畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

切納

2008-12-23 19:20:04 | 農作業
12月23日  ときどき 

寒冷前線が通過すると云っていたが、今日は冬らしい天気だ。風は強くはないが北から吹く。気温も上がらず、陽に当たっていても、寒い。
午前中は、連れ合いと、ミカン山へ。晩生のミカンの収穫。といっても、木は少ないし、今年は、裏年。ほとんど実の付いていない木もある。2時間もしないで、採り終わる。コンテナに6個。100kg位か。
連れ合いの母親の実家が、由比町の大きなミカン農家で、移住する前に、半年ほど、手伝いに行った。(といっても、農業を嫌い、都会に出た私が、農業の現場で、やっていけるかの、試験だったが。)10月に入ると、ほとんど毎日、ミカン切りだった。早生から始まり、中生、晩生と、切れ間なく続いた。12月も中旬に入ると、霜が来る。霜に何度も当たると、いくら晩生の皮の厚いミカンでも、くさりやすくなる。何人かを、雇い入れ、せわしなく山に通った。そして、20日過ぎに、最後の園を取り終える。その日を、切納といって、みんなで、一杯やって、労をねぎらった。
翌年は、すでに移住していたが、叔父に頼まれて、一ヶ月くらい援農に行った。切納は、二回しか経験しなかったが、懐かしく、思い出される。その叔父も、もういない。
これで、また一つ片付いた。
帰って、少し遅い昼食。草刈と、明日の出荷準備。

コメント
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