栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

9/3~8の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-09-11 11:36:57 | 共有クラブ

■火曜盛岡10R不来方賞3着 サトノフェニックス(POG・望田)
■土曜中京9R浜名湖特別 セブンサミット(一口・栗山)
■土曜中山11R紫苑S3着 ボンドガール(POG・栗山)
■日曜中京7R1勝クラス リューデスハイム(一口&POG・望田)
■日曜中京8R1勝クラス スターリングアップ(POG・栗山)



毎年函館開催がはじまると「Never Bendと夏馬」シリーズを書いてましたがもう10年以上前になるんですね…マイネルラヴ×Never Bendでコリコリのイカを食うのだ~みたいなやつね

クロフネってのはフレンチデピュティとNever Bendですから、冬場は硬くなるようなパワー体質をよく伝える血です

セントウルのパドックを見ててまず目についたのがママコチャの出来で、あ~そうかこれもクロフネの夏女なんやと、暮れの阪神Cは人気で負けてたもんなあ…

父クロフネや母父クロフネが得意とするG1といえば、スプリンターズS[3-1-0-3]、ヴィクトリアマイル[3-3-1-18]、宝塚記念[2-1-1-7]、大阪杯[1-3-0-5]あたりで、他ではフィリーサイアーだけあって紫苑S[3-1-0-4]やクイーンC[3-3-1-8]もさすが得意レースで、ソダシもカレンチャンもハヤヤッコも夏の北海道戦では大活躍です

クロフネを1~2代目にもつ馬の芝重賞成績


ガイアフォースが寒い時期は歩様がゴトゴトしてきてAJCCやチャレンジCで1人気を裏切ってしまったので、試しにダートのフェブラリーに出たら力走した、というのもクロフネ体質らしいエピソードといえますよね

というわけで「名うてのフィリーサイアー」と呼んできましたが「名うてのサマーフィリーサイアー」に改称したいと思います





いっぽう勝ったトウシンマカオは上のように、8枠に入ったときの成績が[4-0-0-2]で、これはこれでtheスペシャルウィーク肌というべき偏りですな



9/8ムーランドロンシャン賞(仏G1・芝1600m)に勝ち、5歳9月にしてついにG1ホースの仲間入りをしたTribalistは、母がNorthern Dancer4×3で自身はNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロス4×4

父Farhhのもう1頭の代表産駒でQエリザベス二世S(英G1・芝8F)に勝ったKing of Changeも、母はNorthern Dancer3×4・4で自身はNureyev≒Sadler's Wells4×4





Farhhの日本での代表産駒オフトレイルは母がNorthern Dancer4×4で自身はNureyev4×4ですから、これもやってることはだいたい同じ

Farhhの母Gonbardaはオイロパ賞(独G1・芝2400m)とドイツ賞(独G1・芝2400m)に勝った名牝で、その父LandoがLiterat=Libertyの全きょうだいクロス3×3、母母GrimpolaはWiesenweihe≒Gerthiのニアリークロス2×3、そして牝祖GoldhenneはBirkhahn≒Burgermeisterの3/4同血クロス1×2






代々クラクラくるような配合をしてますが、Gonbarda自身はBirkhahn5・5×4・5・5で非Northern Dancerなので、Galileoのようにここを思いっきり1/4異系(1/4ドイツ)に使った配合が成功しているわけですな

コメント
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