栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

8/24,25日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-08-27 08:48:22 | 血統予想

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したミッキーマドンナ(牝2歳)が日曜札幌5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

ミッキーマドンナ(牝・父エピファネイア、母ミッキークイーン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022105078/
母ミッキークイーンはオークス(G1)と秋華賞(G1)をを制した名牝で、繁殖牝馬としてもミッキーゴージャス(愛知杯/父ミッキーロケット)を産んでいる。ミッキークイーンの全姉の仔にブレイディヴェーグ(エリザベス女王杯/父ロードカナロア)がいるように、ミュージカルウェイのファミリーは勢いがある。本馬と100%同血(父が同じで母同士が全姉妹)のエピファニーは小倉大賞典(G3)を勝っている。エピファニーの母ルールブリタニアは1勝馬で、本馬の母ミッキークイーンはクラシックホース。なおかつ繁殖牝馬としても重賞勝ち馬を出している。期待値は高い。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で望田潤が推奨したラヴァブル(牝2歳)が土曜中京1Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

ラヴァブル(牝、父ジャスタウェイ、母エピックラヴ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104687/
名繁殖エピックラヴの娘で、ダノンザキッドの全妹で、ダノンタッチダウン、ミッキーブリランテ、オールザワールドの半妹。母父Dansiliはハービンジャーの父として知られるデインヒル系で、ジャスタウェイの活躍産駒はテオレーマ、マスターフェンサー、ルージュエヴァイユなど母系にDanzigが入ることが多い。4月にゲート合格し早期デビューが見込まれている。(望田)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したサクソフィーナ(牝3歳)が土曜新潟3Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

★ワラウカド
父Saxon Warrior
母ザフィーナ(Casamento)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021110042/
牝 募集価格:2000万円
母ザフィーナはサンタアナS(米G3・芝10F)2着。母父CasamentoはShamardal産駒でレーシングポストT(英G1・芝8F)勝ち馬。母母父ZafeenはZafonic産駒でセントジェイムズパレスS(英G1・芝8F)勝ち馬。父Saxon Warriorはディープインパクト産駒の英2000ギニー馬で、母がGalileo×デインヒルですからディープを欧州仕様にした配合といえます。そこにStorm Cat系とGone West系のマイラーの血を重ねることで、日本向きのしなやかさを増したマイラーに期待できる配合にまとまりました。実馬を見ても概ね配合どおりのイメージで、芝大箱で斬れる長めマイラーでしょう。募集価格もお手頃なので、ワラウカドでは本馬をピックしたいと思います。(望田)

父Saxon Warriorはヨーロッパにおけるディープインパクトの代表産駒の1頭で、現役時代に英2000ギニー(G1・芝8F)、レーシングポストトロフィー(G1・芝8F)を勝ちました。現2歳の初年度産駒からコンデ賞(仏G3・芝1800m)を勝ったVictoria Roadを出しており、幸先のいいスタートを切っています。同馬はDanzig 5×4で、本馬は5×5。同じクロスを持っています。母ザフィーナはアメリカの芝戦線で走り、重賞こそ勝てなかったものの、G3で2、3着。「Casamento×Zafeen×Fraam」というマイナーな血を重ねられていますが、Shamardal、Zafonic、Nureyevといった日本の軽い芝に適性のある血を抱えており、好感が持てる配合構成です。測尺や動きも合格点で、芝向きのマイラーとして期待できます。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で栗山求が推奨したローマンレイク(牝3歳)が日曜札幌4Rの未勝利戦(ダ1700m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父ドレフォン
母メジロオードリー(スペシャルウィーク)
牝 募集価格:3200万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105976/
ホウオウイクセル(フラワーC)の半妹。母メジロオードリーは芝2勝馬で、2代母メジロドーベルはG1を5勝した名牝。「ドレフォン×スペシャルウィーク」は、3頭出走して2頭が勝ち上がり、残る1頭はキャリア1戦の2歳馬なので、いずれ勝ち上がる可能性も十分ある。ドレフォン産駒の勝ち星は、芝とダートの割合が約1:4なので、芝馬を作るには母に十分な芝適性がなければならない。メジロオードリーは「スペシャルウィーク×メジロライアン×パーソロン」なので申し分なく、スタミナも伝えるので芝中距離まで守備範囲だろう。(栗山)

■土曜札幌10RWASJ第1戦 クファシル(POG・栗山)
■日曜中京11R名鉄杯 バハルダール(一口&POG・望田)
■日曜札幌12RWASJ第4戦 エゾダイモン(POG・栗山)

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今日から栗山求、平出貴昭、岡崎淳とオッサン4人牧場巡りの旅、日高の牧場いくつかとレイクヴィラFを巡り、その足で木曜はキャロツアーに参加というスケジュールで、台風の接近が非常に気になりますがひとまず雨具と長靴は持参しました
というわけで、キャロットのピックは9/3にはアップしたいと思ってます

新潟2歳は母父スペシャルウィークのトータルクラリティが勝ち、父サートゥルナーリアのコートアリシアンとマジカルフェアリーが2着4着、そして父エピファネイアのプロクレイアが3着

スペシャルウィークの孫が勝ち、スペシャルウィークの曾孫が2~4着という結果になりました



スペシャルウィークがセントクレスピン譲りのAureole魂(他馬を怖がる、馬群が苦手、抜かれるのが嫌なので先頭に立つと頑張る、差すなら一番外から)をよく伝えたのは疑いないところで、トータルクラリティはここも外枠を引いて新馬戦と同じケイバ、少頭数の好位外から抜け出す形で快勝

一方母系にもVaguely Nobleが入ってAureoleの薄いクロスをもつコートアリシアンは馬と馬の間に入るとエキサイトしてしまい、あれはシーザリオの息子たちが引っかかってしまったパターンと重なるものがありました

そしてやはり外枠がプラスかと思われたプロクレイアは直線馬群を割ろうとするも割りきれず、けっきょく大外まで持ち出して追い込んで3着で、スペシャルウィークのAureole魂悲喜こもごもというレースやったなあ~と

サートゥルナーリアはこれでJRAファーストシーズンリーディングのトップに立ちましたが、産駒は東京や新潟や中京のスローで高速上がりを叩き出しているのはさすがで、やっぱり全体に父に似た雰囲気の馬が多くて、シーザリオのややこしい気性面もよく伝わってるなという印象です



スペシャルウィークと同じぐらいAureole魂をよく伝えるのがドイツの名血Monsunで、WASJのシュバルツクーゲルは内枠を引いてしまい馬群に入ると弥生賞みたいになってしまうぞと心配したんですが、向正で抜け目なく外に出して捲りきってしまったルメールさんはさすがでした

コメント (2)
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