花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
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いっぱいの主婦の日記です

芸術の「秋」はインドアーのお楽しみ?

2009年11月07日 | 映画、観劇


こちらの画像は横浜みなとみらい小ホールから眺めた
「インターコンチネンタルホテル」&「パシフィコ横浜」方面です。

ちょっと日が経ってしまいましたが、先月の初め、
主人の大学時代の先輩ご夫妻に誘われて、みなとみらい小ホールで開催された
「音楽会」に行って来ました。

~3人の男性歌手~
「トリオ・ベルカントが歌う、懐かしの名曲」


テノール、バリトン、バスの男性三人(トリオ・ベカント)による三重唱
タップリと聴かせていただきました

小学生唱歌から美空ひばりの「愛燦燦」
そして「アメイジング・グレイス」までの、お馴染みの曲ばかり・・・
心地よい秋の午後のひと時を楽しみました。

ピアノ・バイオリンの演奏を担当した三人の女性の独奏もあり
特にバイオリンの「チゴイネルワイゼン」は圧巻でしたね


平日の午後の小ホール(定員440席)、最終的には八割程度埋まったようです。
圧倒的に中高年のグループが多い
そもそもは「嬬恋」に別荘を持つ方々による「つまごい・コンサート」から始まったとか・・・

「ワインを飲みながら、夏の高原で聴く音楽も良いものだよ」と
以前から、北軽井沢近くの嬬恋に別荘を持つ先輩ご夫婦に誘われていました。


日本のオペラ会で芽を出し始めている若手音楽家たちの面々です。
ブログに載せる許可を得て写真を撮らせて頂きました。

こういった実力の有る若手音楽家の方たちに発表の場を与え続けているプロデューサーは
別荘地に住む元教師さんとか・・・
強い意志と行動力が伴った方がいてこそ実現できる「音楽会」ですね。


一人ひとりの独唱も力づよくて素晴らしかったです。

左はテノールの澤崎一了さん
「カタリ・カタリ」と「愛燦燦」の独唱はハリのある高音に驚かされました。

真ん中はバスの安東玄人さん
ヴェルディの「プロバンスの海と空」、ヘンデルの「ラルゴ」は男性独唱の魅力に溢れていました。

右がバリトンの大川博さん
シューベルトの「菩提樹」と島崎藤村の「初恋」を味わい深くしみじみと聴かせてくれました。

夕暮れ時に「音楽会」はお開きとなり
友人ご夫妻とみなとみらいクィーンモールのイタリアンレストランで、
ピザをつまみにを楽しみました。

主人が兄のように慕っている先輩ご夫妻とはオーストラリアのパースでご一緒しました。
パースの借家の共同借主になってくれたのです。

流石に嬬恋とパースの2軒の別荘は重荷だったのか、ご夫妻のパースは2年で終りましたが・・・
あれはあれで二夫婦共々良い想い出になりました。


さて・・・
昔は会社のワンゲル部に所属し「山登り」に親しんでいた主人ですが
ゴルフの方が好みなのか?、歳とともに山はほんのタマ~にしか行かなくなりました。
そして今年の夏突然
「膝が痛いので山登りはパスと宣言しました。

以前から「俺は戸外で仕事をしているので、遊びの時間まで外で身体を動かす気になれない」
とつぶやいていましたから特に驚く事でもなく(ゴルフは積極的に参加しているのにねっ!)
「私は友人と好きな山を楽しめばいいわ」と思っていました。


そんな主人が「我が家に欠けているのは音楽会や舞台鑑賞だ
「そろそろインドァーの楽しみ方を考える歳になったと思う」と述べ、
早速、仕事仲間が入会している「都民劇場」の演劇サークルの会員になりました。

そして手に入れたチケットがミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」
10月下旬、2人で台風20号の大雨の中、日比谷の日生劇場に行って来ました。
芸術の秋、我が夫婦は突然インドァー派に転向です。



物語の舞台は革命前のロシアです。
ウクライナの寒村アナテフカでは、ユダヤ人たちが伝統的な「しきたり」を守ることにより
周りのロシア人たちとも大きな争いを起こすことなく、何世代もうまくやってきた。
こんな彼らの生活は「危ない屋根の上で生活しているようなものだ」ということで
『屋根の上のヴァイオリン弾き』の題名がつけられたようです。

そこに住む牛乳屋の「テヴィエ」という男が主人公。
初代は森繁久弥さんが演じて900回を重ねたブロードウェーミュージカルの名作
二代目は西田敏行さん
そして2004年から市川正親さんが演じています。
いやぁ~存在感も大きく、観客を沸かせ泣かせて見事な「テヴィエ」でした。

テヴィエには妻の「ゴールデ」との間に五人の娘がいて
その娘たちが結婚相手を選んでいくにあたり、徐々に「しきたり」が破られていくお話しが進行していきます。
そして最後は村人全員がロシア皇帝からの追放令を受ける日が来てしまう……。


鳳蘭さん演じる妻ゴールデの貫禄に圧倒され、
革命家やロシア兵と結婚して家を出て行く娘達との別れのシーンでは涙が滲み
お馴染みの曲「サンライズ・サンセット」を歌う結婚式の場面では一緒に口ずさみ
私はそれなりに楽しみましたが、主人はほとんど居眠り状態
ぐぅ~とイビキが聞こえた時には思わずわき腹を突っつきました。

11月の「レ・ミゼラブル」の鑑賞が来週に迫っています。
そして12月分のチケット購入も決めなくてはなりません。
「私は忙しいからパス!あなた一人で行って」

私は今までも、インドァー派のご近所仲間ぷりんさんに誘われて
「歌舞伎」「文楽」を年に1~2回楽しんでいますし・・・
ブログのUPは怠けていますが、美術館や映画鑑賞も仲間と時々行っています。

特別に観たい舞台があれば、話は別ですが
今のところ、雰囲気が良くて楽しめる「音楽会や演劇」が、年に2~3回くらい加われば
それで充分だと思いました。



コメント (14)
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