■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2017)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したレッドルゼル(牡6歳)が水曜大井11Rの東京盃(Jpn2・ダ1200m)を勝ちました。
★東京サラブレッドクラブ
父ロードカナロア
母フレンチノワール(フレンチデピュティ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016105188/
牡 募集価格:2000万円
母フレンチノワールはサウンドトゥルーと同じフレンチデピュティ×フジキセキの砂黄金配合で、準オープンまで出世したダート馬。そこにロードカナロアが配されてNureyev5×5とIn Reality5×6のクロスですから、カナロア産駒にしてはわりと締まりの強い体質です。前捌きなどちょっとゴトゴトしているぐらいで、あまり優雅なストライドで走れるタイプではないでしょうが、そのぶんダートOKのパワーも兼備しており、短距離馬向きの筋肉をつけてくる安田隆厩舎にも合ったタイプとみました。芝ダ兼用1400mベストという私の見立てが正しければ、稼ぎ場所には困らない馬でしょう。(望田)
【8月2日追記】
母フレンチノワールは現役時代にダートで4勝。「フレンチデピュティ×フジキセキ」という組み合わせなのでDeputy Ministerとフジキセキのニックスを持っており、繁殖牝馬としても期待できます。「ロードカナロア+フレンチデピュティ+サンデーサイレンス+Nureyev」という配合構成はレッドシャーロット(2戦1勝)とよく似ています。現時点でSpecial牝系とロードカナロアは抜群の相性なので、Nureyevを持つ点はとくに強調できます。母の父フレンチデピュティの影響を感じさせる筋肉量豊富な馬体はスプリンター~マイラーとして大きな期待を抱かせます。牡馬で2000万円ならお買い得といえるのではないでしょうか。(栗山)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2022)』で栗山求が推奨したグランヴィノス(牡2歳)が月曜阪神5Rの新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
グランヴィノス(牡・父キタサンブラック・母ハルーワスウィート)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020103522/
ヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグランの半弟。キタサンブラック産駒は Halo、Sir Ivor、Droneが入った配合が走っているが、母ハルーワスウィートはHalo3×4なので成功パターンに当てはまる。Nureyevが入るパターンもイクイノックスが出るなどアベレージが高い。母が19歳時の産駒である点がどうかだが、稀代の名牝に年齢は関係ない。(栗山)
■月曜ロンシャン7Rフォレ賞3着 エントシャイデン(ディープ・望田)
■日曜東京6R1勝クラス リンクスルーファス(一口・望田)
■日曜東京10R神無月S ルコルセール(一口・栗山)
■月曜東京7R1勝クラス ポルトヴェッキオ(POG・望田)
ひと月前ぐらいに下記エントリで「今のところサトノクラウン産駒は牝が短距離~マイルでよく走っていて、牝駒にはジョコンダⅡのスピードがよく伝わっているようだ。いっぽう牡駒は父似で、ジリっぽく2着3着を重ねる中距離馬が多いのでは」と書きました
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/b87cfefb3809a6de8a70d4749d023be1
上はJRA既出走のサトノクラウン産駒一覧(3着以上があるもの)で、下は現時点での牡牝の距離別成績です
●距離別成績(牡)
●距離別成績(牝)
こうしてみると、牡はそもそも1600m以下の出走自体が少なくて、2歳秋の時点でこんなに偏るというのは、見るからに父似の中距離型が多いのだろうと
あとこれは予想されたことですが、ダートは[0-0-0-8]で掲示板ゼロ、あんまり適性はなさそうな…
まあ「牝馬が走る」イコール「肌に回っていい」という見方もできるわけで、たしかにサトノクラウン肌は字面的にも成功しそうですから、種牡馬サトノクラウンが血を遺していくためには「牝はマイルで手堅く、牡は中距離で一発」という傾向は良きことなのだろうと思いますね
まだ若い馬ですよね…
これから馬主&調教師と飲みですが大喜利になるにきまってる…