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波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

ユウビンウケ鳥

2023年09月27日 | 図工・調理

拾ってきた流木で昨年作った黒い鳥。柄が大きいので邪魔にされ、あちらこちらを彷徨い最後に郵便受けに置いたら落ち着いた。が、何かが足りない、いや何かが余分。カラスや九官鳥のイメージがいらない、説明過多なのだ。

 

赤く塗り直した。自然の模倣というか直感を信じず世間擦り寄りの嫌らしさから脱出。嘴に「ありがとうございます」のメッセージも挟み未だ不完全だが。
現代彫刻からリサイクルショップでいつまで経っても売れ残ってる工芸品になったが、「コレナニ?」が漂うようには少しなった。
名づけて『郵便受け取り』、もとえ『ユウビンウケ鳥』。電気や水道の領収書も、まあよく来る高齢者向け「もしもの場合」生命保険申込、ありがたい皆さんからのお手紙は、この赤い鳥が検閲する。受け取り拒否や没収といった権力的行為はたぶんとらないと思う。


時計注文、承ります。

2023年09月25日 | 図工・調理

段ボール製の壁掛け時計を制作中。このブログにも載せたやつ。昨日の読書交流会に来てくれた方々や、ダイエットに励む波風氏の妹からの依頼、と言えばカッコ良いが押し売り。この世は日頃のお付き合いが処世の術(笑)。波風食堂が未だ休業中なので、子ども食堂支援のための資金作り。「どんな注文にも応じます」と調子良いことを言っていたら、色はピンクには良しとして、ネコをお願いします、孫の好きな緑色の新幹線、イルカを作って下さい、ということでウームと考え込みつつ『手作り一点もの』に価値があるよな、と思い直し励む。

 

価格は、時計1台が何と1.000円。この「なんと」は安いつもりの副詞だが、材料費が百均の時計ユニットと輸送用段ボール箱と少量の絵の具代だから高い、と思われる方もいらっしゃるだろう。ママヨさんは「高いでしょう」と呆れていた。だが考えて欲しい、波風氏には1円も入らず全て子ども食堂応援費になるのですから高くはない。それ以上に、わかる人にはわかるアートとしての価値がある はずである(笑)。このブログを見ていて「それなら欲しい」と言う方は、次の要領で注文して欲しい。9月30日を締め切り日とします。

波風氏手作りの壁掛け時計
●金額  1台 1.000円
●郵送料 1台   3.70円(ユウパック料金) 取りに来られる方は当然ですが必要ありません。
●保障 何らかの不都合が出た場合は修繕、取り替えいたします。
●その他 マンガン電池使用のこと。アルカリ電池は高級すぎて壊れます。今まで10台以上作りましたがほとんどが壊れず5~10年以上動いてます(中国製のユニット、素晴らしい!)

◎注文はこちらのメールで。入金等はメール返信時にお知らせします→ namikazetateo@gmail.com


白いコスモスを描く

2023年09月14日 | 図工・調理

道に接した家の前に、余ったコスモスの種を植えておいたら、柔らかな曲線の茎が何本も立ち上がり赤とピンクと白い花が咲いて風に揺れている。波風家のコスモスと朝顔は夏が終わり秋になった頃に咲く。急に絵にしたくなり、工作に使ったダンボ-ルの切れっ端に描いた 手作り時計の型紙作ったので(大量生産が求められる時が来るかも知れない 笑)、工作で使い切った時計ユニットを近所の百均に買いに行く。いつの間にか400円との700円のしかなく、訊ねると「100円では作れないので、だいぶ前から入荷していません」と言われた。別の店に行っても無い。「どうせ・・・」と思いつつ百均界のトップ店に行くと9個もあった。何度も値段を確かめ買い占めた散歩しながら、草取りしながら、、昼寝前うつらうつらしながら、花の絵を描きながら、切れ切れに『欲望』のことを考えていた。ブログに続編を書けそうな感じ少し固まってきた暑中見舞いのハガキ来たので、段ボールに描いた花をプリントして、昆布干しのことや豊作の胡瓜を毎日食べている近況を書いた。来たハガキの字を見ていて、気持ちの良い字を書く人だなあと思った。


サブレーの調理器具 作る

2023年09月02日 | 図工・調理

サブレーの丸い形と、『小鳩サブレー』の形からタネを押し出す器具(というほどのものでもないけれど)。

毎回不便だなあとママヨ社長の脇で調理補助員しながら思っていても終わると忘れてしまう。忘れなかったのは『プールに飛び込む人』を作りながら「何だったかな、木や金物で作っておきたいものがあったはず」と思い出したから。

物を作るのが、楽しいか、面倒くさいかの分かれ目はこんなところにある。熱中して面白がっていると、次の何かを考える習慣ができ、作業開始が億劫にならなくなるね。余計な体重が減ると物理的に腰が軽くなるのも大きい。


考えさせられるだろうな、と思う少し面倒な小説、遠藤周作著『深い河』を読みたいと思った八島太郎作『カラスたろう』を取り上げたTV番組。若かった日に「先生とは何か」を衝撃的に考えさせられた絵本プーチンとゼレンスキーの出自と関係描くドキュメンタリー、今ひとつスッキリしないが逆に根本的なことが全然知らされてないと思った・・・・・どれも先週のTV番組から。色々あるが未だ未だ捨てられない情報受信装置。


『プールに飛び込む人』作る。

2023年08月31日 | 図工・調理

青空に押しつぶされそうな真夏の小さなプール、太陽の光でギラギラ反射する水面。トランプの大きさしかないあそこに飛び込む俺、息を整え水を睨み、俺にはこんなの何ともないことだと、跳躍台の端に身体を置く。

そんなことをイメージしながら、枯れ枝を切り、2つに裂き、ネジ穴を開け、鉄片で可動箇所を作り、「飛び込む直前の人」の形と心に迫ろうとする波風氏。

 

遊びは余裕。無くても暮らせるが生きるのは難しい。四角四面は息苦しくまっぴらだ。波風氏の絵や字の線(ライン)がたどたどしいのは、無意識的に息苦しさから逃れたい遠ざけたい『遊び』のひとつ。工作も同じで、商品的価値皆無・末路塵芥の立体落書。感じていたいのは作る前も作る時も作り終えて時間が経っても、そこはかとなく『物語』が浮かんでくること。今回はどうかなあ。


画像は完成品(笑)ネジもこのままで満足するのが落書きの由縁「遊び」「贅沢」「表現」なんて言葉を辞書ひいてみる。こういうのも遊び。そのために大判3分冊の広辞苑買ったんだからね。