過去10年の皐月賞馬10頭のうちNorthern Dancerを持つ馬は6頭で、その内訳は以下の通り
テイエムオペラオー:Sadler's Wells
ダイワメジャー:ノーザンテースト
ディープインパクト:Lyphard
メイショウサムソン:Sadler's Wells,Lyphard
ヴィクトリー:Sadler's Wells
キャプテントゥーレ:Lyphard
そしてSadler's WellsとLyphardが「Northern Dancer+Fair Trial」の組み合わせであることは、当然といえば当然だが注目に値する
今年の登録馬で「Northern Dancer+Fair Trial」血脈を持つ馬を列挙していくと
Lyphard…アーリーロブスト,トライアンフマーチ,ナカヤマフェスタ
Danzig…イグゼキュティヴ,セイウンワンダー,ナカヤマフェスタ
Nureyev…アントニオバローズ,ゴールデンチケット,シェーンヴァルト,フィフフペトル,ベルベットロード,メジロチャンプ,ロジユニヴァース
Sadler's Wells…アンライバルド,シェーンヴァルト(Fairy King)、モエレエキスパート(Fairy King)
なんやそんなにいっぱいおるんかい!と突っ込まれそうですが、それだけFair Trialという血は現代のサラブレッドに強い影響を与えているということです
あとはいつも言うように、「Fair Trialを持つ(クロスする)」から中山向きと断定するのではなく、「Fair Trialが馬体や走法や脚質に影響を及ぼしているかどうか」まで考察し判断できればベターですね
ディープインパクトもメイショウサムソンもヴィクトリーもキャプテントゥーレも、3角~直線までに前に追いつくか後続を突き放すかで、あそこでもう勝負を半分決めてしまっていました。マツリダゴッホ然り、グラスワンダー然りで、中山の大レースは先行するにしても差すにしても、3~4角を回りながら際立った脚を使えないと勝ち負けにはなりません。あの「斬れる」というより「捲る」脚こそがFair Trial的なのです
「中山とFair Trial」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/1124c9ae2e5faca2d83a0744443a40c6