葬儀が滞りなく終了しました。
どれだけお手伝いができたのでしょう。
受付で雑談をしているときに、隣に立っていた近所のオジサンが、葬儀会場にタクシーで乗り付けてくる人は大物に見えるな、と仰いました。
確かに、あたふたと会場に入ってくる人が多い中、入り口間近にタクシーで乗り付け、ゆったりと降りてきた人は、いったい何者なのだ、と注目してしまいました。
実際は、よく知っている近所の方で、私たちと同じ一般庶民でしたのですが・・・。
そのとき、オジサンは、「おれは、大物にならんでもいいな」、と仰いました。
まあ、お互いいい年なので、これから大物を目指してもたいした者にもなれませんが、とりあえず、話の続きを聞きました。
仰ったのが・・・「大物になると付き合いが多すぎて、葬式だけでも、月に20回は出席しなければならなくなるものな」、と。
そういう例があまたにあるのですね。
考えました。
単なる付き合いのものでも、5千円の20回なら十万円也、です。
お金はいいとしても、問題なのは時間です。
もったいない、と思えてしまいました。
時間が・・・。
大物は辛いな~、と、同情してしまいました。