先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました
◆ディープブリランテ
ディープブリランテ産駒については「母や母父がマイラーで、主にこちらの資質で走っている牝駒が2歳の早期から芝マイルで活躍しているが、いずれは母父中距離型の牡駒も長いところで台頭してくるだろう」と書いてきましたが、セダブリランテスは母父ブライアンズタイムで「ディープインパクト×Pacific Princess牝系」の黄金配合
クロスがHail to Reason5×4、Mr.Prospector6×4(Miswaki≒Fappiano5×3ともとれる)、Alycidon=Acropolis7×5など父母相似配合的で、この馬はディープブリランテに似た長く脚を使う中距離馬で、まだまだ成長の余地大やと思います
◆Northern Dancerクロスの緩和
先週終了時点で、ドリームジャーニー(ノーザンテースト4×3)の産駒はJRAに60頭が出走して19頭が勝ち馬となっており、うち2勝以上をあげているのはミライヘノツバサ、エスティタート、ニシノジャーニー、ルーレットクイーン、アルカサル、アルメリアブルーム、ワンスインアライフの7頭
この7頭のうち6頭は母が非Northern Dancerクロスで、ニシノジャーニーの母もNorthern Dancer4×5ですから濃くはなく、オルフェーヴル産駒においてもこういう基本的なところは押さえておくべきでしょう
キングカメハメハ系においても、ルーラーシップ(Northern Dancer5・5・7×4)の産駒でJRAで2勝以上をあげている10頭とダンビュライト(1勝馬だが代表産駒)を加えた11頭のうち、ダノンディスタンス以外の10頭は母が非Northern DancerクロスかあるいはNorthern Dancerのクロスが血量4×4より薄い
唯一母がNorthern Dancer≒Icecapade4・5×4を持つダノンディスタンスは、血統表を見てのとおりNureyev5×4とノーザンテースト≒Vice Regent4×5というNorthern Dancerのクロスを累進した父母相似配合になっていて、これはキングカメハメハにおいてもリオンディーズやレッツゴードンキで成功しているパターンですね
早くも3頭の新馬勝ちを出している新種牡馬ロードカナロア(Northern Dancer5・5・7×4)ですが、この3頭のうち2頭は母が非Northern Dancerクロスで、残りのセコンドピアットも母はNorthern Dancer5×5、これも予想された傾向ではあります
ここまでJRAで走った産駒をみると、ステルヴィオやトロワゼトワルのようにナスキロとナスペリオンで攻めたら大箱1600mをしなやかストライドで走るマイラーが出るし、スズカマンサクのようにMr.ProspectorとNureyev≒Fairy KingとPasadoble≒Allegedのクロスで体質締めたらちゃんと洋芝1200mをパワーで突進するし、配合に実に素直に走らせてくるのは優秀としか言いようがないですな