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もうじき2年目となります。邪教の創始者と、その背景。

これは、以前にも記している(焼き直し…となる)けど。
安倍晋三、元首相の殺害事件以降から、再び注目されるようになった、
統一教会(世界平和統一家庭連合)の創始者、
文鮮明(ムン・ソンミョン:1920~2012年)は、
第二次世界大戦中の日本で、早稲田高等学校に在学し、卒業。
1954年、世界基督教統一神霊教会(統一教会)をソウルに設立。
日本での布教活動は、59年ごろから行っており。
1964年、宗教法人として認証された。
日本法人の初代会長は、立正佼成会出身の久保木修巳になる。
1968年、朴正煕(パク・チョンヒ)政権時において、
KCIA(韓国の対情報機関)の指示(支援)から、国際勝共連合を設立。
この国際勝共連合は、名称こそ異なるが、
事実上、統一教会と同一の組織となり。
反共産主義のもとで、日本の保守政権と結びつかせることとなり。
創設当時から、安倍元首相の祖父、岸信介元首相ら、
自民党右派との結びつきを強くもっていく。
時代的にも、アメリカと韓国は、東アジア冷戦に動員するため、
日本の軍事化を画策するものもおり。
そのため、アメリカCIAは、改憲を党是とする自民党を作り、
韓国KCIAは、統一教会による工作を行ってきた。
近年も、韓国国家情報院は、
櫻井よしこや西岡力(救う会)に資金援助しているとも聞く。
しかし、冷戦が終結する時代となり。
反共産主義の政治団体としての、目的性(大義)は薄れ、
存在意義がなくなりつつあった。
そこで、彼らは、反共産主義から、世界平和へと方針を転じていく。
それまで、敵対してきた北朝鮮へと、接触し、
多額の資金と引き換えに、北朝鮮内でも活動の場を得ることとなる。
北朝鮮による拉致被害者に対して、
もっとも寄り添ってきた政治家と言われてきた安倍、元首相が、
祖父、岸信介、元首相からの、三代に及ぶ、
統一教会との“つながり”を報じられ、その説明責任を果たさないまま、
国葬(国葬儀)を強行されたことは…。
ある意味、これらの事実を肯定した(否定できない)とも言え。
倫理上、明らかに問題性があり、許しがたいものがある。





補足:
カビくさい歴史の教科書での話にも思えるけど。
ちょっと歴史的な経緯も記しておきたい。
それまでの時代の生活のスタイルから、
大きく変化した産業革命以降において、
急速に発展していく資本主義の社会では、富裕層が、労働者を搾取し、
格差が生まれていくものとなる。
そんな拝金主義の社会を嘆いた人たちから、
国民国家を前提とした、民主主義(デモクラシー)や共産主義が、
劣悪の労働環境や生活下にあるものから支持されていく。
それが、旧、ロシア帝国が滅ぶ要因にまでになり。
そして、共産主義(社会主義)を取り入れた東側諸国と、
大衆資本主義(民主主義)の西側諸国とで分かれていく。
格差の生まれる資本主義と異なり、
共産主義は、富を再分配するものとされていた・・・とは言え、
いつの間にか、権利の代行者が、
富が収奪していたというのも、よく聞くところ。
(この国“日本”だって、他人事でないのです!)
名目ばかりの共和国や法治国家が、次々と生まれるものとなり。
かつて、多くあった共産国家も、
マルクスが唱えたものと異なっていたとも聞く。



そして、政治の世界での「反共」というのは、
敵を作って、金を儲ける方便のところもある。
ヒトラーもアメリカも、日本も韓国も、台湾も、
派遣や権力を維持するために「反共」を唱えて、
反体制的な国民を弾圧し、軍を強化し、利権を確保してきており。
そもそも「共産主義」が、どういうものなのかも知らないので、
「気に入らないヤツ」=「共産主義」というタチの悪さもある。
例えば、多数派が決定権をもつ、多数決は、民主主義ではなく。
むしろ社会主義に近い(全体主義)。
そのことを、ちゃんと分かっていないものは少なくない。
(恥ずかしながら、その一人であったけど、ね。)
反共産主義を語るものには、
このような背景や経緯を知らないものまでおり。
今年(2024年)1月、本来、民主主義は、社会的にも立場が弱くなる、
マイノリティ(少数派)も尊重されるものであることが問われたとき。
与党政党に属する政治家(石◯伸晃)から、
「そのような発言は、共産主義思想の延長線上である」と、
反共産主義者たちが、60~70年代に用いたような、
時代錯誤の妄言があった。
この与党のセンセイたちの言動には、
統一教会の反共産主義思想とも類似性もあり。
ここ1〜2年の報道番組などもあって、
ただの妄言として見過ごせないものを感じてしまう。
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