話は前後しますが「多摩森林科学園」のサクラを見に行く前に、私たちは高尾の梅ノ木平にある料亭「うかい竹亭」でお食事会を楽しみました。
一年の内の三分の二を、タイのチェンマイで暮らしているK子さんが帰ってきたので「日本の春が満喫できる所でゆっくりとお食事とお喋りを」という事で、今回は私が企画しました。
横浜の南部からはるばる2時間かけて出かけた奥高尾は、周囲の山々の新緑が眩しいくらいに輝いていて・・・
その中にお食事所はありました
高尾山口から専用のお迎えバスで10分・・・
風雅な世界が迎えてくれました。
入り口前には丁度「シダレサクラ」が咲いていて、ニリンソウやヤマブキソウの姿も見られます。
着物姿のお姉さんに導かれて・・・
水の流れる音を聞きながら、和風庭園の中の飛び石を踏みしめ案内されたのは「時雨亭」という建物の中の一部屋でした。
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掘りコタツのある落ち着いたお部屋からは、緑豊かな日本庭園が目の前に広がっています。
そして借景の山の斜面の新緑が素晴らしい・・・
マウスオンでご覧下さい
仲居さんのご丁寧なご挨拶を受けてから、お料理が運ばれました。
ヤマブキのお花と一緒に盛られているのは「春鯛」「穴子寿司」「ぶどう豆」「小巻玉子」「ふきのとうの天ぷら」です。
先付は「のびるのてっぱい」でした。
お料理の数々をnon_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
うかい竹亭のランチコース | ||||
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少量づつのお料理が、美しく芸術的な盛り付けで運ばれてきます。
懐石料理は目で楽しむものですね。
殿方では多分、お腹が満足しないでしょう・・・
ところで右から2番目の「岩魚の塩焼き」のお皿ですが、お魚があちらを向いて配膳され「ハテナ?」でした。
シッポの反り具合からお腹を手前に向けることが出来なくて、仕方なくそうなったのか?
イワナは背中が手前なのか?と迷ったり・・・
久しぶりに4人で遠出して、おしゃべりも弾みます。
K子さん以外のメンバーとは毎週のように会っているのですが・・・
よくもまぁ~話が尽きない事!と、夫達には呆れられています
こちらがご近所仲間の4人です
いつも映画に誘ってもらって観に行く仲間・・・
海外旅行も「イタリア」「スペイン」「中国」「ロシア」「中欧」と4人で一緒に5回も行きました。
次回は「エジプト」と決まっていて、私の今年の目標にも綴りましたが・・・
チェンマイに滞在しているK子さんが、2人の息子さんの結婚式が続くので今年は無理という事になり、来年に延期です
私の今年の計画は練り直しですね。
「家計簿を付けて無駄をなくし、貯蓄に励む!」に変更しま~す
横浜の郊外に家を建てて20年・・・
たまたま同じ頃に入居して、年代も近かった私たち4人は、引っ越した頃からのナガ~イお付き合いです。
夫同士も親しくて、4夫婦でしょっちゅう集まって温泉に出かけたり飲み会などもしたものです。
最近はみんな夫たちもリタイアして、それぞれに新しい道に進み、夫婦みんなで集まる機会も少なくなりましたが・・・
それでもK子さんご夫婦がタイから帰国するたびに集まっています。
(昨夜もK子さん宅に集まって、夜中の2時まで飲み会でした)
歴史を経た大小20もの数寄屋造りの離れが点在する広大な日本庭園には、移築された永平寺の古い宿坊やお茶室などもあります。
お茶をたしなむK子さんが、お釜の古さに感嘆していたので、記念にパチリ
証券会社のハードな仕事を定年まで勤め上げ、やめたとたん大好きなタイのチェンマイに家を借りてご夫婦で長期滞在しています。
先に定年退職をしたご主人は、4年間木工工芸を学び今は家具職人になっていて・・
タイでは、K子さんが染物と織物、ご主人は木工と、退屈する事無く暮らしているようです。
このお二人からみれば、我が家のパース生活はほんの少々の滞在であって「暮らし」ではなかったように思えます。
やっぱり日本の文化は心が和みますね~
そして細やかな日本の四季の移ろいも、風情があっていいものです。
気の合うご近所仲間に恵まれて・・・
「遠くの親戚より、近くの他人」と言われているように、同じブロックに住む私たち、たとえ足腰が弱っても、這ってでも会えるよねと言っていたのに・・・
仲間の一人のノンちゃんから、「近くのJR駅前のマンションを買ったので、秋にはお引越し」との爆弾発言がありました
今の家は人に貸すそうです。
ぷりんさんも、お父様がお持ちの八ヶ岳の別荘に出かけることが多く・・・
K子さんもタイの次の海外滞在も考えているようで・・・
何だか皆の状況が少しづつ変わってきていることを実感しました。
変わらないのは我が家だけかしら?
歳をとる事の淋しさも重なって、ちょっと老後を考え複雑な気持ちになりました。
尚「うかい竹亭」の詳しい情報はこちらをご覧下さい。
追記
焼き魚の盛り付け方を調べた結果
「一般に頭が左になるように盛り付けます。川背、海腹と言って、川魚は背側を手前、海 の魚は腹側を手前になるように、器にのせることもあります」
と書かれているサイトがありました事をご報告いたします。