花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

友と晩秋の鎌倉散策

2013年12月08日 | 鎌倉散策
OL時代の仲間と「目黒自然教育園」を歩いた5日後に
今度は高校時代のクラスメートのMさんと鎌倉を散策しました。

OL時代の仲間とは桜と紅葉時期に集まりますが、
俳句を趣味とするMさんと、カメラ撮影を趣味とする私
「春と秋には鎌倉で会いましょう」となりました。

皆、歳とともに
「会える時に会っておこう」という気持ちが強くなってきましたね。

12月3日(火)・鎌倉「妙本寺」
町田に住むMさんを、前回は初夏の北鎌倉を案内しましたが
今回は鎌倉駅近くのコースを巡りました。


赤いイイギリの実や菊などが見られる、鎌倉駅東口前の「大巧寺」を通り抜け
右手に進むと、身延山久遠寺・池上本門寺と並ぶ日蓮宗最古の寺院
「妙本寺」の総門が左手に見えてきます。

ここ比企谷は、源頼朝の信任厚かった御家人比企能員の屋敷があった所で、
能員の末子能本がこの寺を建立したと伝えられています。


参道を進むと、本尊へ続く方丈門と、二天門と祖師堂へ続く広い道、
そして陀苦止堂への三方向に分かれますが・・・

私達は方丈門をくぐり、階段を登って行きました。

石段の上で振り返ると富士山が・・・境内には日蓮上人の銅像も




階段を上がりきった所にある本堂の屋根にかかるモミジです。


鐘楼の周りのモミジも見頃でした


私はカメラを向けて構図を考え
Mさんはメモ帳を取り出して俳句を考えます


前回11月24日に来たときはまだまだ緑がいっぱいだった「妙本寺」
今回はこの「二天門」脇のモミジが終わっていました。
(画像は24日に写したものです)

二天門の龍の彫刻の前で手を拍つと龍が鳴き声をあげるという
「鳴龍」の伝説も残されているらしい・・・


二天門を通り抜けると祖師堂
この右側には比企氏の乱で滅亡した比企一族の墓があります。

源頼朝亡き後の1203年、北条氏と比企氏との権力争いに
二代将軍源頼家も絡んだ「比企の乱」が起き

その結果、比企一族は北条氏によって滅ぼされ
頼家は伊豆修禅寺に幽閉された後、翌年暗殺されました。


左手のハイキングコースへの道を少し行くと、
祖師堂を背景に色付いたモミジが太陽に照らされ輝いていました


「紅葉撮影は逆光に限る」と、今年の秋に学びましたね。

鎌倉駅から歩いて8分の所に、こんなに静かな広い境内のお寺があるなんて・・・
Mさんは吟行を、私はカメラを向けてしばし無言で
悲劇の舞台となった比企谷の風景を眺めていました。

ランチとケーキセットでお喋り・・・
「妙本寺」から「本学寺」をお参りして通り抜け、15分ほど歩いて
鶴岡八幡宮近くの、和風創作料理のお店でランチです

ランチセットの「鎌倉御膳」その後に別のお店でケーキセット


TVや雑誌でも紹介された有名な和食料理店ですが、
私たちが入ったのは手前にあるカジュアルな支店です。

正面に大きなお釜が三つ並んでいて
オバンザイのようなお料理が小鉢にズラリと並びます。

これにご飯とお味噌汁が付いて1800円
(他に1500円と2000円のコースがあり、ご飯は少々やわらかめ)

11時半頃行ったので、予約なしでもすぐに席に案内されましたが
12時を回る頃から混みだし、ズラリと行列が出来ていて

これでは落ち着いてお喋りもできず、場所を変えてのお茶としました。

流石に行楽シーズンの鎌倉は人がいっぱいで
お店の従業員さんも素人のアルバイトを使わざるを得ないのか

最後のレジが3回も打ち直し、挙句にレシートは半分に破れて・・・
こうなるとこちらの方が同情してしまいましたよ。

「寿福寺」
11月22日に来た時はまだ紅葉の走りだった寿福寺の参道も
ご覧の通りの紅葉でした。


Mさんはこのお寺の境内にあった大きな「ビャクシン」の木に
目を奪われていました。

「海蔵寺」
ケーキを食べながらのお喋りに花が咲き、最後の目的地の
海蔵寺を訪ねたのは2時半を過ぎていました


山に囲まれた鎌倉は陽が落ちるのが早くて、
この見事な紅葉も、鮮やかさに欠けたのがちょっと残念でした。


父の転勤で僅か2年しかいなかった山口県での生活でしたが
私は一応地元の高校を卒業しました。

3年生のクラスメートの内女子は13名、その中で唯一東京に住んでいるMさん
高校時代の思い出話が語れる貴重な同級生です。


海蔵寺裏の山も色付いていましたが、そろそろ見頃も終わりですね。


            

12月1日・「覚園寺」
今回のMさんとの鎌倉散策に際して、コースとお食事処の確認のために
前々日に下見に行きました。

その際行ったのが、鶴岡八幡宮~頼朝の墓~鎌倉宮~覚園寺


中でも「覚園寺」の本堂前のお庭の紅葉が素晴らしかったです


この水盤の表面に映りこむ紅葉をアップで狙いましたが、
ボケてしまってとても残念


山の紅葉も雄大で好きですが「お寺の紅葉も良いものだ」と
この日ここで悟りました。

デジブック 『晩秋の鎌倉の紅葉』


父が退院してすぐから通いだした私の「鎌倉紅葉めぐり」
11月22日の「円覚寺」と、12月1日の「覚園寺」の真っ赤な紅葉を
デジブックにまとめましたので、ご興味とお時間のある方はご覧ください。

今日(12月8日)は母の一周忌の法要が催されました。
あれから1年、本当に早かったです。

この一週間は母の着物や帯などを取り出して、
弟の所や本家の従兄妹用に形見分けの仕分けをしました。
着物の大部分は小物などへのリメーク用となりましたが、少しホッとしました。

でもまだまだ片付かず
年の瀬なのに、物であふれた和室にため息が出ます



コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする