栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

秋華賞と“ウォーエンブレム黄金配合”

2013-10-07 19:36:25 | 血統予想

「◎レジネッタはスローの外枠はありがたくないが、小回り向きの機動力はあるのでウオッカのようにずっと外を回ってくることはないはずで、他に内回りのスローをピリッと差せるような馬もいない。怖いのはウォーエンブレムの先行だろう。エアパスカルのチューリップ賞再現も一考したが、○ブラックエンブレムはアワエンブレム≒ヘクター2×2という気合いの入ったニアリークロスと、栗東に滞在し2頭出しでポルト出走を阻止した陣営のヤル気と、そして岩田。ウォーエンブレムと岩田というのは小回りではかなり信用できる組み合わせだ」(「馬券総合倶楽部」08年秋華賞確定予想コメント)

あの秋華賞の前日、京都の同級生と別件で電話してたら、

「で、明日はなんや?」
「秋華賞?◎はレジネッタで書いた」
「なんや普通やなあ…」(←超穴党)
「うむ…穴なら岩田やないの」

翌日、中学生の娘さん(訳あって籍は入れてない)の進路相談に乗っていた奴は、競馬中継にチャンネルを合わせつつ、「まあ学費は出すけど、できたら公立高校に行ってくれよ」みたいな話をしていたらレースがスタート、「お、競馬走るからちょっと待って」

直線内から岩田がスルスルと抜け出し、奴の本命ムードインディゴが大外から突っ込んでくるのが目に入ると、淀のスタンドでいつもうなってるあの調子で

ゆういちいいい!差せえええええっ!差さんかいいいいい!

娘はひっくり返って白目むいて「お、お父さん何してる人かナゾやったけど、やっぱりヤ○ザやったんや…」

2頭軸で総流し、3着が16人気プロヴィナージュですから学費が出たどころやなかった(^ ^;)

ローブティサージュは「一口馬主好配合」ピック馬で、ウォーエンブレムにサドラーを入れて母がHalo3×4、自身はMr.Prospector3×4の“ウォーエンブレム黄金配合”

ただしどうみても斬れより機動力という配合でもあり、だから外マイルのJFを勝ちきったことが驚きで、私は新馬を勝ったときから配合通りフラワーCタイプだと書いてきました

★シルクホースクラブ
父ウォーエンブレム
母プチノワール(Singspiel)
募集価格:1500万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104278/
ヴィクトワールピサの近親で、母父SingspielはHail to ReasonやHerbagerやAlmahmoudなどのクロス、母母父MachiavellianはNative DancerやNasrullah≒Royal Chargerなどのクロスで、母プチノワールはHalo3×4。代々流行のスピード血脈を重ねてきたプチノワールに、傍系異系のスタミナやパワーの血が強いウォーエンブレムをもってきたこのメリハリが絶妙で、牝系のポテンシャルの高さを引き出せる配合になっています。芝向きの中距離馬。(望田)

「ローブティサージュは血統から鞍上から戦績から臨戦過程から、何から何までブラックエンブレムに似てるな(・∀・)」とメールしといたんですが返事こないな

ウォーエン×サドラーは黄金配合か(3)~ミスプロクロス+サドベンドがプラチナ配合や!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/881765553b20ed049083d10264c93397

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Treveの配合をかんたんにやって寝よう

2013-10-07 00:38:41 | 配合論

Treve
http://www.pedigreequery.com/treve3

母Treviseが
Riverman4×2
Northern Dancer3×4
Turn-to6×5
という強力な相似配合

そこにNative Dancer5×5・5しか持たないMotivatorをもってきた「緊張と緩和」、自身はNorthern DancerとBold Reason≒Never BendとSecretariat≒Sir Gaylordのクロスで母の相似配合を全て継続

Motivatorの母はMixed Marriage4×4、Northern Dancer4×4で、その母母UncommittedはBusanda≒Better Self2×2にWar Admiral≒Eight Thirty3×3・4というもの凄さ

Northern Dancer→Sadler's Wells→Montjeu→Motivator→Treve
Uncommitted→Chellingoua→Our West→Motivator→Treve

どっちからみても、「緊張と緩和」「3/4と1/4」の物語が綿々と紡がれるのが美しい

私は今でも2000mぐらいがベストだと思ってるし、だからもうちょっと流れてくれたら日本勢にもチャンスはあったのでは…とも思っていますが、しかしあのエルコンドルパサーのJCを思い出すほど抜け出すときのピッチの速さが図抜けていて、日本で有数のピッチの速さを誇るオルフェーヴルと比較しても図抜けてました

「ジェンティルドンナより速く動ける牝馬がいるとは思わなんだ」と、オルフェも驚いたと思います…無念

仏オークスはTreve~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=787

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