マイケル・ジャクソンをリスペクトするバックダンサーに育てられたムンナーは、クラブでのダンスバトルで稼いでいた。ある時ギャングに絡まれ、ケンカに発展。和解のため面会したボス・マヘンドラはダンサーのドリーに思いを寄せていた。レッスンを重ねるうち、ムンナーとマヘンドラの友情は深まるように見えたが...。
流麗なダンスが評判のタイガー・シュロフは、役づくりのため、ロサンゼルスで、故マイケル・ジャクソンの振付師だった人物からレッスンを受け、高いスキルをさらに磨いた。『血の抗争』(12)で冷徹なギャングを演じたナワーズッディーンが、得意とするギャング役ながらもオシャレでコミカルというかつてない役柄。父を演じるローニト・ローイもダンス番組への出演経験がある。(テアトルシネマグループ 公式ウェブサイトより)
<2021年9月16日 DVD鑑賞>
思ったより長かったけど、楽しめました。タイガー君はスタイルがいいですね、足が長くて。主演女優さんもとても美人。今回は、今更ですがタイガー君のアクションの美しさに感嘆しました。まるでバレエダンサーのような足の開き、カンフー使いのようなキレのいい手足の繰り出し。美しい。アクション、ちょっとアジアっぽいと思います。
当時25歳くらい?と思われるタイガー君は少し年上に見えるような気がしたけれど、捨てられてあった赤ちゃん(これがタイガー君)を拾って育てる、しがないバックダンサーの父さんがいい味出してました。きちんと育てて、学校へも行かせて。でもわかる気がします。こんなかわいい健康baby、ほっとけないですよね。また彼を得たことで、きっと自分も生きがいを得たのじゃないでしょうか。
反面、タイガー君にダンスの教えを乞うナワーズッテインさんは、弟も両親も、さらには妻もいるのに、愛情を知らないのがとても悲しかったです。悪い人ではないのに、愛し方も愛され方も知らないなんて。両親が決めたままの結婚相手である妻も、最後まで顔が見えなかったです。妻もまた、悲しいと思いました。ここまでの人生って・・・。
ナワーズッテインさん、こんな役もあるのですね。美しいダンサーの気を惹くためにダンスを習って、下手くそなダンスを披露するのですから(笑)。「女性は強奪するものではない」、タイガー君に言われるまで知らなかったのですか?
軽~く見るのにお勧めです。