畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

2019-07-22 19:21:58 | 介護日記

7月22日(月) 

開票速報のせいでの寝不足か、それとも、虫の知らせだったのか。なんとなく、だらだら、洗濯をして、まったく乾かないであろう空を見ながら、テラスの物干しにつるし終えたのは10時過ぎころだった。なんとなく眠くなり、ベットで、1時間ほど休み、昼食。

食後もゆっくり休み、少しは草刈りでもと、腰を浮かした時だった。携帯のコール先は、病院からだった。急に血圧が下がってきたので、危篤状態だとのこと。病院までは10分もかからない。主治医の話だと、心電図も、途切れがちで、今夜を超えられるかどうかだろう、とのこと。身近の方に、ご連絡した方がといわれるが、すでにこのことは了解し、別れは済ませている。と、話すと、数時間、いや、何分かのことかもしれないと。一応、兄弟に走らせ、母の枕元に、腰を下ろす。ポーチに入れてある文庫本を開き、読みながら、母の寝顔をチラチラ。骨と皮だけになった首が小さく脈打っている。これだけが生きている印かと、時々、本から目をそらす。

せっかちな性分を知っているからか、数ページぐらいめくっただけで、首筋の動きがなくなっていた。触れてみてもわからない。医師を呼ぼうかと腰を上げた時、主治医と看護師がドアを開けた。ステーションで、心電図が止まったのを見て駆け付けたとのこと。胸と心拍、瞳孔を診察し、午後3時3分、御臨終です。病院から連絡を貰ってから、1時間もたっていなかった。

100歳とほぼ11か月。母は死んだ。


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