上信越自動車道の「松井田・妙義IC」から高速道路に入ります。
急な下りやヘァーピンカーブが続きますが、車も少なく快適なドライブが楽しめます。
山岳運転が大好きな主人も上機嫌・・・
やがて「めがね橋駐車場」という案内板が見えてきました。
「見学していこう」
碓氷第三橋梁 通称「めがね橋」
車が30台くらい入る駐車場から歩道を5分くらい下っていくと、
突然レンガ造りの橋梁が見えてきます。
明治25年4月に建設が始まり12月に完成。
芸術と技術が融合した美しいレンガのアーチ橋で、川底からの高さが31mあり、
我が国最大のものだそうです。
旧信越本線の、横川~軽井沢間は急峻な「碓氷峠」を越えなくてはなりません。
そこで採用されたのがドイツのハルツ山鉄道の「アブト式」
信越本線の新線が出来る昭和38年まで、この橋梁「通称めがね橋」は使われていました。
春夏秋冬、この自然豊かな中を「蒸気機関車」が走っていた姿を想像すると
鉄キチでなくても胸が高まりますね
橋梁は、第2橋梁から第6橋梁までの5基が残っており、すべてが煉瓦造りで、
1997年に国重要文化財に指定されています。
このめがね橋をくぐり、左手の林の中の階段を登って行くと線路のあった軌道まで上がれます。
ヘアピンカーブの続く「国道18号線」が上から見渡せました。
「上信越自動車道」が出来る前、軽井沢に車で行く場合はこの道を通りましたものね。
右側の登り方面が「軽井沢」、大きな駐車場はこの上にあります。
左側を下っていくと「横川」です。
左手に4~5台の車が止められる「臨時駐車場」が見えています。
「見学が終ったら電話しろ。橋のところで拾ってやるから」と、
主人は車の中で待機しています。
暑い中、歩くのが嫌なのと、早く帰りたい気持ちが大きいのでしょう。
軽井沢方面に通じるトンネルはふさがれていました。
横川方面に通じるトンネルは歩けます。
横川駅まで歩いて50分のハイキングコースになっていました。
途中「碓氷湖」や「「鉄道文化むら」などを見ながらの約3kmの道のりのようです。
「峠の湯」という温泉もあるようで、紅葉の季節などが良いでしょうね
詳しい情報はこちらをご覧下さい。
トンネルの中から振り返って「めがね橋」の上の道を見た風景です。
今TVで流れているJR東日本の「大人の休日クラブ」のCMで、
ここを吉永小百合さんが歩いています。
同じカットで撮ってみました。
このアングルは流石に高度感があり、圧倒されましたが・・・
こんなに幅が狭い中を蒸気機関車が走っていたなんて信じられない思いです。
私が軽井沢に通い出したのは、お勤めを始めたS41年からです。
上野駅から信越本線に乗りましたが、新しい方の線路のようですね。
その「信越本線」も1997年に完成した「長野新幹線」の開通で廃線になりました。
軽井沢の行き帰りはいつも「横川駅」で名物の「峠の釜飯」を買ったものです。
アノ頃の汽車はまだ窓が開いて、弁当売りの方々とのコミュニケーションがありました。
懐かしい思い出です。
「碓氷湖」
「めがね橋」の下で車に乗り、そのまま下っていくと
すぐに「碓氷湖」という案内板がでていました。
「寄って行こう」と今度は主人が呟き、車を駐車場に入れました。
目の前にダム湖が広がっていました。
国有林に囲まれた湖畔には約1.2kmの散策道があり、約20分で一周できるそうですが、
「でも山ヒルとマムシと熊に要注意だよ」と釣り人に言われました
駐車場のある湖畔からでも、カメラ教室の宿題の「水の有る風景」の
写真が撮れそうです
ファミリーが石投げをして楽しんでいました。
単純な風景よりも、人間が入った方がドラマ性が感じられ、先生の評価が高いようですが・・・
ブログの写真としては出来るだけ人物は排除してきた経験があり、私はとても不得意です
結果的に先生にマルがもらえたのはこちらの写真ですが、
イマイチパンチが足りないですね
ここは昆虫採集や魚釣りを楽しむ人々には持って来いの場所です。
トンボもたくさんいました。 | 草むらに入らなければヒルもヘビも大丈夫 |
♪秋の夕日に照る山モミジ~、濃いも薄いも数ある中に・・・♪
我々日本人なら誰でも知っているこの歌は、この辺りの紅葉を歌ったものだそうです。
湖畔には20~30台くらい入る駐車場と、トイレ、東屋が設置されています。
その内に雨が落ちてきました。山のお天気は変わりやすい・・・
すぐに車に引き返し、横川に出て「おぎのや」さんでいつものように
夕食用の「峠の釜飯」を買って、「松井田妙義IC」から上信越自動車道に入りました。
雨はほんの通り雨で、群馬~東京はカンカン照りの暑い日よりでした
途中のサービスエリアで遅い昼食「水沢うどんと豚の冷しゃぶセット」を食べ
ここからは私が運転して、練馬ICから環状8号線~第三京浜とひた走り、
夕方6時過ぎに我が家に帰り着きました。
家でホッとしてと一緒に食べる釜飯 | ツマミは畑に沢山生っていたキューリ |
事故も無く無事に帰れて何よりです。
「今回は色々な所に行き、なかなか楽しかったなぁ~」と主人が上機嫌で呟きました。
お陰様でイライラするような大渋滞には巻き込まれませんでしたものね
長々と連載した「我が家の二泊三日の夏休」にお付き合いいただき有難うございました