栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

わかりやすい言語で

2014-02-01 20:33:49 | 血統予想

日曜は「No.1予想」で東京6Rを、「馬券総合倶楽部」で東京6Rと根岸Sを予想していますので、よろしくお願いしますm(_ _)m
京都はちょっと天気が微妙なので、当日ボツ予想に回します

ジェフ・ホーナセック率いるフェニックス・サンズがなかなか好調ですが、NBAで成功するヘッドコーチに多いのが「フィジカルさや運動能力や大きさには欠けるが、それを技術や戦略で補って成功したガード」で、それは当然といえば当然で、技術論や戦略論をわかりやすい言語でプレイヤーに伝えることができるからです

乗り役さんにも同じようなことが言えるのではないかと常々思ってて、たとえば誰もが手を焼くような折り合いの難しい馬をフワッと乗ってしまうノリの繊細なタッチなんかは、「あなたはなぜあんなに高く長い間跳べるのですが?」とジョーダンに聞くのと同じで、たぶん本人も言語化できない類のものでしょう

福永祐一は本人も認めるように親父さんのような天才肌ではないですが、でも動きが速くなく筋力も強くない白人ガードが技術と戦略を磨くことで生き残りをはかるように、騎手として成功するために自分は何をすべきか、何ができるのかということはよく考えている人で、だから彼の言語はそんなに競馬に詳しくないファンにもわかりやすい

そして言語がわかりやすいというのは、トライアンフマーチでフワリと折り合うのと同じぐらい、(サービス業としての)騎手として大事な能力ではないかと私は思うのです

あ、もちろん血統屋さんも、言語がわかりやすいほうがいいに決まってますよね(^ ^;)私もそこはもっと努力しますので…

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土曜のレース回顧~梅花賞 今年もやっぱり 外差しやん

2014-02-01 16:05:27 | 血統予想

東京10R クロッカスS
◎7.アスコルティ
○12.タガノブルグ
▲6.キタサンラブコール
△4.アポロスターズ
×3.ツィンクルソード
注11.エルカミーノレアル
◎の新馬勝ちは超スローの逃げ切りだし相手も強くはなかったが、デインヒル系らしいマイラー体型なのに実にしなやかな体質で、直線追われての動きを見ただけでもちょっとタダモノではないと思わされる。母リッスンは英G1フィリーズマイル勝ち、リッスンの全姉セコイアは愛G1モイグレアスタッドS勝ちで英2000ギニー馬や仏オークス馬を産んでおり、名牝系に名種牡馬ばかりがかけられてきて代々の配合がまた素晴らしく、社台の並み居る良血繁殖のなかでも大注目の存在だ。デインヒル系×サドラー系の組み合わせというと欧州血統らしいパワー型のイメージだが、この馬は母母のナスキロ柔さもオンになっていて、デインヒル系なのに柔らかくしなやかという意味でファインモーションやエイジアンウインズのような馬に完成する可能性もある。開幕週だが先行馬が揃ったので、○▲本線に差し馬へ流し。

京都9R 梅花賞
◎2.ワールドインパクト
○9.アドマイヤデウス
▲11.グッドスピリッツ
△10.ヤマノウィザード
△13.ディルガ
×12.アグネスミニッツ
注4.ビバワールド
グッドスピリッツの加速力は素晴らしいが、代々クロスがうるさい配合でハナ切れなかったときには気性的な難しさを出してしまうかもしれないし、距離も長いところよりは1800mぐらいが合っているようにも思える。◎はワールドインパクト。ダノンジェラートやロジプリンセスの全弟だが、兄姉よりもハイペリオン的な体質脚質で、前走のように前で受ける競馬が合っている。Bコースに替わって外も伸びる馬場になりそうだが、同時に時計や上がりも少しかかる馬場になりそうで、ある程度持続戦想定ならば一番信用できるのはこの馬。

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クロッカスは先行馬がけっこう揃ったし、スプリンターのシゲルカガがガンガン行くんじゃないかとみていたので先行馬はみんな消してしまったんですが、意外に道中タメがきいてアスコルディはガツンと引っかかってしまい、朝日杯4着マイネルディアベルがキャリアと粘り強さでチャンスをモノに

まあでも走る脚があるからこそ引っかかってしまうという部分は少なからずあるんで、今日のところは上手くいきませんでしたが、後藤が後続を待って追い出すときなんかの身のこなしは実にしなやかで、とてもデインヒル×サドラーとは思えないほどしなやかで、こんな馬じゃないと思います(しかし引っかかり方までファインモーションに似てけつかる…)

タガノブルグはあと一完歩という惜しい追い込みでしたが、この馬はミスプロとNijinskyのクロスでホウライアキコと似た配合パターンですから、そして細身でミスプロ柔い体質ですから、中山1200mより東京1400mのほうが合ってますよ

白富士は田辺にこすられてゼロスが大逃げ、といっても1000m通過は61秒ですから、5馬身離された後続は62秒-58秒の世界で、エアソミュールがBold Ruler的機動力でサササッと抜け出してケリをつけてしまいました

ワールドエースはパドックやレースを見た感じでは、休養前よりHyperion的な体質脚質になっているように思えたし、だとするとこの4着は久々の始動としてはまずまずというべきでしょうが、だとするともう直一気では難しい脚質になってきてるのかもしれないなあ…とも

昨年下記エントリで書いたように、梅花賞はレッドルーラーにミルドリームと2年連続でMill Reef経由のナスキロクロスを持つナスキロ柔い差し馬が外から差し切っていて、A→Bによる馬場バイアス替わりが顕著に出るレースなのですが、今年は上記2頭ほど気の利いたナスキロ的差し馬が見当たらないように思えたので、ならばワールドインパクトとアドマイヤデウスのHyperion的二枚腰を信用する手だろう…という予想で

終わってみれば枠順と通ったところの差、ゴール前の脚色をみたら、外枠で外目を回ってこれればワールドインパクトが勝ったんじゃないかと私は思ってます

それと予想コメントにも書きましたが、この馬は兄姉よりもHyperion的な体質脚質なので、あまり差しに回りすぎないほうがいいと思いますよ

しかし終わってみれば、ディープにSeattle Slewでナスキロ柔い体質のヤマノウィザードが外から差し切りということで、昨年につづいて最後に一句

梅花賞 今年もやっぱり 外差しやん(字余り)

土曜のレース回顧~梅花賞 今年も外差し ミルリーフ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ef7288d84a5b504a85d93489c9edbdf2

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白富士ボツ予想~カメ×SS×Lyphardの前受力、ディープ×嵐猫の東京力

2014-02-01 08:41:43 | 血統予想

白富士は▲ワールドエースに☆ペルーサと私のダービーの本命馬が揃い踏み、うわあああやっぱり届かへんと久々にひっくり返りたいのはやまやまなのですが(^ ^;)、このクソ忙しいのに土曜メインでいちいちひっくり返ってる場合やないので、もっと然るべき舞台で満を持してひっくり返ろうということで

エアソミュールはいかにもアイドリームド牝系らしい機動力型で中山>東京、となるとディープ×Storm Catらしいナスキロ柔さ緩さがある○ヒラボクディープが立て直して東京スローで狙いが立ちますが、ここは開幕週最内単騎逃げ濃厚のゼロスが◎

いつも書くようにキングカメハメハは配合に素直な種牡馬で、だから母父にサンデーをもってきて母母のところにLyphardを入れると、ローズキングダムにゴールデンチケットにティアーモにモアグレイスと、だいたい前受けしぶとい中距離馬になります

若駒でワールドエースを負かして名を上げた馬ですが、このレースを含め逃げたときは①①⑬⑯①①①、⑬は超HペースのオータムHで⑯はダービーですから、中距離で息を入れて逃げたときは全勝に近い戦績

母系にRound Tableが入って脚長に出ているので、本来は東京や外回りベターのタイプでもあります

東京7は前走中山で窮屈な競馬になった◎ジャッカスバーク、まあ1人気なのは仕方ないとして、400円つくようなら応援がてら単を

「No.1予想」ではクロッカスSを、「馬券総合倶楽部」ではクロッカスSと梅花賞を予想していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

クロッカスはこの前売りオッズならば、◎→○▲☆で今日の勝負かと

コメント (48)
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