畑のつぶやき

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認知症(機械の)

2014-08-26 19:03:58 | 農作業

8月26日(火)  

午前中は、昨日残った田んぼの刈取り。コンバインのタンクに2敗と少し収穫し戻ってくる。そのまま格納庫に車ごと入れて(雨が心配なので)、昼食。午後は、乾燥が仕上がった乾燥機内のモミの籾摺り。その後、今日の分を乾燥機に入れて、乾燥運転。

ところで、乾燥機に、異常が起きる。モミの水分を測定しながら、自動で、感想を進める仕組みだが、その水分を測定するセンサーを制御する、基盤部分の異常だ。測定された水分を正しく認識できなくなった。まるで、でたらめな水分を検知し、表示する。だから、乾燥機の温風の制御もいい加減になるし、まだ乾燥が終わらないのに、低水分と認識して、乾燥を止め、機械を停止してしまう。基盤を交換すればよいのだが、古い機械で、製造が中止され、部品がないという。とすると、乾燥機自体を買い替えなくてはならない。それには、100万を超す経費が掛かる。さてどうするか。

もし、どうにもならないのなら、買い替えるしかないのだが、タイマー運転をしながら、自分で、水分を測定しながらなら、乾燥運転は可能だ。かなり頻繁に機械を見なくてはならないし、夜中にも、何回か、起きて、点検、調整をしなければならない。

実のところ、昨日のモミも、ちょっとおかしいと思ったから、夜中の2時に、行ってみたら、乾燥が終わらないのに、機械は停止していた。なんとかだましだまし、乾燥を仕上げ、今朝、農機店に連絡、点検してもらったら、基盤の異常という診断をもらった。

とにかく、今年は、なんとか、この機会を使うしかないと判断した。農機店から示された、乾燥機は、私のように、自給用のもち米を少し作る、というような少量の乾燥はできないものだった。米つくりをする限り、正月の餅用のコメは作り続けたい。そのためには、今の乾燥器も残すしかない。となると、どうするか。今年はやるしかないが、来年以降は、規模を縮小し、自給プラス、直接販売の分だけの米つくりで行くか、乾燥機を入れて、今の規模を続けるか、どちらかの道を選択するしかないだろう。