戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

筋なし

2014年06月20日 | 想うこと

にしても、日本戦、こうなるのは誰も筋書きを書けないでしょう、という展開になってしまいました。

もちろん、最初に勝たなければならない、と願い観戦したからですが。

それが負けで始まり、次の一戦は絶対負けられないのだと、でより集中して応援しての、引き分けです。

よけいこんがらがってきた、という実感です。

結果、まだ終わっていないのです。

第三戦を終えるまで、結果は分からなくなってしまったのです。

しかも他のチームの勝敗まで、予選を突破できるかの結果に関わるようになってしまいました。

初戦より二戦目、二戦目より三戦目に重要度が増してきて、必死さも強くなってきたわけです。

どんどん盛り上がっていく。

盛り上がらざる得なくなっているのです。

しかも、試合開始時間が、初戦は日曜日の10時でしたから、誰もが、余裕をかまして観ていたでしょう。

それが、今日は朝の7時になり、一番重要な試合が、朝の5時キックオフになったのです。

段々ハードルが上がっていく。

選手もサポーターも、困難になっていく障害を乗り越えないと、リーグ戦を突破することができないのです。

しかも三戦目は、一番強いチームが相手だと・・・。

どれだけ試練を与えられるのか、という感じです。

一筋縄ではいかない、ワールドカップの”リアル”さが顕れています。

だからサッカーは盛り上がるなー、となるわけです。

ワールドカップのサッカーですが。

私も、4年に一度のサッカーファンです。

ただし、自国が出場しての大会ですが、と。

だからこそ、ワールドカップ出場をかけての予選も盛り上がるのです。

この盛り上がりについて、あるスポーツ評論家が、「太陽を奪い合う競技」、だからと解説してくれたことがあります。

それは言えてるな、と思いましたが・・・

ですけれど、私に言わせれば、乱暴な表現になりますが、ワールドカップのサッカーは、”代理戦争”のような様相があります。

国の威信をかけて闘います。

まあ、それだけですが、熱くなってしまいます。

野球だと、こうはならないのが不思議なのですが。

で、ここから飛躍して思うのです、国際紛争なども、サッカーで解決すればいいのじゃないかと。

例えば・・・

尖閣諸島も、どちらかが実行支配したら戦争になってしまうかもしれない状況になるならば、サッカーの試合で決めてしまう。

三戦行って、日本と中国と第三国で、これが問題だといえば大問題になりますが、三試合をおこない、二勝した国が、尖閣諸島を自国領とする、と。

もっとも選手にしてみれば、そんな責任は負えない、となるでしょうが。

こと今回の日本戦の盛り上がりについて考えれば、選手も、自国を代表して闘っている、というのを自覚せざる得ないような気もします。

というのも、なぜに勝たなければならないのか、なぜ予選を突破しなければならないのか、というのを突き詰めていけば、自分の問題を超えて、国家にまでたどり着くような気もしますのです。

良い悪いを超えてのことです。

 

 

 

 

 

 


天を仰ぐ

2014年06月20日 | 想うこと

今朝は、9時まで店を開けずに、ワールドカップの、日本対ギリシャ戦を観ていました。

日本が、ピッチ上でボールを支配し続けての、優勢的な戦い方をした試合でしたが、結果は0-0の引き分けでした。

決定的な場面も、私が見立てたかぎりでも2度ありましたが、決められませんでした。

大久保はとても良い働きをしましたが、決めなければ、いや、これは決められるでしょう、というところで枠に入れることができませんでした。

・・・天を仰ぐ。

何回、国際試合で見せられたでしょう。

今日の試合でも、何度もありました。

しかし、あえて書かせていただくと、これで良かったのです。

引き分けで。

なぜなら・・・

ギリシャは、日本と同じに、まだ勝ち残るチャンスがあるため、コートジボアール戦で必死に闘います。

そこで、もしギリシャが勝ったならば、コートジボアールは2敗で最下位、日本とギリシャが、一勝一敗一引き分けで並ぶわけです。

得失点差で勝敗が決まってしまうのですが、そうなると日本は有利です。

・・・もっとも、日本がコロンビアに勝つ、という前提でのはなしでありますが。

そのコロンビア、すでに決勝リーグへの進出が決まっています。

こうなると、なにを怖れるかというと、怪我をすることです。

そのため、ひょっとすると、主力を休ませるかもしれません。

そうでなくても、厳しい戦い方はしなくなるでしょう。

ですから、日本に分があるわけです。

がんばれ日本!