栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」
■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2019)』で推奨したヴェルトライゼンデ(牡5歳)が土曜中京11Rの鳴尾記念(G3･2000m)を勝ちました。
ヴェルトライゼンデ(牡・父ドリームジャーニー・母マンデラ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105567/
ワールドエースの3/4弟で、欧G1を3勝したManduroの甥。母マンデラは独オークス(独G1･芝2200m)3着。母父AcatenangoのところだけNorthern Dancerが入らない「3/4Northern Dancerクロス」のオーソドックスな好形で、ツアーで実馬を見たがドリームジャーニーにしては馬格があり体質はしなやかで好印象しかなかった。血統的にやや晩成傾向なのだけが不安点ですかね。(望田)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2022)』で栗山求が推奨したダイヤモンドハンズ(牡2歳)が土曜中京5Rの新馬戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
ダイヤモンドハンズ(牡・父サトノダイヤモンド・母メチャコルタ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020103647/
母メチャコルタと、父の母マルペンサは、いずれもアルゼンチン血統。したがって血量の4分の3がアルゼンチン血統で占められている。母はアルゼンチンの芝マイルG1馬で、Mr.Prospector、Deputy Ministerといった血はおそらく父と合うだろう。また、Danzigのクロスも、父サトノダイヤモンドの成功パターンとなるのではないか。栗東で3月下旬から時計を出しており、早期デビューが見込める。(栗山)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2022)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したノッキングポイント(牡2歳)が土曜東京5Rの新馬戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
ノッキングポイント(牡・父モーリス・母チェッキーノ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020103472/
サンデーレーシング＆キムテツ厩舎で6月東京デビュー予定。母チェッキーノはコディーノの全妹でオークス2着。母母ハッピーパスは京都牝馬S勝ち。モーリス×キングカメハメハ×サンデーサイレンスの牡は11頭出走でアルビージャやレガトゥスなど6頭が勝ち馬。ノーザン産は4頭全て勝ち馬。この父系＆牝系らしい機動力マイラーで、ジュニアCをひと捲りといきたい。(望田)
ノッキングポイント(牡・父モーリス・母チェッキーノ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020103472/
「モーリス×キンカメ×サンデー」という成功確率の高い組み合わせ。母チェッキーノはフローラS(G2)を勝ち、オークス(G1)2着という活躍馬で、母を含めてその兄弟9頭はすべて2勝以上を挙げている。その一頭で母の全兄コディーノは東京スポーツ杯2歳S(G3)、札幌2歳S(G3)を勝った。活力のある牝系の出身で大物感あり。(栗山)
■土曜中京7R1勝クラス ゼッフィーロ(ディープ・望田)
■土曜東京7R1勝クラス サリエラ(ディープ・望田＆栗山)
■土曜中京8R1勝クラス ルピナスリード(一口＆POG・望田)
■土曜中京12R2勝クラス ジレトール(一口・望田)
■日曜東京9RホンコンJCT ピュアブレンド(一口・望田)
ダイヤモンドハンズの母メチャコルタは亜1000ギニー大賞典(亜G1･芝1600m)勝ち馬で、その父El CorredorはシガーマイルH(米G1･ダ8F)に勝ったGone West系
「サトノダイヤモンド産駒は北米スピード血脈のマイラーの母から選びたい」とPOG書籍で書きましたが、61秒で追走して34秒で上がって、ビュンと斬れるわけではないですが、重心の低い走りでゴールまで確り駆け抜けた…という勝ち方
「距離は全然足りない」と祐一がコメントしてましたが、母メチャコルタでちょうど2000ぐらいになる感じなのは、まずまず想定どおりというか思惑どおりなのでは
仏ダービーはVadeni、Monsun以外のところでNorthern Dancerを4･5･7･8×4･7･9でクロスする、絵に描いたような「3/4Northern Dancer,1/4Monsun(1/4独)」
Miswaki≒Gone West4×5、Hopespringseternal≒Terlingua≒Secrettame4･5×6としているのがフレンチな柔らかな味付けといえますかね
