栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~ジェンティルのような加速で

2014-02-23 10:14:35 | 血統予想

▲カシノピカチュウが取り消したので、フェブラリーも小倉大賞典もスイチの1点になってしまいましたが(・∀・)、日曜の「No.1予想」「馬券総合倶楽部」もよろしくお願いします

セントポーリアは少数精鋭の好メンバー、○クラリティシチーは配合はデビュー当時からほめてきたし、東京1800mより中山内2000mより東京2000mがベターでまだパフォーマンスは上がりそうだし、人気になるのは当然なのですが、◎はミッキーデータとしました

先週小倉で3勝目をあげたアーカイブの全弟で、母父Royは南米のリーディングサイアーでFappiano×Never Bendですからパワー豊富で、アーカイブもミッキーデータもディープ産駒にしては馬格に恵まれています

ただしモノは弟のほうがハッキリ上で、Royが持つおびただしい数のBull Dog=Sir Gallahadと、Better SelfとNever Bendを通じるラトロパワーと、母母父MariacheがもつAll Moonshine≒Hyperion4×3+Fair Trial、この頑強さとディープのしなやかさとの発現がなかなか理想的で、ジェンティルドンナのような体質をしています

ディープの男馬の王道配合ではないので先々G1を狙えるかとなるとちょっと足りないかもしれないですが、マツクニ厩舎の馬らしいパワー加速で、ジェンティルがそうであるように東京のスローでビュンと加速して突き放してしまえるタイプで、上がりの競馬想定なので斬れ味よりも加速力をとりました

キミノナハセンターはレッドディザイアの3/4弟で、ディープ×Caerleonのナスキロ柔さだけでなく母系の重厚さ奥深さも表現されていて将来性ならこれかもしれないですが、ただでさえ◎○▲☆のなかでは最も完成が遅そうな血統なのに遅生まれ、素質で好走するとは思いますが、勝ちきれるほど甘いメンバーではないのでは

ヴァルコイネンは必殺のホワイトマズル×アグネスタキオン(Ela-Mana-Mou≒リマンドとAutocratic≒ロイヤルスキー)、母母父がHighest Honorなので脚長でナスキロ柔いストライドは東京向きで、前走も外々を回って実に長くいい脚

ただ東京でも少頭数のスローだと踏み遅れてしまうんじゃないかというぐらいのストライドなのと、アドマイスの牝系ですからクラシックタイプの大物とまでは言えないかと

いずれにしても、直線の追い比べが楽しみですね(・∀・)

アメジストは逃げ馬不在でこれまたスロー濃厚、最内を引いたヘンタイ騎手の動向に不穏さが漂いますが(^ ^;)、スローのイン番手という最高のポジションがとれそうな○ミエノワンダーが人気になるのはわかるし好走は間違いないでしょうが、この馬はいつも最高のポジションで最高に立ち回って、それでも勝ちきれないのはやっぱり何かが足りない

叩き3走目でスローなら▲リアンドファミユがバキューンと弾けてしまうかもしれないし、☆ローゼンケーニッヒも待望の東京で待望のCデムで一発あって驚けないんですがやっぱりスローの多頭数で乗りやすい馬ではないし、ここは半分消去法的ですが◎リベルタスに着地

エキストラエンドの全兄ですが、こちらはWild Risk的ナタ斬れで走る中距離馬で、エキストラのほうがローエングリン的なマイラーっぽさがあると書いてきました

だからこれまで◎にしたのは琵琶湖だけですが、古馬になって順調に使えるようになって以降、東京&外回りで走ったのは2回だけでそれが琵琶湖勝ちとその前の1000万下平場2着、つまりピクシープリンセスにしか負けていません

琵琶湖を勝った後は阪神内と中山ばかり使われて、この馬に関してはローテ上手の角居先生にしてはあんまり上手ではないなと

この枠ならミエノワンダーの後ろぐらいがとれそうで、しかも東京2000mならば準オープン昇級以降最高パフォーマンスを出せる可能性大…とみて狙います

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ナスキロを振り切るハイインロー

2014-02-22 21:38:28 | 血統予想

「フェブラリーはSeattle Slew~A.P.Indyの父系や、Secretariat≒Sir Gaylordのクロスが強い。長い直線と軽い馬場でナスキロ柔い斬れがモノを言う舞台なのだ」と毎年のように書いてますが、一方で真の持続力や底力が要求される舞台だからこそ、ハイインロー的な粘着力や頑張りが光り輝くこともままあり、トランセンドのフェブラリー→南部杯連勝やエスポワールシチーの②⑤①④などはその好例といえます

とはいっても、東京マイルのG1を先行押し切るにはそんじょそこらのハイインローではダメで、トランセンドの場合はあまりにもニアリークロスが複雑かつ綿密すぎて説明がメンドクサイので下記エントリを読んでいただきたいですが、Aureole≒Flower Bowl≒Cover Upの変則トリプルニアリークロスのエスポともども、ハイインローについてこれぐらい説得力のある配合をしていないと、フェブラリーを先行押し切るのは難しいのだ…という言い方もできるのではないかと

今年の出走馬でハイインロー重視の配合といえば、ゴールスキーとニホンピロアワーズでしょう

ゴールスキーはKrisとAureoleを通じるHyperionとDonatelloとAloeの組み合わせのクロスで、そこにHyperion4×4のNureyevも絡むのでハイインローについてはかなり骨っぽい配合というべきで、7歳を迎えての充実は、ダート転向だけでなく晩成の血が目覚めてきたという見方もできます

その一方で不満なのが、相も変わらずそれほど鋭いとも言えない末脚でズドーンズドーンと追い込む競馬をしていることで、この期に及んでもハイインローらしさが最高形で発現しているとは言いがたく、たとえば根岸でも東海Sでも5-3-3ぐらいで勝ち負けするようならば、ここでも本命級の印が打てるんですよ

ニホンピロアワーズはホワイトマズルにトニービンにNureyev、JCDを勝ったときに“砂のハーツクライ”と書いたように先行粘着の中距離馬に出たのは順当で、ここも直線先頭に立つシーンがあるかもですが、Ela-Mana-MouとトニービンとNureyev、果たして東京マイルでこのハイインローに、トランセンドやエスポと同等の信頼を置けますかね?

日曜は「No.1予想」でフェブラリーSを、「馬券総合倶楽部」でフェブラリーSと小倉大賞典を予想していますので、明日もよろしくお願いします

トランセンドの配合~今年もFlower Bowlが満開
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/df7cc899c2e1729fa6f470aa537c1f71

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土曜のレース回顧~メイショウだらけ、ナスキロだらけの行った行った

2014-02-22 16:20:40 | 血統予想

京都9R こぶし賞
◎11.ダノンマッキンレー
○7.コウエイタケル
▲13.ダイシンサンダー
△4.サクラエール
×3.リコルディ
×10.ネオヴァリアント
注5.モンラッシェ
京都芝はおそらく外差し優勢のバイアスだと思うが、内回りだけに後方一気ではさすがに間に合わない可能性がある。◎は母がノーザンダンサー4×4とミルリーフ5×4で、そこに5代アウトのフジキセキを配した好配合。自身はヘイロー3×4を持つので斬れるというよりは機動力型で、東京でもスローならベゴニア賞のようにいい競馬になるが、ベストは小回りの1600~1800mで、ここは外目の好位から捲りでいけるとみた。時計のかかる馬場と内回りが合う○本線に流したい。

小倉10R あすなろ賞
◎2.ウェーブゴールド
○1.アドマイヤデウス
▲7.オールステイ
△8.ゲットアテープ
×3.キタサンキンボシ
注4.シャンパーニュ
◎はノーザンテースト4×4で母系にストームバードやオリオールも入るから、ノーザンテーストの頑強さを増幅したステイゴールド産駒の成功パターンの配合をしている。ステゴ産駒らしく内回り向きの機動力があって前走もタイミングよく捲って押し切り、抜け出してからソラを使ったので最後詰められたがゴール前はまた伸びていた。ここならいい競馬になる馬だと思う。

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ダノンマッキンレーはちょっと前半かかり気味も、レース運びはまあ想定どおり、ただ今の京都Bは馬場の真ん中ぐらいまで荒れてきていて、外差しというよりは内外馬場差なしの公平な荒れ馬場、公平ならば内をついたほうがやや有利やんというバイアスで、Tom Foolクロスらしい機動力があるサクラエールがイン番手でレース運びが楽
ダイシンサンダーはマツパク厩舎らしい細身の馬で、内1600mよりは外1800mがベターかなという気はしました

あすなろのウェーブゴールドは完敗の5着で、これはしばらく成長を待ちましょうか…
小倉芝は今週からA→Bになってイン伸び優勢、内枠アドマイヤデウスが外に持ち出して捲りきり、前走後に「馬群を怖がるところがある」とシャンパーニュのAureole魂に気づいていたバルジューは、今日は出していって揉まれない番手を早々と確保、新馬勝ちが逃げ圧勝ですからハナならもっとしぶといかもですよ(・∀・)
ゲットアテープは若竹も外伸び馬場をストライドで追い込んだという内容で、ほんとは外回りベターのタイプやと思います

ヒヤシンスは前走凄いダッシュで逃げ切ったメイショウパワーズをはじめ逃げ先行がわんさか出てきたので、このレースらしい差し決着をイメージして◎メイショウシンシアから差し馬に流してたんですが、芝スタートでもパワーズのダッシュは一枚上で最初の1Fでアッサリ先手、そのため競りにはならず淡々と流れてけっきょく行った行ったに(^ ^;)
しかしエキマエがゴール前でシンシアを差してしまうとはちょっと驚きで、メイショウボーラーにダンブレにSlew o'Goldにデュール(Round Table×Nasrullah)とナスキロだらけの配合だけに、東京ダートが合っていたというべきでしょうね~
ちなみにメイショウパワーズもメイショウボーラー産駒で母父Elusive QualityはSecretariat≒Sir Gaylord3×4、さらにもう一本母系の奥にボルキロ血脈Chieftainが入ります
というわけでゴール前はメイショウだらけ、ナスキロだらけのヒヤシンスSでした(・∀・)

フェイムゲームは最後方待機から、いつものピッチ走法でまるで中山を捲るように一気に4角先頭、あ~それやっちゃうと直線長いから最後シンドイくなるぞ~と思ってたら、なんとピッチ走法のままリードを守りきってゴールイン(^ ^;)
兄同様の中山マスターとみていただけに東京で重賞勝ちとはビックリでしたが、これはまさにスタミナの勝利で、トウカイトリックがスタミナだけでダイヤモンドや万葉を勝ってしまったという勝ち方でした
東京というだけでハナから無視してましたが、ハーツクライ×サッカーボーイ牝系、ここはこの馬のステイヤーとしての資質に気づいた人が勝ちで、しかしフタを開けると1人気とはみなさん馬券が上手で、私はアドマイヤかタニノが1人気と思ってました
ただBold Ruler忍者的ピッチ走法なので、燃費はいいんですが京都外回りの下りから惰性をつけてロングスパート…という競馬に向いた馬かというと、少なくとも今日の競馬では通用しないんじゃないかと

アドマイヤバラードはノリの動きに釣られるように早めに動いて止まってしまいましたが、しかしこれだけバテるとは、こちらはズブいだけでステイヤーではなかったということですな…

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土曜のボツ予想~東京ダはA.P.Indy、長丁場はハーツクライ…というオーソドックスな攻め

2014-02-22 09:46:08 | 血統予想

ヒヤシンスは行く馬が多いので差し馬から◎メイショウシンシア
A.P.Indy会中距離担当シニスターミニスターの産駒ですが、母がジョリーズヘイロー(Halo≒Sir Ivor1×2)×Woodmanとスピードが強くこちらの影響も強いマイラー体型、自身はミスプロ5×4にSeattle Slewのナスキロラトロを増幅した配合で、薄手で力馬という感じはしないのでこれは東京マイルがピッタリ、ユタカならキッチリ間に合うとみました

母のLe Fabuleuxクロスのナタ斬れが出て東京が合う○レッドアルヴィス、プラタナスが強い内容だった▲アースコネクター、展開微妙もミスプロ&ボルキロ基調の配合で東京なら更にスピードが活きそうな☆メイショウパワーズ、あとまたも展開がハマりそうな△ダイチトゥルース、ここまでを上位視

ダイヤモンドは◎アドマイヤバラード
2400mでウチパクが乗ってもズブいぐらいの馬で、ハーツクライ×アサーションのイメージどおりのストライドで走るステイヤー

こんなもん母父にヘクターが入らないとズブすぎるぐらいで、また母父ヘクターだからこれぐらいのG3でガツンといきたい血統でもあります

ハーツクライとSeattle Slewが好相性ならば、Rivermanでもある程度代用可能やないか?というような推論ができるのが配合のいいところで、Riverman持ちはメイショウナルトにコレクターアイテムにレッドセシリア、3歳では3戦2勝のヌーヴォレコルトなんて馬も出てますな

タニノエポレットはNijinskyとGraustarkのクロスですからダンスのレトロなステイヤー、ギムレット牝系からフレンチな斬れも受け継いで外回りの長丁場がベストでこれが相手、フェイムゲームは中山向きのピッチ走法だしファイヤーもパワー型すぎて東京の良では斬れ不足で、タニノギムレット×フジキセキの△セイクリッドバレー、キンカメにRivermanの△ラブラドライト、このナスキロベースの配合2頭と、スタミナだけならヒケをとらない△ロードオブザリング

東京6はシンガントレクァルティスタが人気なのは順当として、前走が垢抜けた勝ち方のラジオデイズと前走は1京Aで大外ブン回しのラディウス、この2頭はサンデー×ミスプロ的しなやかさで走るタイプなので東京替わりもプラスで、ボックス的な買い方で

斑鳩は○エーシンシャラクは1200mより1400mのほうが合ってそうで、これが前走のように好位差しに回るとハナ切ったときは[2.0.1.0]の▲ダンツカナリーのAureola魂が怖いし、Aureole魂といえば☆ハングリージャックもやっぱり揉まれ弱いところがあって理想は揉まれず先行でCデムなら積極策もありうるだけに、ここらの前残りで迷うところ

ただし今週の京都芝はおそらく外伸び優勢ではないかという気がするし、これらを見ながら外に持ち出して好位差しができる◎マイネボヌールは戦績どおり少し時計のかかる1400mがベスト、△アドマイヤドバイは1400mはちょい忙しい感があるし△シルクドリーマーは末一手なので、手ごろに人気がないですが高速戦になりすぎなければアテになるだろうと

ドリームバレンチノと同じロージズインメイ×マイネルラヴ、母がLyphard~Northern Dancerの強いクロスで、自身はRaise a Cup≒Mr.Prospector4×4というロージズ産駒の教科書配合です

「No.1予想」ではこぶし賞を、「馬券総合倶楽部」ではこぶし賞とあすなろ賞を予想していますので、そちらよろしくお願いしますm(_ _)m

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こぶし賞とあすなろ賞を予想しています

2014-02-21 20:12:12 | 血統予想

「芝の兎、ダートの兎」で「ベルシャザールは芝とダートの二兎を追った配合だ」と書きましたが、マツクニ先生は「手足が長くて、芝馬に鍛錬して筋肉をつけたタイプ」とおっしゃってたのが面白かったですね~(・∀・)

土曜は「No.1予想」でこぶし賞を、「馬券総合倶楽部」でこぶし賞とあすなろ賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします
ダイヤモンドやヒヤシンスはボツ予想でやります~

芝の兎、ダートの兎
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/71d0fdf26a72a44ea194d06eef08d5a7

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Blushing Groomになれなかった男

2014-02-21 10:30:11 | 配合論

ずっと世界の檜舞台でトップを争ってきて、数々の修羅場をくぐってきた浅田真央ですら、いやトップを争いつづけてきた重みを受け止められる年齢になったからゆえなのかもしれないですが、ここ一番で実力を出しきれないこともある

そしてメダルは絶望的な状況のなか、自分の納得できる演技ができた、そのことだけにピュアに感動しているあの表情

どんな競技でもそうやと思いますが、持って生まれた豊かな才能、鍛え抜かれた肉体と精神、磨き上げられた熟練の技術に驚かされる一方で、そんな究極のアスリートたちが見せる人間くささ、人となり、生き様、「やっぱりあの人も人間なんや」というところにまた大きな感動や共感が生まれるのは、それは我々も同じ人間だから

だからユタカの復活劇みたいなストーリーも、みんな大好きですな(・∀・)

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フェブラリーと共同通信の血クリを書いてて思ったことは、Gone Westという血の使い勝手の良さと大物感のなさ、ですかね~
http://www.pedigreequery.com/gone+west

ミスプロにナスキロ(Secretariat)とハイインロー(Tudor Minstrel)とTom Foolを入れて、しかもNorthern DancerもHail to Reasonも持たないのでなかなか使い勝手のいい血なのですが、日本でこの血を引くG1勝ち馬はカフェオリオンポスとゴスホークケンぐらいかな?あんまり大物が出る血ではないんですよね~

Gone West直仔で最も種牡馬として成功したのはGrand Slam(米シャンペンSなど)でしょうが、母父母Sex Appealから強大なラトロパワーを、母母父Key to the Mintから最強のRibot+ハイインローを受け継いでいたのはなるほど納得
http://www.pedigreequery.com/grand+slam2

Elusive Qualityは母父Hero's Honorの母がGraustark×Searching(War Admiral×La Troienne)ですな
http://www.pedigreequery.com/elusive+quality

北米リーディング上位で頑張ってるSpeightstown(BCスプリント)は、ボルキロ+Tom Fool的組み合わせを3つ重ねたアベレージヒッター
http://www.pedigreequery.com/speightstown

使い勝手がいいだけではチャンピオンは出せない、そこは少々扱いにくくてもWild RiskとかLe Fabuleuxとか、Tom RolfeとかGraustarkとか、BuckpasserとかBetter SelfとかIn Realityとか、そういうアウトサイダーな血やいかつい血をここぞという時に入れていかなければならないのだ…ということを、UnbridledとかWoodmanとかフォーティナイナーの長打力をみると改めて考えさせられます

Gone Westが“ミスプロ界のBlushing Groom”になれなかった理由はそこでしょう

ちなみに日本で一番成功したGone West直仔は、マルカシェンクやザレマやガリバルディの母であるシェンクでしょうが、シェンクの母はBusanda≒Mr.Busher3×4ですね

あとはGone Westの代表産駒の一頭で、BCマイル連覇のDa Hossの血統表でも紹介しておきましょうか、これもなかなか示唆に富みますよ
http://www.pedigreequery.com/da+hoss

ではヒヤシンスSの予想に戻ります

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「血統クリニック」共同通信杯を追記&順番入れ替え

2014-02-20 20:18:44 | 血統クリニック

先ほど「血統クリニック」共同通信杯を追記&順番入れ替えしました~

東京は金曜から月曜までずっと晴れ予報で、また順延になってアスペンツリーとネオヴァロンとハギノハイブリッドとベルキャニオンが新たに出てきたので、それらも含めて良想定で順番を入れ替えて追記しています

今週も3日間開催ですが、重賞が4つに3歳の特別が4つ、予想はボツ含めこの8つでいいかな…また配合診断のお仕事が入ったのと、「サラBlood!」の原稿もあるので…

今回の「サラBlood!」の特集は私が企画立案からやってて我ながらなかなかの力作に仕上がりそうで、また発売が決まったらここでお知らせします

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「血統クリニック」フェブラリーSを更新

2014-02-20 13:06:10 | 血統クリニック

先ほど「血統クリニック」フェブラリーSを更新しました~
あと共同通信杯も先週とは若干メンバーが変わってきそうなので、そのあたりは出走馬確定後、今夜中に追記したいと思います

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昨夜はすすきのの居酒屋「一路」、酒飲みが好みそうな雰囲気とメニューの渋い店です



冬の魚といえば八角 刺身でも焼きでも美味ですな



しょっぱい糠にしんはアテに最高



かじかの子の醤油漬

それからなじみの居酒屋に場所を移してソチ五輪観ながらグダグダ飲んでたら、マスターが「焼きそば弁当が急に食いたくなった」と買いに行ったので我々も一つ呼ばれたんですが、夕方から飲んだくれた夜10時半すぎって、こういうジャンキーな食い物がたまらんですな~

小学生の頃は、土曜の半ドンが終わって家に帰ってくると昼ごはんは袋麺が定番、サッポロ一番かチキンラーメンか出前一丁をすすりながら吉本新喜劇見てました

そんなんで育った人間ですから、エラそうに美味いもんの薀蓄タレてもしょせんB級舌で、酔っぱらってしまうと化調バリバリのジャンキーな食い物がやっぱり美味いのです(^ ^;)

未だに「ほんだし」でつくった味噌汁なんかも好きですからね~

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「血統クリニック」フェブラリーSを9頭アップ

2014-02-19 11:10:53 | 血統クリニック

フェブラリーSの「血クリ」、とりあえず9頭書きました~
残りは想定と追い切りと天気予報を見て明日アップします(現時点の順番を入れ替える可能性もあります)

また順延になった共同通信杯の「血クリ」ですが、木曜夕方に出走馬が確定してから、付け足すべきことがあれば付け足します(当ブログでも告知します)

あとこれから入稿ですが、本日夕方に更新されるNETKEIBAの「重賞の見どころ」では4重賞の上位人気馬について血統解説を書いていますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

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名繁殖ソニンクからみた「Natalma~Almahmoudについての緊張と緩和」

2014-02-19 09:19:14 | 配合論

前エントリで「フェブラリーに出てくるキンカメ産駒は、4頭とも母がNorthern Dancerについてアウトブリードである」と書きましたが、それはキングカメハメハがNorthern Dancer4×4・6だからで、Storm Cat≒Narrate2×3(Storm Bird≒Nijinsky3×5)のヨハネスブルグがNorthern Dancerについてアウトな牝馬との配合が成功しやすいのと理屈は同じ

フェブラリーに出てくるノーザンリバーの母ソニンクはランフォルセをはじめ出走8頭中7頭が勝ち馬となっており、この7頭の勝ち鞍は上から順に4勝、5勝、2勝、3勝、11勝、6勝、1勝(現3歳)

血統はMachiavellian×NureyevでNatalma≒Cosmah4・4×4、自己主張の強い名繁殖で、ミスプロとNureyevを経由するNashua≒Nantallah4×5というのはKingmamboやジェイドロバリーやファスリエフ的なので、ダート適性の高さはこっちの影響でしょう
http://db.netkeiba.com/horse/2008103212/

だからサンデー×Northern DancerでAlmahmoudのクロスを持つアドマイヤベガやスペシャルウィークとの配合(モンローブロンド、ヴァイスハイト、ライツェント)よりも、Northern DancerもHaloも持たずNatalma~Almahmoudと無縁のシンボリクリスエス(ランフォルセ)や、サンデー系でも母系にNorthern Dancerを持たない(=Almahmoudのクロスを持たない)アグネスタキオンとの配合(ノーザンリバー、ルミナスポイント、ノットアローン)がより成功しているのは、同じ理屈で順当といえるのです

キンカメやヨハネスの活躍産駒に母がNorthern Dancerクロスを持つものもいるにはいますが、数は少ないし確率は悪いし、そういう配合はなるべく避けたい、というのが私の考え

土曜京都で未勝利を勝ち上がったリバーソウルはデビュー戦でトーセンスターダムにクビ差食い下がった馬で、4戦目の勝ち上がりが遅すぎるぐらいでしたが、この馬もソニンクの息子で父はネオユニヴァース
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103937/

ネオユニヴァースはタキオン同様母系にNorthern Dancerを持たないのでソニンクの相手には合っているといえるし、クイーンCの回顧でも書いたように「Nureyevを入れてHaloをクロスする」というのはネオユニ産駒の教科書配合でもありますから(母父Machiavellianはヴィクトワールピサと同じ)、芝でもノットアローンぐらい出世して驚けない馬でしょう

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