畑のつぶやき

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記憶

2012-03-01 19:36:06 | 介護日記

3月1日(木)  

3月のスタートは、すっきりしない天気。雨こそ降らないが、曇り空は、明けることはなかった。ラジオの中継は、晴天、晴れて暖か、とか言っていたが、期待はずれだった。作業は、ハウスの中で、種芋の切断。汗をかくほどにならなかったのは良かったが。

昨夜のこと。食事の後、歯をみがかせて、一安心して、飲みながら、サッカーを見ていた。真っ先に反応したのは、ソラだった。ストーブの前で、まるくなっていたが、サッと顔を上げ、立ちあがり、母の部屋の方へ。連れ合いも気づき、お母さんが。サッカーの画面から首を振ると、母の部屋の前の真っ暗な、廊下に母が出ている。足元に来たソラに、手で、しっ、しっと追うとしている。覚えこませなければ、と立ち上がる。

廊下の脇は便所だ。部屋の電気を消して、ベットに入っていた母は、尿意を覚え、便所に行こうと思った。ベットの脇に、ポータブルトイレがあることは、記憶から漏れ、ずっとそうしていた、昔の記憶のままに、廊下に出てきたのだ。部屋の電気をつけ、ポータブルトイレを見せると、「ああ、そうか」。納得する。以後は、廊下に出ることはなかった。

おかげかどうかは分からないが、今朝の母は、濡らすことはなかった。療養棟の看護師のアドバイスもあり、尿取りパットを使ってみたおかげでもあるのか。この際だと、朝の洗顔なども、洗面器や水を運び、部屋内で、すべて済ませるようにしてしまう。まる一日、ほぼ100点に近く、うまくいった。さて、明日は、デイサービスの、再開、第一日目だ。二つ目の山の結果は。


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