戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

大物

2013年01月15日 | 想うこと

葬儀が滞りなく終了しました。

どれだけお手伝いができたのでしょう。

受付で雑談をしているときに、隣に立っていた近所のオジサンが、葬儀会場にタクシーで乗り付けてくる人は大物に見えるな、と仰いました。

確かに、あたふたと会場に入ってくる人が多い中、入り口間近にタクシーで乗り付け、ゆったりと降りてきた人は、いったい何者なのだ、と注目してしまいました。

実際は、よく知っている近所の方で、私たちと同じ一般庶民でしたのですが・・・。

そのとき、オジサンは、「おれは、大物にならんでもいいな」、と仰いました。

まあ、お互いいい年なので、これから大物を目指してもたいした者にもなれませんが、とりあえず、話の続きを聞きました。

仰ったのが・・・「大物になると付き合いが多すぎて、葬式だけでも、月に20回は出席しなければならなくなるものな」、と。

そういう例があまたにあるのですね。

考えました。

単なる付き合いのものでも、5千円の20回なら十万円也、です。

お金はいいとしても、問題なのは時間です。

もったいない、と思えてしまいました。

時間が・・・。

大物は辛いな~、と、同情してしまいました。