栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で栗山求が推奨したウインマーベル(牡3歳)が土曜中京11R葵S(G3･芝1200m)を勝ちました。
★ウインレーシングクラブ
父アイルハヴアナザー
母コスモマーベラス(フジキセキ)
牡 募集価格：1400万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019100213/
ウインジェルベーラ(函館2歳S-2着)、ウインアイルビータ(現1勝)、ウインオーサム(現未勝利)の全弟です。母コスモマーベラスはターコイズS(OP)を2連覇したほか愛知杯(G3)で2着という成績を残しました。その一方で、母としては気性的な難しさを伝えるところがあり、ウインオーサムは去勢されています。本馬は動画を見るかぎりそうした点は見られません。ただ、現時点では後肢の力が弱いように感じます。そのあたりが値段の安さにつながっているのかもしれません。「アイルハヴアナザー×フジキセキ」は連対率38.0%、1走あたりの賞金額338万円というニックス。Last Cause≒Millicent4×5が利いている可能性があります。5月8日生まれなので成長の余地があり、後肢の踏み込みの甘さが改善してほしい――という期待込みではありますが、この値段ならそんなギャンブルを許容してもいいのではないかと思います。芝・ダート兼用のスプリンターでしょう。(栗山)
■『ディープインパクト好配合リスト(2021)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したディーンズリスター(牡3歳)が土曜中京5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。
○ディーンズリスター(牡、母ラヴズオンリーミー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105490/
リアルスティール、ラヴズオンリーユー、ラングレー、プロディガルサンの全弟で、姪のテルツェットとも3/4同血の間柄になる。母母MonevassiaはKingmamboの全妹で、Rumplestiltskin(欧2歳女王)～Tapestry(ヨークシャーオークス)もこの直系だ。まだ弱さがあってゆっくり進めているようだが、オープン級はかたい血統だけに外せない。(望田)
◎ディーンズリスター(牡・母ラヴズオンリーミー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105490/
サンデーサラブレッドクラブで募集価格1億5000万円。リアルスティール(ドバイターフ、毎日王冠、共同通信杯)、プロディガルサン(東京新聞杯-2着)、ラングレー(毎日杯-4着)、ラヴズオンリーユー(クイーンエリザベス2世C、オークス)の全妹。「ディープインパクト×Storm Cat」はキズナ、リアルスティール、ラヴズオンリーユー、エイシンヒカリ、サトノアラジンなど多くの活躍馬が出ているニックス。2代母MonevassiaはKingmamboの全妹で、3代母Miesqueは80年代の世界最強マイラー、という良血は魅力的だ。仏ダービー馬Study of Manとも配合構成がよく似ている。(栗山)
■土曜中京6R1勝クラス ロールアップ(ディープ・望田)
■土曜東京7R1勝クラス ダノンギャラクシー(ディープ・望田)
■土曜新潟10R荒川峡特別 サンデージャック(POG・望田)
■土曜東京12R2勝クラス ジョディーズマロン(POG・望田)
■日曜東京8R青嵐賞 セントオブゴールド(ディープ・栗山)
■日曜中京10R安土城S エントシャイデン(ディープ・望田)
■日曜東京11R日本ダービー2着 イクイノックス(一口・望田＆栗山)
アイルハヴアナザーはDanzig4×4、Northern Dancer5･5･6×5･6なので、フジキセキ(アナザートゥルース＝ホウオウトゥルース、ウインマーベル、マイネルユキツバキ、ウインジェルベーラ)をはじめ、マイネルサーパス(タマモクロス)、アグネスタキオン(オメガレインボー)、マンハッタンカフェ(メイショウワザシ)と、代表産駒のほとんどが母父非Northern Dancerですよね
それにしてもアイルハヴアナザー×フジキセキは走りました…この配合だけ出資してればウハウハでしたが(^ ^;)
