※2006イタリアボローニャ国際絵本原画展より
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きょうは病院の送迎日。
ちょっぴり涼しかったので、待ち時間を利用して先週行った夙川方面へ向かう。
「苦楽園」か「夙川」駅近辺に停めたかったのだが、どんどん通り越してしまって
結局「香櫨園」まで行ってしまった。
道路脇に、「大谷美術館」の案内板を見つけたので行ってみる事にする。
住宅街の中ほどにあるので、細い道や一方通行が多く、ずいぶんナンギして辿りついた。
大谷美術館は、確か10年ほど前に「ピーターラビット原画展」を見に来て以来だ。
閑静な住宅街の雰囲気がなつかしかった。
入り口には開館を待つ人達が並んで記念撮影などをしている。
(何をやっているんだろう・・)と見ると、《2006 イタリアボローニャ国際絵本原画展》の看板がかかっていた。
正直な気持ち、それほど興味をそそられたワケでは無かったが、せっかく来たので覗いてみる事にする。
このボローニャ原画展(1967年スタート)は、子どもの本とヤングアダルトの本の分野で最も大きな、最も重要な国際コンテストであるらしい。
今年は約60カ国から2500人の応募があり92名が入選。
プロアマ関係なく、イラストレーターなら誰でも応募出来るというのも、このボローニャ展の大きな特徴である。
さっそく作品を見て回る。
あっという間にカラフルでユーモアいっぱいの世界に引き込まれてしまった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
ドイツ、イタリア、フランス、日本、台湾、韓国、スペイン、イラン、ロシア・・・・
方々の国からの参加作品は、どれも独特なユーモアと情愛に満ち溢れており、
知らず知らずのうちに顔がほころんでしまう。
手法も、水彩、油彩はもちろん、ステンシル・エッチング・コラージュ・染色・CGなど色々。
今回特に気に入った作品はレナータ・ガッリオさん(伊)の『新入生』。
ロベルト・カターニさん(伊)の『赤ずきん』。
小原多恵子さんの『しましま』も可愛かった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_red.gif)
図録を買ったので、上手く撮れたら近いうちにアップしようかな・・・。
時間もあまり無かったので半分駆け足で何とか最後まで見る。
帰り、ポストカードやミニマグネットを買って急いで車に乗った。
広い道路に出るまで若干迷ったがなんとかクリアー。
11時ちょっと過ぎに病院へ到着。
きょうは私の夏休み最後の木曜なので、久しぶりに船坂の「アリス」へ食事に行く。
前回来た時はまだ所々雪の残る庭だったが、きょうはすっかり夏の庭のアリスだった。
相変わらず柔らかな物腰のご夫婦が迎えてくださる。
きょうの注文はビーフシチューセットとピザセット。
ビーフシチューと古代米の取り合わせというのが面白い。
ピザも、自家製の窯で焼いたという、とても香ばしくオイシイものだった。
デザートが出て来る頃、長い前掛けをつけたご主人がすぐ目の前の庭を指差して
「あそこの木に赤い実のようなものがなっているでしょ? あれは実ではなくて‘虫コブ’というものなんですよ」と言いながら
「アリス通信」という、HPをプリントアウトしたものを全員に配ってくれる。
ご主人の話によると・・・
目の前の木はクヌギの木で、赤い実のように見えるのは「虫コブ」と言って、タマバチが卵を産んで出来たものだとの事。
卵からかえったタマバチの幼虫は、コブの中で養分を摂りながらどんどん成長していくのだそうだ。
庭に出て近寄って見てみると、直径1ミリぐらいの小さな赤い実のような丸い粒が
クヌギの葉っぱという葉っぱに、みっしりとかたまってくっついている。
内心、(わぁ・・・ この手のシーンに弱い人なら失神ものだなぁ)と思いつつ一生懸命写真に撮った。
(この写真も後日公開の予定。 ちなみにNは帰宅後、この写真を全部削除してしまったようだ)。
それにしても、デザートを食べる我々にこういう話をニコヤカな表情でするシェフ夫妻も相当変わっている
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今度は <秋のアリス> が待ち遠しい・・・
おわり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)