花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

推定平安鎌倉古道・三島大吊橋(3)

2016年06月05日 | 街道歩き
6月5日(日曜日)、雨の朝を迎え、関東地方も「梅雨入り」したようです。


我が家の庭の「ムラサキツユクサ」も雨に濡れていました。

とかく気分が落ち込みがちになるこの季節、私はどのように過ごそうかと思案しています。
の日は「山登り&カメラ撮影」、の日は「庭と畑作業」
そしての日は「家の中の断捨離」と思っていますが・・・

中々思いどおりにはいきそうもありません

箱根「山中城跡」
5月20日、ワンゲルの会のお仲間と箱根峠から「平安鎌倉古道」を途中まで歩き、
箱根の里でお昼を食べ、1号線に向かって山道を歩き、やってきた城跡・・・


本丸跡には藤棚があるだけでした。

(その2)でも記しましたが、山中城は戦国時代末期に、小田原に本城をおいた北条氏が築城。

豊臣秀吉と不仲となった北条氏政は、秀吉の小田原攻めに備え、急遽堀や岱崎出丸等の整備、増築・・・
しかし翌天正18年(1590年)3月29日、増築が未完成のまま、7万の豊臣軍の総攻撃を受けました。
北条軍は4千で、必死の防戦もかいなく鉄砲と圧倒的兵力の前にわずか半日で落城したと伝えられています。


本丸跡から眼下の三島の街の向こうに、伊豆半島の「天城連山」が雲の上に見えていました。


今まさにNHKの大河ドラマ「真田丸」で、秀吉が北条に攻撃をかける所までをやっていて
山中城跡を見てきた私にはとても面白い

いやいや小田原城は去年の8月に寄ったしこちらです。
秀吉の知恵で造った石垣山の一夜城も、3年前にこのワンゲルのお仲間と行きましたこちらです。

歴史って結果が分かっているから・・・
高嶋政伸さん演じる北条氏政さんに「そんなに突っ張っていると滅ぼされてしまうわよ」と
突っ込みを入れたくなりますわ


自然と調和した美しい障子堀・・・

640年前の遺構がそのまま復元されている、石を使わない土だけの山城は
全国的にも非常に珍しいものだそうです。詳しいことはこちらをご覧ください。


一番奥の西の丸てっぺんの見晴らし台まで行くと「富士山」が見えていました
思った以上に広くて歩きがいのある「山中城址公園」です。



馬の飲料水に利用されていた「田尻の池」にはスイレンが咲いていました。


私はこれからも大河ドラマ「真田丸」を楽しみに見ることになりそう・・・

夫が生きていたら、多分彼も毎日曜日の夜の8時を楽しみにしていたと思います。
夫の本棚には池波正太郎の「真田太平記」全12巻がズラリと並んでいますし
4~5年前には二人で長野県の「上田城」も訪ねていますからね。

大吊橋「三島スカイウォーク」

35分かけて「山中城」をさぁ~っと見た後は、新名所「三島大吊橋」に向かいます。


車の往来の激しいコンクリート道路を40分歩いて下ってくると富士山と吊り橋が見えてきました。

2015年12月にオープンした新名所日本最長400mの大吊橋です


片道でも往復でも大人の通行料は1000円です。


富士山は少し離れた左側に見えますが、3時半を過ぎて雲も湧き逆光気味でちょっと残念!


橋の前で記念撮影です。

スタッフさんに「橋の上は風が強いから帽子を飛ばされないように」との注意を受けてから
皆で一緒に渡りました。


対岸に渡り展望台に登ると、沼津アルプスや天城連山が見えました。


橋は幅1.6メートル、すれ違いも大丈夫・・・
この日は夕方近くなり、団体様の姿はあまり見られませんでしたが

大きな駐車場には大型バスもたくさん並んで居ましたから
箱根からの帰りのトイレ休憩や、お土産購入には丁度良い場所なのかもしれません。
(無料で利用できるトイレはとても綺麗でした)

行きに乗ったバスの乗客も、我々以外の殆どの人がここで降りましたから人気なのでしょうが・・・
「吊り橋は話のタネに、一度渡ればそれで良し」という感想です。

4時45分頃のバスに乗り三島駅に向かいましたが
時間がなくて「三島大社」に寄れなかったのがとても残念

でも・・・
この日の歩きも三万歩を超え、風も爽やかで気持ちの良い一日でした





コメント (16)
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