一つ告知を、以下の「リヤンドファミユ 種牡馬入りプロジェクト」、私がこのプロジェクトに関与しているわけでも全面的に賛同しているわけでもないのですが、知り合いが関わっていてその方は決しておかしなことをする人ではないので、ひとまず紹介だけさせてもらうことにします
https://camp-fire.jp/projects/view/16529
骨折後のリヤンドファミユは競走能力は完全には戻らなかったというべきで、若駒Sで最内に突っ込んで抜け出してくるときのゾクゾクするような身のこなしはついに取り戻すことはできませんでしたが、あの身のこなしは紛れもなくオープン馬のそれでした
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モンドキャンノはパドックを見ると、キンシャサノキセキ×レイズアンドコール(スプリンター×スプリンター)の配合からはちょっとイメージできないほど体型に伸びがあり身のこなしもしなやかで、これならむしろ1200よりは1600がベターかもしれない、とコメント欄に書いておきました…予想は無印やったんでね(^ ^;)
種牡馬サクラバクシンオーはPrincely Gift系特有のしなやかさもよく伝えるので、そこにサンデーサイレンス系の柔らかさが加わると、短距離を頑強ピッチで走るというよりはマイルをしなやかストライドで走るタイプが出るのだ、ということはグランプリボス(サクラバクシンオー×サンデーサイレンス)の血統解説なんかでもよく書いてきました
だからモンドキャンノも字面の血統以上にグランプリボス方面に寄っていると解釈すべきなのでしょうが、サクラバクシンオーを母父に持つ馬で、芝1600m以上の重賞で連対したのは以下の6頭
キタサンブラック:JC、春天、菊ほか
アデイインザライフ:新潟記念
モンドキャンノ:朝日杯FS2着
トップカミング:日経新春杯2着
シャイン:シンザン記念2着
フローライゼ:新潟2歳S2着
この6頭、シャイン(父メイショウドトウ)以外はいずれも父がサンデーサイレンス系で、サンデー系とバクシンオーの出会いはしなやかさを増し適性距離がマイル以上になりやすい説を裏付けているともいえます
そして6頭のうち、キタサンブラック以外の5頭はいずれも外回りの重賞での連対で、これはつまり母父サクラバクシンオーからしなやかさを受け継いでマイル以上に適性があるような馬は、ストライドで走ることが多いので内回りより外回りがベターな脚質になりやすい、という言い方もできるのではないかと
キタサンブラックにしても、G1勝ち三つ(JC,春天,菊)は東京と京都外回り、一方で中山と阪神の内回りでは[1-2-2-0]
いや宝塚記念はとてもとても強い3着だったし、大阪杯も有馬記念もかなり惜敗ではあるのですが、結果として勝ちきれてないのも事実
菊花賞キタサンも朝日杯モンドも「母父バクシンオーの字面以上に、なんとなく距離は持ちそうだ」と思っていたのですが、今回のエントリでその「なんとなく」のピースが埋まってすっきりとしました。(・∀・)