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饗宴の果て…。


先週末、東京都の都知事選が行なわれ、
結果、小池百合子(71才)が、
そのまま都知事として続投するものとなった。
…正直なところ、都知事選前からテレビメディアが、
小池百合子の公職選挙法違反に、電通や三井との癒着も報じないことから、
この結果を、どこか予想できてはいたけど…。
テレビメディアが、その倫理観どころか、
背任行為も疑われる人物を続投できるように、
間接的に手助けしたことは、かなりキツいものがある。
蓮舫氏が、都知事選への立候補を表明すると、
いきなり立候補者が乱立し、
そのほとんどが、政治家としての実績や方針も疑わしい人物ばかり、
…など、ただの偶然であるハズもなく。
特定の立候補者がもつ固定票(組織票)以上の票数が、
他の立候補者に集まらないよう票数を散らすための撹乱工作を疑うのは、
それほど不自然な発想でもなく。
しかも、それだけの“工作”を可能とする資金をもつ団体は、
なにに使っているのかも分からない“裏金”の問題もある。
そこで投票してはいけない人物など、
簡単に思いつきそうなものだけど…。
結果は、それを否定しており。
今は、無力感しかない。



色々と不都合な事情をかかえるものが、
人々の関心が、それらに向くことがないようにと、
別のものへと注意をそらそうとするのも、
よく見かけるものだけど。
今回、かなりの票数を得ていた、ある候補者のインタビュー映像を見たところ、
人々の無知につけ込むようなマネをしながらも、
その行動は、知性や品位を、証明するものでもなく。
ただ下劣なだけ。
これも気分が悪くなる。
しかし、かつて、安倍晋三や橋下徹などに、たぶらかされてきた身としては、
これらの人物に投票した人たちを責める気にはなれない。
むしろ、今回、投票にもいかなかった無関心層は少なくもなく。
これには、どうしようもない気分にさせる。



蛇足:
今回の都知事選に関連した投稿が、
ツイッター上(現、えっくす)にあった。
「バカがたくさん立候補するから選挙の供託金を引き上げる」というのは、
「金持ちしか政治家になれなくなる」ということなので、絶対にダメです。
むしろ、バカでも立候補できることこそ大事なもの。
そういうのは粛々と落とせば良いだけのこと。

戦争中のメディアの反省もあり、
大英帝国のBBCが参考にされたと思われる公営放送のNHKも、
いつの間にか独裁国家の広報機関のようになっており。
この国を腐敗させていく権威主義って怖ろしくなる。
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