※普光寺境内にて。
梅の枝に光る水滴が美しい。 クリック♪
きょうは天気予報どおりの雨。
きのうの初夏のような日差しが信じられない。
午前中ふぁみりい劇場の事務所に寄ったあと、どこか近場へ行く事になった。
こんな天気なので 「あいあいパーク」 にでも行こうかと山本へ向かう。
あいあいパーク ←クリック
山本の太鼓亭でお昼を済ませて外へ出ると雨が上がりかけていた。
せっかくなので、予定変更して西谷まで足を伸ばすことにする。
ところが長尾山トンネルを抜けた頃から雲行きが怪しくなり、間もなくザーザー降りとなった。
が、引き返すのもなんなのでそのまま行く事にする。
「道の駅 猪名川」 の途中にある 「普光寺」 に差しかかる。
大きなワラジのぶら下がる山門脇の畑に、黄色い菜の花が咲き乱れているのが見えた。
「ここで降りようか?」
「うん、そうしよう」
境内に着くと相変わらずの雨だ。
ジャンパーをはおり空色のカサをさしてクルマから降りる。
人影のない境内で、本堂の屋根や観音像がネズミ色に濡れて光っている。
ふと、そのそばにひっそりと佇む五輪等が目に入った。
今まで何度も来ているのに、きょう初めて気づいたのが不思議だった。
雨に濡れそぼった五輪等はずいぶん古いものに見えた。
そばの立て札を読むと、南北朝時代 (1350年頃) に立てられたもので、波豆産石材では最も古いものとの事。
Nが一生懸命に写真を撮っていた。
境内の隅には小さな池がしつらえられ、可愛いピンクの梅が枝垂れている。
花のついていない枝先を見ると、透明な丸い水滴がいくつもブラ下がっていた。
しっとりとした緑のコケを背景に、水晶のように美しく輝く水滴。
カサを傾けてビショビショに濡れながら写真を撮った。
何もかも忘れ、(きれいだなぁ) と思いつつシャッターを押す。
上手く撮れていようがいまいが関係ない至福の時だ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
しばらくして辺りを見回すとNの姿がない。
表のハス池の辺りに出ると、山門近くまで下って菜の花を撮るNの姿が小さく見えた。
雨はいっこうに止む気配もなく降り続く。
黄色い菜の花畑の向こうを黒いアスファルトが横切り、その奥に広がる田畑のうしろには、雨でうすいグレーにけぶる山々が連なっている。
ボンヤリ眺めているうちに段々寒さが身にしみてきた。
服もズボンもずぶ濡れで手もかじかんでいる。
菜の花畑を撮り終えたNが境内に戻ってきたので急いでクルマに乗り込む。
ビッショリのジャンパーを脱いで助手席へ座りホッとひと息ついた。
長尾山トンネルを抜け、途中ケーキ屋さんに寄ってシュークリームを買う。
段々晴れてきて、家に帰りついた時には青空が見えていた。
春の雨もいいものだなと思った![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_rain.gif)
おわり![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
梅の枝に光る水滴が美しい。 クリック♪
きょうは天気予報どおりの雨。
きのうの初夏のような日差しが信じられない。
午前中ふぁみりい劇場の事務所に寄ったあと、どこか近場へ行く事になった。
こんな天気なので 「あいあいパーク」 にでも行こうかと山本へ向かう。
あいあいパーク ←クリック
山本の太鼓亭でお昼を済ませて外へ出ると雨が上がりかけていた。
せっかくなので、予定変更して西谷まで足を伸ばすことにする。
ところが長尾山トンネルを抜けた頃から雲行きが怪しくなり、間もなくザーザー降りとなった。
が、引き返すのもなんなのでそのまま行く事にする。
「道の駅 猪名川」 の途中にある 「普光寺」 に差しかかる。
大きなワラジのぶら下がる山門脇の畑に、黄色い菜の花が咲き乱れているのが見えた。
「ここで降りようか?」
「うん、そうしよう」
境内に着くと相変わらずの雨だ。
ジャンパーをはおり空色のカサをさしてクルマから降りる。
人影のない境内で、本堂の屋根や観音像がネズミ色に濡れて光っている。
ふと、そのそばにひっそりと佇む五輪等が目に入った。
今まで何度も来ているのに、きょう初めて気づいたのが不思議だった。
雨に濡れそぼった五輪等はずいぶん古いものに見えた。
そばの立て札を読むと、南北朝時代 (1350年頃) に立てられたもので、波豆産石材では最も古いものとの事。
Nが一生懸命に写真を撮っていた。
境内の隅には小さな池がしつらえられ、可愛いピンクの梅が枝垂れている。
花のついていない枝先を見ると、透明な丸い水滴がいくつもブラ下がっていた。
しっとりとした緑のコケを背景に、水晶のように美しく輝く水滴。
カサを傾けてビショビショに濡れながら写真を撮った。
何もかも忘れ、(きれいだなぁ) と思いつつシャッターを押す。
上手く撮れていようがいまいが関係ない至福の時だ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
しばらくして辺りを見回すとNの姿がない。
表のハス池の辺りに出ると、山門近くまで下って菜の花を撮るNの姿が小さく見えた。
雨はいっこうに止む気配もなく降り続く。
黄色い菜の花畑の向こうを黒いアスファルトが横切り、その奥に広がる田畑のうしろには、雨でうすいグレーにけぶる山々が連なっている。
ボンヤリ眺めているうちに段々寒さが身にしみてきた。
服もズボンもずぶ濡れで手もかじかんでいる。
菜の花畑を撮り終えたNが境内に戻ってきたので急いでクルマに乗り込む。
ビッショリのジャンパーを脱いで助手席へ座りホッとひと息ついた。
長尾山トンネルを抜け、途中ケーキ屋さんに寄ってシュークリームを買う。
段々晴れてきて、家に帰りついた時には青空が見えていた。
春の雨もいいものだなと思った
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_rain.gif)
おわり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)