※ きょうは動物園でなくこちらへ。
クリック。
きのうはNが大阪市高齢者将棋大会の仕事。
Nが背広姿になると金太郎が、「キンチャン、オルスバンネ」 「キンチャン、オルスバンヤナア」 と、何度も何度もくり返し言う。
私が出かける時も、「キンチャン、オルスバンネ」 「キンチャン、バイバイ」 「キェ~(寂しいときに出す声)」 を連発するのでツライ。
涼しくなったことだし、久しぶりにひとりで神戸へ行く。
なぜかムショウに動物に会いたくて王子公園駅で下車するが、あいにくこの日は動物園の定休日だった。
あ~あと思いつつ駅前に突っ立っていると、神戸県立美術館のチラシが目に入る。
(そーだ♪ ゲゲゲ展!!)
Sさんイチオシの水木しげる展で、期間は10月3日まで。
もう迷わず行くことに決めたが、どの道を行けばいいのかわからない。
ちょうど近くに立っていた、30歳くらいのジャージ姿の女性に尋ねる。
「この道をまっすぐに行って、あの橋を渡って右に折れて、一つ目の信号を左に曲がってズーッと真っ直ぐに行けば美術館ですよ」
「そうですか。 どのくらいかかりますか?」 と聞くと、ハタと困ったような顔をして
「あー・・・・けっこう遠いですよお」
「でも、歩いて行けますよね」
「ああ、まあ行けることは行けるんですけど・・・・」
体育会系な印象の女性は、なんとも困った表情で私の全身を見下ろす。
こんなマタニティ姿でポシェット肩掛けオバサンには辿りつけないのではないかと思ったのだろう。
「そんなに遠いんですか? 30分くらいかかりますか?」 と聞くと
「いや、30分はかからないですけど・・・20分くらい・・・いや、やっぱり初めてだし迷われるでしょうから・・・やっぱり30分はかかると思います」
でも、道順自体はわかりやすいし、それ以外に交通手段も無さそうだ。
「じゃあ、とりあえず行ってみます」 と言うと、いかにも体育会系な人らしく、「ハイッ! それじゃあ頑張って歩いてみてください!」 と、元気な声で送り出してくれた。
教えられたとおりに橋を渡ってしばらくすると、以前にも歩いたことがあるのを思い出した。
なんのことはない。
確か去年もこの道を通って美術館へ行っているのだ。
ほんとにボケだなあ・・・・。
途中のビルで割引入場券を買って美術館へ入る。
平日の昼前というのに結構な人だかりだ。
まずはメイン、“水木しげるの妖怪図鑑” から、88作品の原画を見る。
「里の妖怪」 「山の妖怪」 「水の妖怪」 と3つのジャンルに分けられた妖怪たちを、ぞろぞろと行列に混じって歩きながら見る。
絵も楽しいが、妖怪の出身地などが書いてある解説文もおもしろいので結構時間がかかる。
以下は、今回印象に残ったもの。
★里のエリア代表
「一反もめん」 人気ナンバーワン、鹿児島出身。
「うわん」 ひと声 「うわん!!」 と叫ぶだけの力士姿の妖怪。
「お歯黒べったり」
「けらけら女」
「くねゆすり」 生け垣をひどく揺すって驚かす妖怪。 単純度ナンバーワン。
「さがり」 榎や柿の大木にぶら下がる、胴体のない首だけの馬 (この絵は怖かった)
「袖引き小僧」 夕暮れなど、人の袖を引いては喜んでいる (可愛さナンバーワン)
「ぬらりひょん」 夕方、人々が忙しがっている時、どこからともなく家に入り、勝手にお茶を飲んだりキセルを吸ったりするが気づかれにくい(フシギ度ナンバーワン)
「ひとつめ小僧」 顔を見てアッと驚くと 「黙っていよ」 と制されるらしい。
「ぬりぼとけ」 手入れのされていない仏壇に現れる(まじめ度ナンバーワン)
★山のエリア代表
「油すまし」 名前のとおり、すました顔で立っている。
「キジムナー」 魚の片目だけくり抜いて食べるなど、ちょっとコワイ妖怪。
「木の子」 油断すると昼食をとられるが、木の棒を振り回すと退散する(弱さナンバーワン)
「山じじい」 歯が強く、サルの頭などもガリガリかじる。
★水のエリア代表
「あずき洗い」 ショリショリと小豆を研ぐ音だけが聞こえるらしい。
「おおだこの足」 愛媛の妖怪だが、ある女の冷たい仕打ちが原因で生まれた妖怪。
「川太郎」 気の毒さナンバーワン
「うしおに」 会いたくなさ100パーセント! コワイ!!
最後の “鬼太郎のひみつコーナー” も楽しかった。
鬼太郎が、メリーという南方の娘と結婚していたことを初めて知る。
こなきじじいと鬼太郎が将棋を指しているのも初めて見た(鬼太郎が左手で角を持って、右手に持った銀を振り上げている)
あと、鬼太郎の身長は130センチで体重は30キロだとか
目玉のお父さんは9センチ9ミリの33グラムで虫語を話せるとか
こなきじじいの体重は25キロ~2トンまでとか
ネコ娘は化け猫長屋の下宿にひとりで住んでいるとか(寂しそうだなあ)
その手前には井戸があって、そばに立っている学芸員の女性が、「井戸の中に向かって何か叫んでください」 と言う。
何を言おうか考えつかずにいると
「じゃあ、手をパチンと鳴らしてならしてください」 と言うので、両手を思いっきりパンッと叩くと
「ウォオオオオ~~~~ン」 という妙な音が響いた。
あまり面白くなかったが、「うわ~」 と、ちょっとだけビックリしたフリをする。
動物園が休みだったせいで、思いがけず有意義な時間を過ごせた。
美術館の売店で、水木しげるの好物という、菊水堂のやわらか焼きを買って帰宅。
帰宅すると、竹内三段が勉強に来ていた。
Nは6時半に帰宅。
夕食のあとHIROへ。
寝る前、先日購入したコチュジャンを使い、初挑戦の韓国風肉じゃがを作る。
おわり
クリック。
きのうはNが大阪市高齢者将棋大会の仕事。
Nが背広姿になると金太郎が、「キンチャン、オルスバンネ」 「キンチャン、オルスバンヤナア」 と、何度も何度もくり返し言う。
私が出かける時も、「キンチャン、オルスバンネ」 「キンチャン、バイバイ」 「キェ~(寂しいときに出す声)」 を連発するのでツライ。
涼しくなったことだし、久しぶりにひとりで神戸へ行く。
なぜかムショウに動物に会いたくて王子公園駅で下車するが、あいにくこの日は動物園の定休日だった。
あ~あと思いつつ駅前に突っ立っていると、神戸県立美術館のチラシが目に入る。
(そーだ♪ ゲゲゲ展!!)
Sさんイチオシの水木しげる展で、期間は10月3日まで。
もう迷わず行くことに決めたが、どの道を行けばいいのかわからない。
ちょうど近くに立っていた、30歳くらいのジャージ姿の女性に尋ねる。
「この道をまっすぐに行って、あの橋を渡って右に折れて、一つ目の信号を左に曲がってズーッと真っ直ぐに行けば美術館ですよ」
「そうですか。 どのくらいかかりますか?」 と聞くと、ハタと困ったような顔をして
「あー・・・・けっこう遠いですよお」
「でも、歩いて行けますよね」
「ああ、まあ行けることは行けるんですけど・・・・」
体育会系な印象の女性は、なんとも困った表情で私の全身を見下ろす。
こんなマタニティ姿でポシェット肩掛けオバサンには辿りつけないのではないかと思ったのだろう。
「そんなに遠いんですか? 30分くらいかかりますか?」 と聞くと
「いや、30分はかからないですけど・・・20分くらい・・・いや、やっぱり初めてだし迷われるでしょうから・・・やっぱり30分はかかると思います」
でも、道順自体はわかりやすいし、それ以外に交通手段も無さそうだ。
「じゃあ、とりあえず行ってみます」 と言うと、いかにも体育会系な人らしく、「ハイッ! それじゃあ頑張って歩いてみてください!」 と、元気な声で送り出してくれた。
教えられたとおりに橋を渡ってしばらくすると、以前にも歩いたことがあるのを思い出した。
なんのことはない。
確か去年もこの道を通って美術館へ行っているのだ。
ほんとにボケだなあ・・・・。
途中のビルで割引入場券を買って美術館へ入る。
平日の昼前というのに結構な人だかりだ。
まずはメイン、“水木しげるの妖怪図鑑” から、88作品の原画を見る。
「里の妖怪」 「山の妖怪」 「水の妖怪」 と3つのジャンルに分けられた妖怪たちを、ぞろぞろと行列に混じって歩きながら見る。
絵も楽しいが、妖怪の出身地などが書いてある解説文もおもしろいので結構時間がかかる。
以下は、今回印象に残ったもの。
★里のエリア代表
「一反もめん」 人気ナンバーワン、鹿児島出身。
「うわん」 ひと声 「うわん!!」 と叫ぶだけの力士姿の妖怪。
「お歯黒べったり」
「けらけら女」
「くねゆすり」 生け垣をひどく揺すって驚かす妖怪。 単純度ナンバーワン。
「さがり」 榎や柿の大木にぶら下がる、胴体のない首だけの馬 (この絵は怖かった)
「袖引き小僧」 夕暮れなど、人の袖を引いては喜んでいる (可愛さナンバーワン)
「ぬらりひょん」 夕方、人々が忙しがっている時、どこからともなく家に入り、勝手にお茶を飲んだりキセルを吸ったりするが気づかれにくい(フシギ度ナンバーワン)
「ひとつめ小僧」 顔を見てアッと驚くと 「黙っていよ」 と制されるらしい。
「ぬりぼとけ」 手入れのされていない仏壇に現れる(まじめ度ナンバーワン)
★山のエリア代表
「油すまし」 名前のとおり、すました顔で立っている。
「キジムナー」 魚の片目だけくり抜いて食べるなど、ちょっとコワイ妖怪。
「木の子」 油断すると昼食をとられるが、木の棒を振り回すと退散する(弱さナンバーワン)
「山じじい」 歯が強く、サルの頭などもガリガリかじる。
★水のエリア代表
「あずき洗い」 ショリショリと小豆を研ぐ音だけが聞こえるらしい。
「おおだこの足」 愛媛の妖怪だが、ある女の冷たい仕打ちが原因で生まれた妖怪。
「川太郎」 気の毒さナンバーワン
「うしおに」 会いたくなさ100パーセント! コワイ!!
最後の “鬼太郎のひみつコーナー” も楽しかった。
鬼太郎が、メリーという南方の娘と結婚していたことを初めて知る。
こなきじじいと鬼太郎が将棋を指しているのも初めて見た(鬼太郎が左手で角を持って、右手に持った銀を振り上げている)
あと、鬼太郎の身長は130センチで体重は30キロだとか
目玉のお父さんは9センチ9ミリの33グラムで虫語を話せるとか
こなきじじいの体重は25キロ~2トンまでとか
ネコ娘は化け猫長屋の下宿にひとりで住んでいるとか(寂しそうだなあ)
その手前には井戸があって、そばに立っている学芸員の女性が、「井戸の中に向かって何か叫んでください」 と言う。
何を言おうか考えつかずにいると
「じゃあ、手をパチンと鳴らしてならしてください」 と言うので、両手を思いっきりパンッと叩くと
「ウォオオオオ~~~~ン」 という妙な音が響いた。
あまり面白くなかったが、「うわ~」 と、ちょっとだけビックリしたフリをする。
動物園が休みだったせいで、思いがけず有意義な時間を過ごせた。
美術館の売店で、水木しげるの好物という、菊水堂のやわらか焼きを買って帰宅。
帰宅すると、竹内三段が勉強に来ていた。
Nは6時半に帰宅。
夕食のあとHIROへ。
寝る前、先日購入したコチュジャンを使い、初挑戦の韓国風肉じゃがを作る。
おわり