファーストクラス??私だったら暴れるね(笑)。

さて、事件は起きます。密室だというのに「お金を振り込まなければ20分に一人を殺す」のメールに始まり、犯人が、素行がよろしくないリーアムの行動をいちいち察知していたり、全員が怪しげに見えたり、正義の味方のはずのリーアムが一番怪しく見えたりと、その展開は王道です。

今回は「優秀な医者だった」と言う以外に何もなかったけれど、お約束でイスラム装束の男性がいたりして、ジョディ・フォスターの「フライト・プラン」も想起させます。

うれしかったのは、機長で久しぶりのライナス・ローチを見れたこと。「プリースト」からのファンですよん。その後パッとしないようですが、あのころはびっくりするほどのハンサムでした。

名女優ジュリアン・ムーアも妖しげに登場します。最初から「窓際の席」に固執していたり、胸部に大きな傷跡があったりして、リーアムのことは根掘り葉掘り聞くくせに自分のことはしゃべらなかったりするものですから、リーアム、おおいに怪しみます。

でも、結局大手術をしただけだったりして、じゃ女性なら、もう少し見えないような服を着るのではないかと思いました。隠してないのなら、そんなにもったいぶる必要はないだろうし。

で、後半は怒涛の展開を迎えます。ラストは「スネークフライト」かと思うほど荒唐無稽です。いや、あり得るのかもしれませんが。

リーアム、カッコいいです。ラストに近づいて話が収束してくるにつけ、どんどんカッコよくなります。やっぱり、男は熟年の渋さがなければいけませんね。あと、リーアムが乗客に反発された時、「無料だ!一年間のフライトを無料にするから協力してくれ」とやけくそ発言するところは、すっころびました。おもしろすぎる!

少し不満だったのは、犯人がショボかったこと。もっとすごい知能犯かと思ってたんだけど、拍子抜けでした。まさか、続編なんて、できないよな・・・。

 

 

 

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