この日はナント夏日を記録した暑い日で、お天気は良いものの風が強くて・・・
午後からは経験したことがないような砂嵐に見舞われましたが
幸い仏事はすべて午前中に終えましたのでホッとしております。
母は自分で選んだお寺のお墓の中で、永久(とわ)の眠りに付いたと思っていますが
もしかしたら、突風となって空を駆け巡っているのかも知れませんね。
その翌日は寒い朝を迎えました。
気温の高低差が激しすぎて、体がついて行かない感じですが・・・
写真仲間の女性3人で、三浦海岸の「河津サクラ」を見に行きました。
京浜急行の三浦海岸駅から線路沿いに、小松ヶ池公園までの約1kmには、
約1,000本の河津桜が植えられています。
例年の見頃は2月中旬~3月上旬頃ですが、寒さが厳しかった今年は遅れて
3月になってから咲きだし、先週末にあっという間に満開になったようです。
2月9日から3月10日までの予定だった「サクラ祭り」も、24日まで延長したそうですが・・・
この所続いた暖かさで葉も伸びだして、見頃はすでに過ぎた感じがしましたね。
でも青空に濃いピンクが映えて、黄色い菜の花とのコラボも綺麗でした
夏の海水浴客が減少する中、新たな観光資源を作ろうと市内の有志が結集
寒い2月に咲くサクラがあるらしいと・・・
本場の「河津」に出向き、ノウハウを学び苗木を手に入れたのは1999年の事だったそうです。
14年かけて育てた「河津サクラ」を見ようと、
サクラ祭り期間中に訪れる観光客も、28万人に増えているそうです
これも立派な「町おこし」ですね。
メジロを見つけましたが、お腹が撮れただけ・・・
鳥の撮影は本当に難しいです
河津サクラは濃いピンクが特徴の、2月から3月にかけて咲く早咲きのサクラです。
先週、松田町の河津サクラを見てきたSさんが、
「お花の真ん中がこんなに赤くなかったような気がする」と・・・
開花して日にちがたつと、しべの部分がだんだん赤くなるようです。
そろそろ終わりの河津サクラでした。
神奈川の河津サクラは、この三浦海岸のほかに松田町の西平畑公園が有名です。
富士山が望める松田山の斜面に、約300本の河津サクラが植えてあり
ピンクのトンネルの中を散策できます。
私も去年、矢倉岳を登った帰りに寄ってみてきましたこちらです。
月曜日とあって、見物人は圧倒的に中高年のグループが多かった。
その中で見つけたフェミリーの姿をパチリ
この後ろに見えている、サクラと走る京急電車を一緒に収められる陸橋に行きました。
写真撮影を目的に行くものにとっては外せないスポットです。
同じメーカーのカメラを構えていた私ともう一人の同行者のKさんに
隣で三脚を立てて撮影していたおじ様が「上手く撮れた?」話しかけてきました。
「僕はキャノンの写真教室で教えている者だけど、最新のカメラ持っているね」
私が「F11、露出補正マイナス3分の1で写したけど」と、モニターを見せると
「バッチリだね。サクラの色をもう少し鮮やかにするには、補正を3分の2にしてみて」
「今日のように晴れた日のサクラは、お花のアップはプラスで遠くはマイナス補正ね」と・・・
ここでしっかりとカメラのレッスンを受けましたわ
更に遊歩道を歩いて行くと小松ヶ池公園があり、お弁当を広げたりすることも出来ます。
ここでは池のほとりの桜も間近に観賞できて、水面を泳ぐ鳥の姿も見られ、
バードウォッチングも楽しめます。
カワセミを待っているバーダーさんも居ましたが、
私はもっぱらサクラにレンズを向けていました。
若々しいサクラを見つけるのに苦労がありましたね
朝は冷えましたが、穏やかな日中は花粉が多いようで。。。
喉がイガイガ、鼻はズルズル、涙がポロポロ
マスクをするとファインダーが曇って写しづらい
おりしもこの日は東日本大震災が起きて2年目の3月11日でした。
こんな日にノンキにサクラ見物も気が引けますが・・・
「ここは海のすぐそばよ。万が一津波が襲って来たらどこに逃げればいいのかしら」
「三浦半島には活断層が二つ存在しているのよ。いつ何時地震があるか?」と
あの日の出来事は、常に我々もトラウマになっています。
連日TVでの特集番組を見ては涙し、遅々として進まない東北の復興に怒ったりで
私の目の周りはすっかりむくんでいました
死者1万5881人
行方不明2668人
改めてこの人数の多さに愕然といたします。合掌・・・