栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

キングカメハメハと「1/8以下サンデーサイレンス」

2016-01-03 11:47:12 | 配合論

あけましておめでとうございます、2016年も当ブログをよろしくお願いいたしますm(_ _)m

今年も年末年始はふつうに毎日飲んだくれて(種牡馬辞典の準備は少し進めました)、大晦日は紅白の前からすでに酔っぱらい(^ ^;)、しかしアーセンはさすがエアグルーヴの息子やダイナカールの孫やとしか言いようがなくて、負けはしましたがルーラーシップが内回りの新馬戦でモタモタ加速できずに負けてしまったようなもんで、アスリートなら誰もが羨むしなやかで強靭な体質を両親から受け継いでいると感心して観てました(・∀・)

元旦はふつうに白味噌の雑煮ではじまり、昨日は初売りに出かけて馬群に揉まれ、ふだん満員電車で通勤とかそんな生活とは無縁なので、人ごみの中やとすぐにAureole魂逆噴射で走る気をなくしてしまうのですが(^ ^;)、大丸なんか入口のところからもみくちゃで、入ってすぐのすぎうらベーカリーでもう脚色一杯に…

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キングカメハメハ産駒で古馬混合の芝1600m以下のG1(2歳3歳限定戦は能力差や素質が適性を上回ることも多いので除外)で馬券に絡んだ馬は、世界のロードカナロアを筆頭に、アパパネ(ヴィクトリアマイル)、フィフスペトル(マイルCS2着)、ケイアイエレガント(ヴィクトリアマイル2着)、コスモセンサー(安田記念3着)、レディアルバローザ(ヴィクトリアマイル3着)の6頭で、この6頭はいずれも母系にサンデーサイレンスの血を引いていません

そもそも母父サンデーサイレンスで芝1600m以下古馬混合G1を勝ったのはホエールキャプチャ(14年ヴィクトリアマイル)しかおらず、「1/4サンデーサイレンスはしなやかすぎて1600m以下の大レースには向かない」説がここでも浮上してきます

キングカメハメハ×サンデーサイレンスも賞金上位はドゥラメンテ、ローズキングダム、ベルシャザール、トゥザグローリー、トゥザワールド、アドマイヤロイヤル、ミッキードリーム、ディアデラマドレ、アロマティコ、ソリタリーキング、中にはマイル以下の活躍馬もいますが大成するのは中距離と言うべきで、だからエアデジャヴー似のマイラー体型のエアスピネルも落としどころは中山記念じゃないかと私はみています

アドマイヤグルーヴ、エアグルーヴ、ローズバド、マルカキャンディ、トゥザヴィクトリー、ディアデラノビア、スカーレットレディ、エアメサイア、優秀なサンデーサイレンス牝馬との配合でちゃんと結果を出したことが、種牡馬キングカメハメハの大成功につながったのは動かしがたい事実

しかしこと1600m以下に関してはその恩恵はあまりなく、Storm CatやSalt LakeやBahriやジェイドロバリーなどの手を借りることで短距離王やマイル女王を輩出してきたのです

「1/4サンデーサイレンス」からもダノンシャークやコパノリチャードやサダムパテックのように単発のマイル王や短距離王は出たし、またジャスタウェイやブエナビスタやトーセンラーやヴィルシーナやホエールキャプチャのように中距離馬としての格でマイルG1を勝ちきるケースもままありますが、久々に出た真のマイル王モーリスを倒すには、やはり「1/8以下サンデーサイレンス」でないと、マイルのHペースを頑強にうなりながら走り抜けられる馬でないと難しいんじゃないかと

香港国際競走雑感~マイルでうなる「1/8」、中距離を支配する「1/4」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/c2aa8edbd318e8a8d84ad1c052666b63
「1/8以下サンデーサイレンス」(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/858596e3c4112458f13de696ea38beed
「1/8以下サンデーサイレンス」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/679990a3c23c43e1dd6b66720f24083b

コメント (8)
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