1934年冬、満州国のハルビン。ソ連で特殊訓練を受けた共産党スパイ・チームの男女4人が、極秘作戦“ウートラ計画”を実行するため現地に潜入する。ウートラ計画とは、秘密施設から逃れた同胞を国外に脱出させ、日本軍の蛮行を世界に知らしめること。だが、仲間の裏切りによって、そのミッションは共産党の天敵である特務警察に察知されていた。特務の執拗な追跡、次々と放たれる罠により、ついにはリーダーの張憲臣が特務の手に落ちてしまう。残された王郁、楚良、小蘭の3人と、彼らの協力者となった周乙は、八方塞がりの危機を突破し、命がけのミッションを完遂できるのか……。(公式ウェブサイトより)
<2023年2月12日 劇場鑑賞>
巨匠チャン・イーモウ監督のスパイ映画。田舎でも上映されててラッキー!と思って行ったのですが、浅薄ゆえ知っている俳優がおらず、似たようなおじ様たちがたくさん出て来るなか、誰が誰でどちら側なのかが判断つかず、物語をきちんと把握することができませんでした。もちろん、密命を受けたスパイが敵の目を欺きながら目的を遂行する、という大枠はわかります。でも、はっきり認識できたのは、いつもながらの監督好みの童顔が超かわいい若き女優だけで、あとは本当に、誰が誰なのか・・・。トニー・レオンとか、レオン・ライとかレオン・カーフェイとか(古っ)、一人でも知ってる俳優が混じっていると認識できたかもしれません。
でも、わからないながらも、その緊迫感は感じることができました。敵を裏切って行動しているから味方かと思っても、二重スパイかもしれません。また、私のような普通の日本人は、普通の中国人は皆共産党員だと思っていたわけですが、この映画では”共産党員”が裏切り者の位置づけだったりして、ますます混乱しました。雰囲気が似てるんだから、いっそ赤のユニフォームと青のユニフォームでもそれぞれ着てくれてたらわかりやすかったのですが(笑)。ロシアで訓練を受けたスパイはエリートなんだな、というのは感じ取れました。
これは、本で読んだ方がおもしろいかもです。