畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

落し穴

2008-12-18 18:39:48 | 食、農への思い
12月18日 

夜の間、かなり降ったようだ。大きな水溜りの庭は、ぐちゃぐちゃ。だが、暖かい、晴れの夜明け。日中も暖かい。依頼されている、休耕地の草刈は、シャツ一枚でも、背中は汗ばむほど。草は、背をはるかに超すほど伸びているから、きつい仕事だ。他に代わりの人を探してと、言ってあるが、なかなか見つからないからと、今年も頼まれた。きついから、2~3時間位で、何日か掛けてやることになる。

さて、都内の有名ホテルにある、レストラン、イミテー。ある日の厨房で。
仕入れ担当 「大変です、料理長。こんだ肉店から、明日、納入予定の前沢牛が、
どうしても、手当てできないとの連絡です。」
料理長   「冗談じゃない。うちは、前沢牛で、売っているんだ。何とかさせろ。」
仕入れ担当 「やはり、どうにもならないそうです。代わりに、店にある、最高級品を納入するそうです。」
料理長   「だめだ。前沢牛でなければだめなんだ。他をあたって、前沢を納入させろ。」
仕入れ担当 「料理長。見つけました。なんだ肉店が、納入できるそうです。」
料理長   「よし、すぐ発注だ。良かった。これで、イミテーの看板に傷がつかないで済んだ。」
仕入れ担当 「代品の高級肉はどうしましょう。」
料理長   「まかないにでも、使っとけ。」
仕入れ担当 「よっしゃ、やったー。」

こうして、イミテーは、前沢牛を使う、高級レストランとして、知られていった。仕入れも、こんだ肉店、なんだ肉店の両店と取引するようになり、安定した供給を受けるようになった。
そして、早、半年。