■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で望田潤が推奨したジャナドリア(牡2歳)が土曜新潟6Rの新馬戦(1800m)を勝ち上がりました。
ジャナドリア(牡、父ゴールドドリーム、母ターシャズスター)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104888/
母ターシャズスターはエスメラルディーナやコンシリエーレを産んでいるダートの名繁殖。Northern Dancerの血を全く引かないので、Nureyev≒Numberの3/4同血クロス3×4をもつゴールドドリームとの配合もよい。500キロ超の好馬体で、4月末に美浦に入厩しゲート合格。デビューは早そうで、めざせ東京ダービー&ケンタッキーダービー。(望田)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で望田潤が推奨したシルバーレイン(牡2歳)が日曜新潟2Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
シルバーレイン(牡、父エピファネイア、母ノームコア)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104942/
母ノームコアはクロノジェネシスの半姉で香港Cとヴィクトリアマイルに勝った。ハービンジャーの肌はベラジオオペラやレガレイラなどが出てさすがの長打力。エピファネイア×ハービンジャーは重厚だが、母母クロノロジストがフサイチリシャールと同血でビザンチンドリームの母母グリッターカーラとも3/4同血で、ここがマイラー質なのでバランス的に◎。(望田)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で栗山求が推奨したグランテレーズ(牝3歳)が土曜札幌3Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父シュヴァルグラン
母アドマイヤテレサ(エリシオ)
牝 募集価格：2000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021102401/
母アドマイヤテレサが21歳時の産駒。しかし、それでも推奨したいと思います。4分の3兄にアドマイヤラクティ(コーフィールドC、ダイヤモンドS/父ハーツクライ)、アドマイヤジャスタ(函館記念/父ジャスタウェイ)と2頭の重賞勝ち馬がいます。父シュヴァルグランはジャパンC(G1)の勝ち馬で、中長距離がベストでした。ただ、Machiavellianを介したHaloクロスを持つ配合構成は素晴らしく、ヴィルシーナとヴィブロスという2頭のG1馬をきょうだいに持つ血統背景も超一流。種牡馬として予想を上回る成功を収める可能性もあります。父の母ハルーワスウィートが稀代の名繁殖牝馬だけに、その重要な構成要素であるNureyevを強化した配合(Nureyev≒Fairy King4×3)は悪くないでしょう。芝中距離向き。(栗山)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したコンテネレッツア(牝3歳)が土曜新潟7Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
コンテネレッツア(牝・父エピファネイア・母アドマイヤセプター)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105367/
スカイグルーヴの全妹でデシエルトやレガトゥスの半妹。母アドマイヤセプターはドゥラメンテの全妹で京阪杯2着。母母アドマイヤグルーヴはエリ女連覇。エピファネイア×キングカメハメハはデアリングタクト、イズジョーノキセキ、クラヴェルなどと同じで、牝が非常によく走っている配合だ。ソネットフレーズとは父が同じで母が全姉妹なので同血の間柄になる。(望田)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』と『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求がダブル推奨したベランジェール(牝3歳)が日曜新潟4Rの未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました
★DMMバヌーシー
父モーリス
母キャリコ(ディープインパクト)
牝 募集価格：9100万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105484/
母キャリコは未勝利馬ながらプリモシーン(関屋記念、東京新聞杯、フェアリーS)の全妹にあたる良血。「モーリス×ディープインパクト」はコンスタントに活躍馬を出して成功していますが、母方の奥に Danzig を併せ持つパターンはさらに素晴らしく、ルークズネスト(ファルコンS)、ジェラルディーナ(鳴尾記念-2着)など6頭中4頭が勝ち上がり、連対率42.5%、1走あたり545万円という非凡な成績を挙げています。モーリス産駒全体が19.4%、177万円ですから、これを大きく上回っています。本馬はこのパターン。牝馬で9100万円は高いのですが、収支云々ではなく、競走馬に出資して純粋に応援ライフを楽しみたいという方にはオススメです。(栗山)
ベランジェール(牝・父モーリス、母キャリコ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105484/
母キャリコは未勝利馬ながらプリモシーン(関屋記念、東京新聞杯、フェアリーS)の全妹にあたる良血。「モーリス×ディープインパクト」はコンスタントに活躍馬を出して成功しているが、母方の奥に Danzig を併せ持つパターンはさらに素晴らしく、ジェラルディーナ(エリザベス女王杯)、ルークズネスト(ファルコンS)など6頭中4頭が勝ち上がっている。本馬はこのパターン。坂路は動かないタイプだが、競馬にはまったく影響がなく、気性面の問題もない。(栗山)
■土曜新潟8R1勝クラス スティンガーグラス(POG・栗山)
■土曜札幌9R千歳特別 ビーナスローズ(一口・栗山)
■土曜中京9R御在所特別 フレイミングフープ(POG・栗山)
ドゥレッツァは母父にMore Than Readyの強力なスピードが入るのでドゥラメンテ産駒としてもわりとピッチで加速するタイプで、そういう意味ではヨークの長い直線でムーアに追われて追われてヌレサド的ナスペリ的ストライドを伸ばしてゴール前最速をマークしたCity of Troyとは対照的で、ヨークだとジャスティンパレスみたいなナタのストライドのほうが合うんやろうなあ…と思いながら見てました
これで今年は、Justify×Galileo×TheatricalのCity of Troyが英ダービーと英2000ギニーと英インタナショナルSとエクリプスSを勝ち、Justify×Sadler's Wells×Danehill DancerのOpera Singerが愛1000ギニーとナッソーSを勝ち、Blue Point×New Approach×Fairy KingのRosallionが愛2000ギニーとセントジェームズパレスSを勝ち、カラヴァッジオ×Holy Roman Emperor×High ChaparralのPorta FortunaがコロネーションSとファルマスSに勝ち、Shamardal×Teofilo×Fairy KingのInisherinがコモンウェルスCに勝ち、Lope de Vega×High Chaparral×Cape CrossのLook de Vegaが仏ダービーに勝ちました
Galileo～Sadler's Wells(≒Nureyev)とデインヒル～Danzigのラインで塗り固められてきた欧州繁殖群に、Storm Cat系マイラー種牡馬を配してちょっと箸休めというね、近年欧州馬産界が推し進めてきた配合が爆発した24年上半期だったかと
ジャナドリアはゴールドドリーム産駒JRA初勝利となりましたが、ゴールドドリームはNureyev≒Numberの3/4同血クロス3×4なので、ターシャズスターのようにNorthern Dancerの血を全く引かないか、もしくはNorthern Dancerのクロスが希薄な繁殖に配したい種牡馬です
同じくゴールドアリュールの代表産駒クリソベリルはNureyev≒Sadler's Wells3×4･5ですが、セリやクラブに出てる産駒をみていると、やっぱりそういう配合に出来が良い馬が多いように思うんですよね
シルバーレインはビザンチンドリームとやってることはだいたい同じで、デアリングタクトやエフフォーリアもそうですが、エピファネイアは母父にジャングルポケットやハービンジャーみたいな重厚な中距離血統をもってくるのならば、母母はパワーマイラー質、パワースプリント質で「1/4マイラー」の形にしたほうが成功しやすいです(ブローザホーンですら母父は最優秀短距離馬デュランダルです)
