栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

8/31,9/1の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-09-05 13:44:45 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2023)』で望田潤が推奨したロードラビリンス(牡2歳)が土曜中京1Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。

★ロードサラブレッドオーナーズ
父ミッキーアイル
母ベイコート(ロードカナロア)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022100653
牡 募集価格:2000万円
ダノンバラードの甥で、母ベイコートはJRA2勝(ダ1700m)。母母レディバラードは交流重賞を2勝。牝祖Angelic SongはGlorious SongやDevil's Bagの全妹という名血で、子孫にフサイチセブンやエアアルマスなど活躍馬が出ています。そこへミッキーアイルが配されて「3/4Northern Dancerクロス」できれいにまとまりました。ミッキーアイル産駒は牝のほうがよく走るし推奨しやすいのですが、牡駒はデュアリストやウィリアムバローズなどダートでの活躍が目立つし、母方からも馬の出来からも、上級~オープンで活躍できるダートのマイラーとみてピックします。(望田)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したヒシアマン(牡2歳)が日曜札幌1Rの未勝利戦(芝1500m)を勝ち上がりました。

ヒシアマン(牡・父モーリス、母アシュリン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104594/
母の父マンハッタンカフェはこのところ活躍馬が目立つパターン。「モーリス×マンハッタンカフェ」もハセドン(ダートオープン)、メイショウソラフネ(芝短距離オープン)、フレーヴァード(芝中距離オープン)が出ており悪くない。本馬は芝中距離向きだろう。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』と『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求がダブル推奨したレッドエヴァンス(牡3歳)が土曜新潟4Rの未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました。

★東京サラブレッドクラブ
父ロードカナロア
母レッドアヴァンセ(ディープインパクト)
牡 募集価格:7600万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105880/
2代母エリモピクシーはエリモシック(エリザベス女王杯)の全妹で、姉ほどの能力はありませんでしたが、重賞で入着を繰り返しました。繁殖牝馬としては姉をはるかに上回る実績を残し、母レッドアヴァンセ(ヴィクトリアマイル-3着、阪神牝馬S-2着)のほかに5頭の重賞勝ち馬を出しました。母はディープインパクトとダンシングブレーヴのニックスから成るので繁殖牝馬として大きな可能性を秘めています。母方にサンデーサイレンスとダンシングブレーヴを併せ持つロードカナロア産駒は、連対率24.8%、1走あたりの賞金額259万円。ロードカナロア産駒全体の20.0%、232万円をそれぞれ上回ります。「ロードカナロア×ディープインパクト×ダンシングブレーヴ」はアドマイヤハダル(中山記念-3着)と同じ。6月17日時点の馬体重は393kgですが、5月4日生まれなのでまだまだ成長の余地はあり、1歳上の全兄が500kgを超えているので心配ないでしょう。芝向きの中距離タイプ。(栗山)

レッドエヴァンス(牡・父ロードカナロア、母レッドアヴァンセ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105880/
2代母エリモピクシーは5頭の重賞勝ち馬を産んだ名牝。母レッドアヴァンセは重賞こそ勝てなかったものの、ヴィクトリアマイル3着、阪神牝馬S2着などの成績を残した。母はディープインパクトとダンシングブレーヴのニックスから成る。本馬は2番仔で、繁殖牝馬として大きな可能性を秘めている。父ロードカナロアはダンシングブレーヴと相性抜群で、「ロードカナロア×ディープインパクト×ダンシングブレーヴ」の組み合わせは、中山記念で3着となったアドマイヤハダルが出ている。全兄レッドルヴァンシュは現在2戦して未勝利だが、喉が悪いという話もある。本馬はそうした点が見られないので期待が大きい。芝向きの中距離タイプ。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤が推奨したマルモア(牝3歳)が土曜中京7Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

★インゼルサラブレッドクラブ
父エピファネイア
母マーブルカテドラル(ダイワメジャー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105245/
牝 募集価格:3500万円
母マーブルカテドラルはオープンで活躍したマイラー。母母ヘルスウォールはチューリップ賞勝ち馬。牝祖サラトガフラッシュはPromised Land≒Darlin Patriceの3/4同血クロス3×3をもち、芝マイルの素軽い斬れがある牝系です。エピファネイア×ダイワメジャーというのは今年の2歳リーディングサイアー×2歳リーディングBMSの組み合わせ。まだ非力な面も残りますがしなやかな体質が目をひき、芝中距離馬としての伸びしろがあると解釈します。Sadler's Wells=Fairy Kingの全きょうだいクロスも魅力でピック。(望田)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したフォティーゾ(牡3歳)が土曜新潟7Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

フォティーゾ(牡・父キズナ、母スキア)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105083/
スキアの仔は、ソールオリエンス(皐月賞)、ヴァンドギャルド(富士S)など出走6頭中5頭が勝ち上がっている。「母の父Motivator」は、頭数はまださほど多くないものの、本馬の兄ソールオリエンス、ヴァンドギャルドの他に、タイトルホルダー(菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念)、ステラリア(福島牝馬S、エリザベス女王杯-2着)などが出ている。ステラリアは本馬と同じ「キズナ×Motivator」の組み合わせ。母方に入るSadler's Wells、Gone West、Rainbow Quest、デインヒルはいずれも父と相性良好。配合的にケチを付けるところが見当たらず完成度が高い。クラシック向きの底力や2400m向きのスタミナも感じるのでおもしろい。(栗山)

■土曜札幌7R1勝クラス ルージュシュエット(一口&POG・望田)
■土曜新潟9R瓢湖特別 ベンサレム(一口・栗山)
■土曜札幌11R札幌2歳S3着 ファイアンクランツ(POG・栗山)



札幌2歳はマジックサンズ、キズナ×キングカメハメハは勝ち馬率55.3%(21/38)でハピ、メイショウゲキリン、タガノエルビータなどが出てよく走ってますが、キズナ産駒にしては牡がよく走る組み合わせでもあり(牡は勝ち馬率63.6%)、そして驚くことにノーザン産のキズナ×キングカメハメハはこのマジックサンズが初出走なんですよね

キズナは21年産から種付料が上がって、ノーザンやグループの繁殖の占有率が高くなりついにジャスティンミラノが牡馬クラシックを勝った…という話は前にも書きましたが、2歳世代もすでにJRAで勝ち上がった7頭のうち5頭がノーザン産(あとはグランド牧場とレイクヴィラF)です



シンリョクカちゃんがついに重賞を勝ったので、サトノダイヤモンド×Caerleonのニックスのデータを更新しておきますが、2歳も2頭とも勝ち上がってますな
あ…そういえば、どこぞのクラブの募集馬にサトダイCaerleonいたような?

●母系にCaerleonをもつサトノダイヤモンド産駒(JRA出走)

コメント (2)
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