栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のレース回顧~ディープだらけのダービー

2012-05-05 16:36:48 | 血統予想

京都11R 京都新聞杯
◎6.エキストラエンド
○5.アドマイヤバラード
▲13.ヴァンセンヌ
△3.サイレントサタデー
×1.ショウナンカンムリ
×2.トーセンホマレボシ
注10.ベールドインパクト
注11.ニューダイナスティ
◎はローエングリンの半弟でリベルタスの全弟で、母カーリングは仏オークス馬。母系に入るボールドルーラーの機動力もオンになった馬で、“ナスキロ柔い長めジェニュイン”というイメージの馬で、鞍上の意のままに自在に立ち回れるセンスが最大の長所だ。弥生賞は痛恨の大外枠でイン伸び馬場の外を回らされつづけたロスが大きく、それでもやはり外を回らされたフェノーメノと僅差の5着だから、実力もトップクラスに近いところにある。7枠2頭とカドマツは平坦大回りより急坂小回りベターのパワー型だから、素質が高く外回り向きの斬れがある○▲を相手本線に。

東京11R プリンシパルS
◎6.エアソミュール
○17.クリールカイザー
▲8.スピルバーグ
△12.ハイクラウン
△16.サンレイレーザー
×9.グランプリブラッド
×10.タイセイグルーヴィ
注1.ローレルブレット
注15.フジマサエンペラー
▲はトーセンラーの全弟で素質は兄に優るとも劣らないが、「サンデー×リファール×ハイインロー」の配合形だから前受けしてナンボの血統で、差し追い込みではペルーサのように勝ちきれないもどかしさがついて回る。内田博とは一度コンビを組んでおり、内伸び馬場の中山で外差しで差し届かなかっただけに前受けの意識で乗ってくれば楽勝まであるが…。青葉賞は稍重に近い時計一つかかる馬場で、母父デインヒルやモンジューなど重厚な血が台頭した。土曜も渋化は少し残るとみて◎から入りたい。毎日杯はまともに引っかかったし3走前はインベタ馬場で外を回らされたものでどちらも度外視できる。血統通りエアシャカールをハイペリオン的粘着脚質にしたような中距離馬で、少し時計や上がりがかかる2000mはベスト条件だろう。

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トーセンホマレボシはヒストリカルと同血(父が同じで母が全姉妹)ですがタイプはぜんぜん違って、こちらは長手の体型でナスキロクロスやサンデー×ミスプロの柔緩慢さが出た走りで、「1600mや1800mでエキストラエンドやヤマニンファラオの2着だから、外2400mなら更にパフォーマンスアップが望める」とゆきやなぎの予想では書いたほどで、そんなタイプだけに今の超速馬場では鋭さ負けの可能性のほうが高いんじゃないかと思ったんですが…
ウィリアムスが気合いをつけて出してイン番手の最高のポジションをとれたし、今の京都で上がり11.3-11.5-12.0というのは平均ペースの持続戦といってよく、最後は持続力で高速を振り切っての勝利でした
本番も上がり12秒で流れ込める質のレースになるかどうかが最大のポイントで、ウィリアムスなら自力でそういうレースに持ち込む腹は少なからずあるでしょう

スピルバーグはいつもどおりにボコッと出て、いつもどおりに外から叩き出して、しかし今日はゴールドシップもヒストリカルもいないのでアッサリ突き抜けました
トーセンラーより長手の体型でスピードの乗りもジワジワでこちらのほうが距離適性は長めだと書いてきましたが、いずれにしても相変わらずの追い込みで勝ってしまったことで、本番では重い印が振りにくくなってしまった感も…
来週から2週間ほど京都に帰省し、それからは東京にしばらく居座って、ディープだらけのダービーも現場観戦の予定です

新潟芝はご覧のとおりで、いきなりナスザンが突っ込んでくる時点で開幕週の高速馬場とはほど遠い馬場ですな(^ ^;)

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土曜のボツ予想~キングヘイロー黄金配合と、ウインクリューガー3/4同血

2012-05-05 10:40:08 | 血統予想

高尾は1400mベストで稍重[1.1.1.0]の○サイレントソニックがほぼ減点ゼロも、◎キルシュバウムが田辺で単勝50倍となると期待値が違いすぎ(^ ^;)
最近はすっかり追い込みが板についたというより1200mは忙しいというズブさで、今なら本来のベスト距離である1400mがレースがしやすそう
道悪は実績からも血統(キングヘイロー黄金配合)からも鬼で、これから乾いても時計一つかかる馬場にならばチャンスありと

六波羅は叩いた▲ノーブルディードでもうひと押しも考えましたが、休み明けでハミを噛んで行きたがっての失速後だけにあまり出してはいけないとなると、この枠では外を回らされそうな…
◎はピルケンハンマー
ゲートドクールの牝系のマイラーで、母がNorthern DancerとMy CharmerのクロスでそこにRivermanをもってきて、Round Table的な非力なストライドで前走をみると惰性で流れ込める京都外マイルがピッタリ
揉まれ弱いので外枠からフワッと先行というのもレースがしやすいでしょう

石打は◎ブラックオーキッド
前走後に「タイキシャトル×Be My Guestはあのウインクリューガーと同じで、体型や走りをみても似たタイプだから距離延長なら面白い」と書いておきましたが、雨の新潟マイル、頭から狙いたいです

コメント (4)
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