戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

天を仰ぐ

2014年06月20日 | 想うこと

今朝は、9時まで店を開けずに、ワールドカップの、日本対ギリシャ戦を観ていました。

日本が、ピッチ上でボールを支配し続けての、優勢的な戦い方をした試合でしたが、結果は0-0の引き分けでした。

決定的な場面も、私が見立てたかぎりでも2度ありましたが、決められませんでした。

大久保はとても良い働きをしましたが、決めなければ、いや、これは決められるでしょう、というところで枠に入れることができませんでした。

・・・天を仰ぐ。

何回、国際試合で見せられたでしょう。

今日の試合でも、何度もありました。

しかし、あえて書かせていただくと、これで良かったのです。

引き分けで。

なぜなら・・・

ギリシャは、日本と同じに、まだ勝ち残るチャンスがあるため、コートジボアール戦で必死に闘います。

そこで、もしギリシャが勝ったならば、コートジボアールは2敗で最下位、日本とギリシャが、一勝一敗一引き分けで並ぶわけです。

得失点差で勝敗が決まってしまうのですが、そうなると日本は有利です。

・・・もっとも、日本がコロンビアに勝つ、という前提でのはなしでありますが。

そのコロンビア、すでに決勝リーグへの進出が決まっています。

こうなると、なにを怖れるかというと、怪我をすることです。

そのため、ひょっとすると、主力を休ませるかもしれません。

そうでなくても、厳しい戦い方はしなくなるでしょう。

ですから、日本に分があるわけです。

がんばれ日本!

 

 

 


グランド100周

2014年06月18日 | 想うこと

今日は涼しい日でした。

片づけてあるはずの、コードを抜いてあるだけですが、コタツも、電気が入っていました。

父が、足が冷たいとか言いながら知らぬ間に入れていたのですが、我が家ではまだまだコタツは現役です。

そんな涼しい夕方、妻と走りに行きました。

どれだけ暇なんだ、と突っこまれそうですが、仕事の合間に時間を作りながら、”部活”に励んでいるということです。

ということにしておいてください。

いつも走る中山競技場の外側を、高校の陸上部がダッシュに使用していまして、どういう理由か分かりませんがグランドは立ち入り禁止になっていまして、私たちは走るのを遠慮しました。

ので、野球場に移動し、グランドの外側を走ってみました。

途中に階段がある、アップダウンの激しい走路でありますが、なぜか私は楽しく走ることができました。

野球場を眺めながら走っていたのですが、自分がいまから投げるんだ、という妄想と戯れながら走ることができたからです。

自分でも呆れるほどの妄想・走、でありましたが、自分にとって、野球場は心躍る場所であります。

そんな私は、中学の部活を始めるときに、陸上部と野球部を見学しました。

どちらに入るか、決めるためです。

心の内の半分以上は陸上部になっていたのですが、野球が好きであったため、野球部はどうかと見学に行ったのです。

そのとき部員たちはキャッチボールをしていたのですが、遅れて練習に入ってきた部員たちに、先輩とおぼしき部員が、なんで遅れてきたんだー、と怒鳴りました。

後輩たちは、すいませーん、と言いながら練習に入っていきました。

それを見て、なんて怖い部なんだと、思ってしまったのです。

あとから考えると、ごく普通のシーンなのですが、そのときは、そう思えてしまったのです。

それで、野球部に入るのを止めました。

妻は、高校入学後テニス部に入ったのですが、最初に、先輩の名前をすべて覚えなければならない、ということにしらけてしまい、すぐにテニス部を辞めた、とよく話します。

そして演劇部に入り活躍したわけですが、そのテニス部を辞めた理由が、私にすれば、たいしたことでないのに、と思ってしまっているのですけれど、よく考えてみれば、私も同じような理由だったのだと、思い至るのです。

人生では、あのときの選択はどうだったのだろうか、というのが常にありますが、私も、野球部に入っていれば、というのをいまでも思ったりします。

ですけれど、グランドの周りを走りながら、練習だったら、走るのを楽しいとは思えないだろうな、とも思いました。

 

 


ノアって

2014年06月17日 | 想うこと

 

映画『ノア』を観てきました。

ラッセル・クロウ主演の、ノアの方舟を描いた映画です。

平日の二回目の上映でした。

15名ほどお客さんは入っていたと思います。

一回目のお客さんも10名以上入っていたと思われ、間違いなく、ヒットしているでしょう。

そのお客さんの中には、ロビーで待っているときに聞こえてきた話から判断すると、キリスト教信者の方も多いのだろうと、考えます。

なんといっても、旧約聖書、創世記の中の話ですから。

昔、ハリウッドは、モーゼの話等、よく聖書の物語を映画化しました。

その中で、映画の主演を演ずる役者に、モーゼもそうですが、チャールトン・ヘストンが演じていました。

ベンハーでも有名です、特異なものに、猿の惑星もあります。

スペクタクル映画には欠かせない、存在感のすごい役者さんでした。

最近では、ラッセル・クロウ、になるのでしょうか。

なにより、神の意志を貫く、善き人ではなく使命を全うできる人、としての存在感がありました。

究極の選択を強いられる、神様は、それを人に選択させるわけですが、痛いほどその辛さが分かる映画でもあります。

自分のやってきたことが無になってしまうのかと、悩み、実行に移るときに、○○しかない、と気が付かされる場面は、呆気ないとともに、感動的であります。

映画が終わって外に出てみると、激しい雨降りでした。

夕立でして、降りが弱くなるまで、皆さん軒下で雨宿りしていました。

しかしそのことが、気が重くならなかったのは、映画を観終わった印象が暗くなかったせいかもしれません。

また色々と考えてみたいと思います。


初戦は残念でした

2014年06月15日 | 想うこと

ワールドカップ、日本の初戦、落としました。

コートジボワール戦、1-2で負けました。

試合前、気合いが入っていまして、私ですが、念入りにストレッチをしてテレビ観戦したのですが、残念です。

シロート見立てですけれど、前半から、相手にボールを支配されていて、なかなか攻撃の形ができなかったように思います。

本田の素晴らしいシュートで先制したものですから、期待大であったのですが、試合展開そのものは劣勢のまま終わってしまったと感じました。

ですが、あえて書くと、これで良かったのかな、とも考えます。

もう一度、先発メンバー選考も含め態勢を立て直して挑めるからです。

負けて一丸となり、ギリシャ戦に臨むのです。

幸い、といっていいか、ギリシャは大敗しておりますから、互角の勝負になるのではと、態勢を立て直したものが勝利するのではと思います。

まあ、ポジティブに考えるのです。

ブラジル大会ですから。

がんばれ日本、です。

 


フェイクわざ

2014年06月13日 | 想うこと

ワールドカップ、ブラジル大会が始まりました。

開幕試合、ブラジル対クロアチアの試合を、朝食を採りながら、後半だけサラッと観ました。

クロアチアにとっては、ついていない試合だったでしょう。

PKを与えたプレーにしても、あれは、ブラジルの選手の巧すぎる演技のせいで、同情します。

それにしても、ああいう、少し触った程度でも倒されたんだと示すプレーは好きになれません。

いわゆる、キタナイやり方だと私なんか思ってしまいます。

それも作戦なんだと、言えるのでしょうが・・・。

思い出すのは、息子が中学野球部へ入ったばかりの頃ですが、私は初めて練習を見学に行きました。

その時、監督はいなくて、父兄のコーチが指導していました。

あるプレーを繰り返し行わせていたのですが・・・

それは、サードランナーがホームにつっこみ無理だとわかり帰塁するプレーなのですが、コーチが怒鳴りながら指導したのは、ランナーは、キャッチャーがサードにボールを投げる、その線上を走れ、ということでした。

ようは、送球の邪魔をしろ、ということです。

それを繰り返し、ランナー選手にやらせていました。

まあ、大切なプレーなんだと思います。

ランナーなら知らなければならないことでしょう。

だけれど、そんな細かいプレーを必死に覚えさせる必要があるのか、とシロートの私は思ってしまいました。

中学生には、もっと大きなプレーを、具体的には示せませんが、教えるべきであろうと。

たぶんサッカー選手も、こどもの頃から、この種の色々な業を身につけていくのでしょう。

そうでないと、はい上がれないというか。

ですから、自然と身体が反応してしまうのでしょう。

改められるのは、ルールと審判の質かもしれません。

フェイクのようなプレーは、反則にすべきだと。

となると、それを見抜く能力が大切になってくるのだと。

開幕試合の主審は、日本人の方でしたが。

 

 

 

 

 


岐阜行き

2014年06月09日 | 想うこと

昨日は、岐阜に住んでいる息子の所へ行きました。

学生でして、1kのアパートに住んでいます。

よく友達が泊まりに来ると言っていました。

ので、当然のことながら、すごい部屋になっています。

ゴミの置きっぱなし、服の脱ぎ散らかしっぱなし、等。

それで、掃除にいったわけです。

まあ、様子を見にいく、ということもありますが、ゴミの片づけ、洗濯などもおこないにです。

親ばか、といったら、オヤバカ、に違いありません。

部屋に着くと、妻はさっそく風呂とトイレの掃除をし、続いて洗濯をし始めました。

娘は、何をして良いか分からない、と言っていましたが、そのうち、置きっぱなしになっている皿などの洗い物をし出し、ついでに台所を拭き始めました。

私はといえば、ペットボトル、ゴミの収集をし、袋にまとめ、それを下に持っていく作業をしました。

部屋は5階にあるのですが、下に持っていくこと7回、一階と5階の七往復です。

エレベーターで、ですが、しました。

その間、息子は、書類の整理をしていました。

まあ本人にしかできませんが、座って、のんびり行っていました。

まあ、学生のうちだけですから、と。

 

 

 

 


梅雨入りですと

2014年06月05日 | 想うこと

東海地方も梅雨に入ったそうです。

雨は朝方少し降った程度で、今日は一日曇り空でした。

その程度ですんだわけですが、西日本では、豪雨の被害がでているようです。

高知の四万十市では、一日で500㎜ちかく降ったとか、一ヶ月分の雨が降ったことになります。

河川も氾濫し町中が川のようになっている映像が流れていましたが、氾濫した川というのは、四万十川なんでしょうか。

ダムのない、清流として有名な川ですが、その川も氾濫したわけです。

それでいて、北海道では、連日記録的な猛暑が続いているようですが、昨日は、旭川市で37℃近くまで上がったそうです。

旭川市といえば、この高山市と同じで、冬場に市としての最低気温を記録するほど、寒くなる街です。

そこが、日本で一番暑い街になるわけですから、異状気象に輪をかけたような現状です。

まだ、六月に入ったばかりですが。

 

 

 


美しい走り

2014年06月03日 | 想うこと

正午前、宮峠の頂上は、32℃でした。

全国的に記録的な猛暑になっていますが、高山も例外でなく、標高800メートちかくある峠の上でさえ、真夏日になっていました。

6月になったばかりです。

まあ、おかしいといえばおかしすぎる天気でして、北海道のある箇所で、全国一番高い気温を記録したとかで、38℃近くでしたが、それは、平均気温の、20℃上だということでした。

平均気温を、20℃越す、っていう世界ですから・・・。

面白いのは、同じ北海道でも、東の方、釧路は18℃くらいでした。

こちらは平均的です。

その差、20℃です。

それでも高山は、陽が沈んでくると一気に涼しくなります。

盆地で高地の特徴ですが、まだまだ過ごしやすい気候であることは違いありません。

それで、夕方、走りに行きました。

中山競技場は、明日から雨降りになることもあるのかもしれませんが、中学・高校生で賑わっていました。

遠征してきた高校生のチームも使用していました。

いつもより多く、グランドが溢れるほどの熱気を帯びていました。

そんななか、高校の、たぶん中距離のエースだと思える選手が走っていました。

身長も高く、がっしりした体格で、ほれぼれするようなランニングフォームで走っています。

長いスライドで、蹴り上げた身体がグングンと前に進んでいきます。

それでいて、頭はまったく上下動がありません。

コースの一番内側を、ただひとりひたすらに走っていきます。

その美しいこと。

私は外周をゆっくりと走りながら、見とれていました。

中学時代陸上部でしたから、良い走りというのは分かるんです・・・哀しいことに。

ただし今日は競技場がとても賑わっていて、特に、中学生が練習しながら、時に、戯れています。

いますからね、遊んでいる部員が、私も中学時代そうでした。

そんな部員がコースの中に入ってこなければいいけどな、と心配しながら、見ていたのです。

もし、接触したなら大変なことになります。

本格的な競技場で練習できるのは素晴らしいことです。

テンションも上がってくるでしょう。

でも、自分たちだけでないわけですから、どう振り分けて練習させるか、という課題が多いと思います。

もちろん、中学の部活を指導している先生方はよく分かっていると思います。

ですけれど、これほど多いと、指導も行き届かなくなってくることもあるかと思い、心配で見ていました。

機会均等、大切なことです。

ですけれど、才能を伸ばしてやるのも、まわりの配慮が大いに必要になると思いました。

 

 

 

 

 


おれきえって、か~

2014年06月02日 | 想うこと

真夏日が続いています。

着るものは、ようやく半袖になりましたし、コタツも一昨日からつけていません。

夏仕様になりました。

いきなりですが、連日30℃こえです。

日曜日の昼、近所の喫茶店にランチを食べにいきました。

喫茶店なのですが、本格的なパスタ料理を出されるということで、どんなものか食べにいきました。

ランチで、サラダ、コーヒー、デザートが付いて、1300円くらい。

パスタは、オレッキエッテのポロネーゼでした。

飛騨牛を使用しているとのことで、確かに肉のかたまりが入っていましたが、パスタは、耳たぶのような形のものでした。

ここでもか~、です。

味はハッキリしていて悪くないのですが、ポロネーゼの絡みが足りないような気もしました。

それよりなにより、パスタが自家製パスタ。

自家製パスタはいいんだって、と心のうちで叫んでしまいましたが、デザートとコーヒーが美味しく、満足しました。

それでも、普通の麺が食べられないという不満は解消されません。

ので、今日の昼、スーパーで買ってきて、自宅でパスタを食べました。

お湯で暖めるだけの、アラビアータ。

麺は9分ほど煮る、イタリア製のパスタです。

美味しく頂けました。

ようやく、普通のパスタが食べられたのです。

食べながら思ったのですが、インスタントみたいなものですが、それなりのものが食べられるわけですから、イタリア料理店はやはり工夫をしなければならないでしょう、といったことです。

当たり前といえば当たり前ですが、家庭では食べられないパスタを作るわけなのだと。

その店オリジナルのパスタに拘るわけです。

麺は、うちで食べられますから、やはり、そのお店自慢のパスタを、これからも、たまにですが、食べにいきます。


国語から

2014年06月01日 | 想うこと

娘が高校に入ったことで、今度は、高校の教科を娘に教えることになりました。

ほんのたまにのことですが、これは何? どういうこと? とおかまいなしに訊いてきます。

中学までなら、どの教科もそれなりに教えることができたのですが、さすがに高校となると、わからないことが多いです。

特に、数学。

というか、高校時、私は数学でよく欠点を採りました。

ぜんぜん自慢になりませんが、数学は不得意でして、数学ⅡBからは、授業中、よく死んでました。

その私が教えるわけですから、娘と一緒になって、教科書を読みます。

そうなんです、読むのです。

例題で、この式の係数・次数を示しなさい、とかありました。

となると、まず、係数ってなんや? 次数ってなんや?、てところから始めなければなりません。

それで、教科書に書いてある法則などを読むのですが、この文章がまた難しいのです。

一回読んだだけでは頭に入りません。

何回も読まなければ理解できないのです。

はっきりいって、高校時代でさえこんなには読まなかっただろう、というくらい読みます。

それでようやく、式を解く方にいけるのですが、その時に思うのです。

数学は国語だと。

こじつけてしまいましたが、定義にしろ、問題にしろ、何が書かれてあるか理解できなければ、すなわち読解力がなければ、数学を解くことができません。

まずは国語からだと、あらためて思うのです。