栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

8/10,11の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-08-15 10:03:43 | 共有クラブ

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したマスカレードボール(牡2歳)が日曜新潟5R新馬戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

マスカレードボール(牡・父ドゥラメンテ、母マスクオフ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022105519/
母マスクオフは1勝馬だが、ビハインドザマスク(スワンSなど重賞3勝)の娘で、オメガヴェンデッタ(阪急杯-2着)、マスクトヒーロー(マーチS-3着)をきょうだいに持つ良血。なおかつ、ディープインパクトとダンシングブレーヴのニックスを抱えた配合構成も素晴らしく、繁殖牝馬としてきわめて優秀。これまでにマスクトディーヴァ(阪神牝馬S、ローズS/父ルーラーシップ)、トゥーフェイス(オープンクラス/父モーリス)を産んでいる。本馬の父はドゥラメンテ。母はディープインパクトとダンシングブレーヴのニックスの核心部分である「Halo≒Sir Ivor≒Drone3・5×5」という相似な血のクロスを持ち、本馬はサンデーサイレンス3×3を通じてこれらを継続している。芝中距離で切れるタイプだろう。

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したテリオスララ(牝2歳)が土曜札幌1R未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

テリオスララ(牝・父シスキン、母シャンドランジュ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104812/
種付け時のアクシデントにより初年度産駒が7頭しかいないシスキン。現役時代に愛2000ギニー(G1)を制覇した。血統構成は素晴らしく、4分の3同血のLockdownを母に持つIdiomaticは、現在アメリカの牝馬路線でG1を4連勝、重賞6連勝と無敵を誇る。血統的なポテンシャルは高い。本馬はヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグランの近親で、母シャンドランジュは日本向きのHaloの血を3×4で持つほか、Nureyev、Blushing Groomといったこれまた日本向きの血を抱えている。母の父マンハッタンカフェは、タスティエーラ、テーオーロイヤル、テーオーケインズ、メイショウハリオ、ソウルラッシュの母の父でもあり、ブルードメアサイアーとして評価が高い。大物マイラーに成長しても不思議はない。

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したクライスレリアーナ(牝2歳)が土曜新潟1R未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

クライスレリアーナ(牝・父サートゥルナーリア、母シユーマ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104818/
母シユーマは名種牡馬シユーニ(仏チャンピオンサイアー)の半妹で、産駒はブレステイキング(チャレンジC-3着、セントライト記念-4着)をはじめ4頭が勝ち上がっている。父の4分の3兄リオンディーズはデインヒルとの相性が良好で、ジャスティンロックやオタルエバーなどコンスタントに活躍馬を出している。サートゥルナーリアとデインヒルの組み合わせも上手く行くはず。芝向きの中距離タイプ。

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で栗山求が推奨したラルンエベール(牝3歳)が土曜新潟3Rの未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がりました。

★ユニオンオーナーズクラブ
父サトノダイヤモンド
母ライラムーン(キングカメハメハ)
牝 募集価格:1800万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021106681/
2代母ライラプスはクイーンC(G3)の勝ち馬で、フサイチリシャール(朝日杯FS)、ビーチサンバ(阪神JF-3着)の4分の3姉。3代母フサイチエアデールは58kgを背負ってマーメイドS(G3)を勝つなど重賞4勝の名牝です。父サトノダイヤモンドは、産駒デビュー後の6週間で[1-1-1-2]という上々の成績。Mr.Prospectorを持たない血統構成なので、その血を3×4で持つ母ライラムーンは、新たな活力の注入という観点から好ましい相手です。芝向きで胴長の体型を伝えるので、母の「キングカメハメハ×フレンチデピュティ」という少し硬めの血統はバランス的にちょうどいいと思います。芝中距離タイプ。(栗山)

■土曜中京8R1勝クラス デルマアートマン(POG・栗山)

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シスキンはいいぞ~、特に肌に回っていいのだぞ~と言いつづけてきた私としては、娘が2頭とも勝ち上がってまずはよかったよかった(・∀・)
シスキンは初年度のアクシデントで種付中止が痛恨でしたが、その後も日高であんまり人気が出てなかったのでね、これで来年はもっと繁殖が集まるだろうと

牝駒といえば、サートゥルナーリア産駒もここまで18頭が出走し5頭目の勝ち上がりですが、うち4頭が牝で、そもそも出走18頭のうち13頭が牝
案外2歳になって急上昇しない、パンと仕上がってこないという話が入ってくるサートゥル産駒ですが、牡駒はそういう傾向が強いのかもしれません



クライスレリアーナとエンブロイダリーの次走圧勝でミリオンローズの勝った新馬が伝説化しつつありますが、やはりマンビア最強、アルデバラン肌もいいのだぞということで(・∀・)

8/11のジャックルマロウ賞(仏G1・芝1600m)はCharynが1:33.98のタイムで圧勝、高速決着ではここでも一枚上という末脚でしたが、Dark Angelは日本でも北米でも香港でも走るし高速馬場適性が高いのがいいですよね





昨日の黒潮盃は大北のダテノショウグン、単勝110円の支持に応える完勝
父バンブーエール(JBCスプリント)はアフリート×Blushing Groom系でTom Fool≒Spring Runのニアリークロス4×5、桜花賞馬プリモディーネがTom Fool≒Spring Run4×5・5、JBCスプリントのスターリングローズがTom Fool4×4、JDDのビッグウルフがTom Fool4×5と、アフリート産駒においてはTom Foolがいつも配合のキーでした



バンブーエールの場合は母母父Irish Castleの母母LongfordもTom Foolとニアリーで、つまりTom Fool≒Spring Run≒Longford4×5・5で、アフリートのTom Foolを十二分に活かした配合なんですよね









これをBlushing Groom4×4と累進したキャッスルトップはJDDを逃げ切りましたが、ダテノショウグンの場合は母母フェルメールブルーがノーザンテースト×ノースフライトでHyperionの塊(4・5×5・6・7)、そして母父マンハッタンカフェはドイツ牝系のアウトブリードのサンデーサイレンス産駒
ようするに「父にTom Foolの凝縮、母母にHyperionの凝縮、母父はそれを緩和」という、明快な構図ですが奥深いアウトブリードになってます

セリで高値がついたように幼駒の頃から出来がよかった馬ですが、ノースフライト牝系でこの配合ならばまだまだ成長するのは必至でしょう

レースぶりもまさに血統どおりで、Tom Foolで自在に捲ってHyperionで踏ん張るというね、ダートで横綱相撲がとれるタイプだけにホンマに楽しみですな

コメント (6)
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