■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したアウェイキング(牡3歳)が土曜中京3Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。
アウェイキング(牡・父Kingman、母Waldjagd)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021110049/
母Waldjagdは独オークストライアル(独G2・芝2000m)2着。半姉に芝2400mのドイツのG2T.フォンツァストロフ牝馬賞を勝ったWaldbiene、近親に凱旋門賞馬Waldgeistがいる。「母の父 Observatory」は日本で成功しており、出走5頭中4頭が勝ち上がり、そのなかにはプログノーシス(金鯱賞)、サトノセシル(福島記念-2着、クイーンS-2着)、アヴィオール(3勝クラス)が含まれる。日本向きのスピードを秘めた血だ。同じWurftaubeの牝系にKingmanを交配して誕生したWaldkonigは、イギリスで芝10ハロンのG3ゴードンリチャーズSを勝った。本馬は日本向きのObservatoryが母の父に入るので、わが国の高速芝に十分対応できるだろう。(栗山)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したコルレオニス(牡3歳)が土曜中京4Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
コルレオニス(牡・父レイデオロ、母ヒストリックスター)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105704/
ハープスター(桜花賞など重賞4勝/父ディープインパクト)の半弟、ゴールドティア(3勝クラス/父キングカメハメハ)の4分の3弟。サンデーサイレンスを含んでいないので、姉にような切れ味は望めないかもしれないが、ファルブラヴの肌はキングカメハメハ系と抜群の相性を誇り、「レイデオロ×ファルブラヴ」はラケダイモーンと同じ。ヒストリックスター牝系とキングカメハメハ系の組み合わせも成績良好。スピードの持続力を武器としたマイラーだろう。(栗山)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で栗山求が推奨したベンサレム(牡3歳)が土曜中山5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父スワーヴリチャード
母アガルタ(キングカメハメハ)
牡 募集価格:2800万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105352/
母アガルタは不出走馬。しかし、ミスアンコール(ダービー馬ワグネリアンの母)の全妹にあたる良血なので、繁殖牝馬としては優秀。これまでに競走馬となった7頭中6頭が勝ち上がり、プロレタリアト(ステイヤーズS-4着)、マイネルオフィール(OP)などを出しています。父スワーヴリチャードはUnbrfidled's Songを母の父に持っていますが、この血は現代血統のなかでもきわめて影響力が強く、なおかつ日本向きでもあります。その父Unbridledは、Dr.FagerとIn Realityのニックスから成り立っているので、本馬の母方にあるIn Realityは、そのニックスを強化します。アメリカ血統の影響が強いので、4分の3兄プロレタリアトよりもスピードタイプに出るはずです。(栗山)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したラファミリア(牡3歳)が土曜阪神5Rの未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がりました。
ラファミリア(牡・父レイデオロ・母アイムユアーズ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105348/
スワーヴエルメの3/4弟で、母アイムユアーズは重賞4勝、阪神JF2着、桜花賞3着の大活躍。母はFairy King=Sadler's Wells≒Nureyev2×4・5で、自身はKingmambo3×4。アイムユアーズの仔はもっと走っていいと思うのだが、本馬はわりと母似で良い雰囲気に見える。レイデオロ産駒は少しもっさりしたところも見られるので、ファルブラヴ肌の勝ち気があればちょうどいいのでは。(望田)
■土曜中京7R1勝クラス ヴィンセドリス(POG・栗山)
■土曜阪神9R淡路特別 バロッサヴァレー(一口・望田&栗山、POG・望田&栗山)
■日曜中山9RスピカS グランディア(一口・望田&栗山、POG・望田)
ラファミリアは芝2400でエピファネイアとサトノクラウンの人気馬と叩き合ってしぶとく差し返してデビュー戦を飾りましたが、ここまでのレイデオロ産駒の成績を簡単にまとめてみると
牡[23-12-17-123]牝[2-2-3-72]
牡芝[19-8-13-88]勝率21.1%1走当166万
牡芝2000m以上[12-3-6-46]勝率22.4%1走当187万
ただし芝2000m以上でも東京[0-0-0-3]京都外[0-0-0-3]で、長いところ向きで小回り向きでコルトサイアーというのは、まるでRoberto系ステイヤー種牡馬の傾向なんですよね
ちなみにレイデオロ×ファルブラヴ(Nureyev≒Fairy King5×3)はコルレオニス、ラケダイモーン、ラファミリアと3頭とも勝ち馬
先週はミアネーロがフラワーを、ミスタージーティーが若葉を勝ち、なんだかんだでクラシックの蹄音が聞こえてくると駒が揃ってくるドゥラメンテ
スターズオンアースの桜花賞、シャンパンカラーのNHK、タイトルホルダーの皐月賞、ドゥラメンテ産駒は3歳春に急成長し、それまでのイメージを一新するようなベストパフォーマンスを叩き出すことが多いのですが、ドゥラメンテ自身が3歳春に急に強くなってあの皐月賞の驚愕パフォーマンスでしたからね