花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

雨の中の「泉の森」

2006年04月06日 | 日常の日記
今日は一日中冷たい雨が降り続いていましたね
主人と車で、両親がお世話になっている稲城の老人施設に行ってきました。
各階とも紅白の幕が張られていて華やかな雰囲気です。
大きく「花祭り」と書かれていて
皆「お点前」やゲームを楽しんでいました。
母は綺麗にお化粧をしてもらったようで「お昼ご飯は生寿司だった」と嬉しそう
父は「そうだったか~~?」と相変わらずでしたが
でも2人とも元気そうで何よりでした。

帰路246号線を走ったのですが、「大和、厚木」と言う標識を見て、急遽「泉の森」に行ってみる気になりました。
仕事をしていた時は常に時間が気になり、親の所に行っても、急いで帰ることが多かったのですが、もう時間も気にしないで済みますね

今回主人のパースの弟子が、大きなオープン農場の造園の仕事を請けたのです。
写真を見ると大きなため池があります。
それを利用しての「日本庭園」を造りたいというのが施主さんの希望だとか・・・
パースから帰って以来「設計図を描かなければ」と言い続けている主人に、「泉の森」の池と水車小屋を見せたかったのです。
雨の中、散りゆく桜も風情があります。
落ちた桜の花びらの、ピンクの絨毯を踏むように歩きました。


駅に近いほうの駐車場に車を入れたので、傘をさしながら川沿いを歩いて行きました。
まだまだ桜も残っています
水鳥達が生き生きと泳いでいました。
作業の人以外はだ~れもいません。
近くの厚木基地を飛び立つ軍の飛行機の金属音がゴ~~っと響きます。
雨にけぶる「泉の森」でした。





池は大きすぎて、あまり参考にはならなかったようですが、「この公園はどこが管理してるのだろうか?」と興味は持ったみたい・・・
パースのオープン農場は、観光客誘致の目的もあるのでしょう。
政府から?市から?補助金が出るらしい。
半年がかりの大きな工事になるようです。
私はあのユキワリソウを見た場所まで足を運んでみましたが、雨がひどくなったので、ゆっくり野草園を廻る事は諦めました。残念



駐車場近くには花壇がいっぱいあって、前回来たときにはまだ咲いていなかった、春のお花がたくさん咲いていましたよ。
この奥には「バラ園」もありますので、5月になったらいっそう楽しめる事でしょう。
でも私はやっぱり自然なままの「野草園」が好き
お天気が良い日に、又是非見に来たいです。







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コクーン歌舞伎「四谷怪談」

2006年04月04日 | 映画、観劇
今日は暖かい一日でした。
横浜地方は今年に入って初めて20度を超えたようです。
昨日の大風と今日の暑さで、桜もいよいよ散り始めましたね。

さて昨日は、いつものご近所仲間4人でコクーン歌舞伎「東海道、四谷怪談」を観に行ってきました。
どちらかと言うとアウトドァー派の私ですが、仲間のプリンさんの影響で、歌舞伎は年に1~2回ほど、映画は2ヶ月に1~2本くらいの割合いで観に行っているでしょうか・・・
「山」にも行くけど「舞台や映画」も観に行く
これで私のバランスも取れているような気がします。

1994年、若者の街「渋谷」から江戸歌舞伎を発信したいとの思いで、勘三郎(当時は勘九郎)が演出の串田和美とともにスタートさせたのが、このシアターコクーンでの歌舞伎だそうです。
自由で斬新なアイデアに満ちた古典歌舞伎を上演し続けて今年で12年目・・・
今回の演目は第一回目と同じ「東海道、四谷怪談」ですが、グロテスクな部分と滑稽な部分を織り込み、マタマタ新しい試みが加わったようです。



だまされて薬を飲まされ、醜い顔に変身してしまうお岩に中村勘三郎、お岩を裏切る夫伊右門に中村橋之助が熱演です。
歌舞伎座よりも狭い場内、私たちの席は前から3列目・・・
板張りの床に座布団が置かれた席でした。役者さん達は舞台から飛び出して、私たちのすぐ横でも熱演です。
どこから何が現れるか?ドキドキの演出でした。
悪役を演じる橋之助もずいぶん貫禄が出てきましたね。


第2幕、舞台の中央には川の設定で大きな水が張られていました。
3列目までは座席に置かれたカッパをかぶっての観劇です。バッチリ水しぶきが飛んできましたよ
インド帰りのK子さんは和服姿です。大丈夫
役者さん達の呼吸の音まで聞こえてきそうな前から3列目ですが、膝を痛めているN子さんは座りの席がちょっと辛そう・・・でもとても面白かった


今歌舞伎は凄い人気で、切符を手に入れるのも大変な作業のようです。
ぷりんさんが勘三郎の「友の会」に入っているのでどうにか購入できるのですが、それでも申し込む時は朝から電話機に付きっきりで繋がるのを待つそうです。
ぷりんさん、いつもお世話様です

それにしても勘三郎は凄いですね~
今回もスタンディングオーベーションで、いつまでも拍手が鳴りやみませんでしたよ。
今、油が乗り切っていると言う感じですね
来年の8月、又「中村座」のニューヨーク公演が決まったそうです。

2月、パースに行く前の日には同じメンバーで、国立劇場の「文楽」を観に行きました。
近松門左衛門の「曽根崎心中」です
人間が演じる以上にしっとりとした色気とはかなさが感じられて、幽玄の世界に導かれてしまいました。不思議ですね


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「三渓園」の夜桜

2006年04月02日 | 日常の日記
”月にむら雲、花に風”とは良く言ったものです。
今日の横浜は午後から、大雨大風が吹きまくって荒れ模様・・・
これで桜の見頃も終わりでしょうね。

昨日主人と「横浜三渓園」の夜桜見物に行ってきました。
TV朝日の報道ステーションでも夜桜中継で取り上げられていましたね
ここ数年、桜の季節には開園時間が21時まで延長され「三重の塔」がライトアップされるので、大勢の人々が見に来ていましたよ。

三渓園は、生糸貿易で財をなした横浜の実業家「原三渓(本名富太郎)」の元邸宅です。
京都や鎌倉などから歴史的な価値ある建物を移築し、明治39年(1906年)「三渓園」として一般に公開されました。
私の若かりし頃(40年前)は、この公園のすぐ前は海でした。
その後海が埋め立てられて、展望台から見える風景は工業地帯なんですよね





この「旧燈明寺三重の塔」がライトアップされ、夜空に浮かび上がるのです
聖武天皇の勅願寺、京都の燈明寺にあったもので、関東地方では最古の塔です。
でもどうしてここに持ってこれたのでしょう???






塔から下を見下ろすと、大池が望めます。
この池の周りが桜の名所ですが、昔に比べると数が少なくなった感じです。
三重の塔のライトアップの写真を撮るために、池のあちら側にはたくさんのカメラマンが、明るいうちから陣取り合戦をしていました。




池の真ん中にある浦花亭で咲いていた珍しい桜「柳津高桑星桜」
星型の花びらが可愛いですね~
旧燈明寺本堂前の「薄墨桜」はもう終わりでした
日本三大桜と言われる「三春の滝桜」は昨年見に行きました。
あとは山梨の「神代桜」と岐阜の「薄墨桜」ですが、今年は見る事が出来るでしょうか?
計画をたてなくては・・・




寒さの中を待ち続け、午後6時半、ようやく灯が点灯されて、浮かび上がった三重の塔
大勢のカメラマンに混じって、私も小さなデジカメで、目いっぱいズームを利かせて写しました。
三脚も望遠レンズもなくて良くやるよね






主人は寒さに耐え切れず、アチコチと歩き回っていたようですが、私は粘りましたよ。
幻想的な世界が再現できたでしょうか?
芸術写真を狙うと言う事は、一に体力、二に根気、ひたすら「待ち」が必要なのですね。
一眼レフのカメラを構えた人々には到底かないません。


私たちは早々に引き上げて、お休み処で温かい甘酒を飲みました。
トップの写真は、主人が見つけたスポット「旧燈明寺本堂」の境内から写した三重の塔です

尚、3月24日からやっていたライトアップも、今日で終わりのようでした。
興味のある方は来年是非足を運ばれては如何でしょう




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さくらが満開、そして私は・・・

2006年04月01日 | 日常の日記
<平成18年3月31日>
今日で3月が終わりです。
そして私の地区センターの仕事も終わりました。
明日から民営化となる○○地区センターは、新しく生まれ変わります。
そして私も第4の人生をスタートです。
人生の区切りにふさわしく「桜」が満開となりました

今日は風が冷たいながらも青空が広がり、日中は穏やかな日和でした。
我が家の住宅街の北側には、まだ里山が残っています。
歩いて5分のところにある風景です。
桜、雪柳、ミモザ、桃が咲き乱れていました








濃いピンクの桃をこんなにしげしげと眺めたのは初めてでした
この道路の先の里山を通り抜けると、戸塚の「舞岡公園」に出ます。
私の最後の仕事は明日のイベントの準備に忙殺されるに違いありません。
出勤前に緑の中を歩き、桜を愛でて鋭気を養いました。
合計25年間、社会の中で働いた事になりますね。



およそ30分で「舞岡公園」に入ります。
わぉ~ソメイヨシノがまさに満開でした
幼子を遊ばせるママさんのグループ、お酒を片手に宴会を開いているシルバーのグループ、白衣姿の付き添いさんが見守る中、桜に見入っている車椅子のグループ・・・みんな三々五々桜の下で楽しんでいました。
この週末が最後の見頃のようなソメイヨシノです。





私も明日から人生の総決算に向けて、ジックリ計画を練りましょう。
結婚して家庭に入って、しばらくは子育てに一生懸命でした。
息子が小学校低学年の頃は、吉祥寺のタウン誌の記事を書いていました。
せいぜい一ヶ月1~2本の受け持ちですから、取材に出る時間は午前中だけの4~5日で済みました。
本格的にアルバイトを始めたのは主人の転勤で札幌に移り住んでからです。


「舞岡公園」で、まだまだこれから楽しめるのは枝垂れ桜です。
赤いピンクが可愛いですね。
札幌の桜が見頃になるのは例年ゴールデンウイークごろだったような・・・
3月の下旬、雪の札幌に引っ越したとたん、私は自立神経失調症に悩まされました。
お医者様の助言は「動きなさい」




思い切って洗剤メーカーの市場調査の仕事を始めました。
息子が学校に行っている間に、札幌の街を歩き回りましたよ(モチロン雪の中も)、そしてグングン元気になりました
札幌の街は私の山登りの原点です。




こちらは山でも良く見られる「オオシマサクラ」
白くて葉っぱが一緒に出てくるのが特徴かしら?
横浜に移り住み、40代になった私は銀行の仕事について、気がついたら15年目で定年退職でした。
銀行の仲間と「山」に行きまくっていた40代・・・生涯の友と趣味ができましたね
この花を見て「早速山の計画を立てよう」と思いました。




オオシマサクラの花びらは、ソメイヨシノと違っていて、全体的には山桜に似ている感じです。
地区センターには4年勤めました。
ほとんど「ストレス」もなく、地元の人々と触れ合って、楽な仕事をさせてもらいました。
2年契約なので昼の仕事を一度辞めたのですが、すぐに夜間の受付に空きが出て、館長に請われて舞い戻りました。



民営化路線で私の勤めていた所も、横浜の大手書籍販売会社が運営します
受付スタッフは全員あと一年残れたのですが、「夜の仕事」は流石に主人も淋しがって「ぐれてやる」などと言い出して・・・
私はもう充分に働かせていただきました。出戻りはソロソロ引っ込むべきでしょう。

小さなマスコミから始まって、大手メーカー、都市銀行、そして公的施設と働いて、とても良い勉強をさせていただきました。
こうして見ると、私は実にバランスよく社会知識が身についたような気がします。
「皆様、大変お世話になりました」
残って仕事を続けて行く仲間の皆様、どうぞ新しい体制の中でも頑張って下さいね。





コメント (18)
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